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青井らだお

青井らだお

…大丈夫かな?

青井らだお

俺や、俺の周りが闇堕ちしていくお話だよ。

青井らだお

病んでたり重かったりするのが苦手だなーって人は気を付けてね〜

青井らだお

…で、これでいいのかな?

青井らだお

………

青井らだお

これ以上何も言われてないから分かんない…どうしよ

青井らだお

…まぁ始めていいか。

青井らだお

物語、始まりま〜す。

青井らだお

…はぁ。

暗闇の中1人ため息を吐く。

最近、俺の唯一の取り柄であるヘリさえも上手くいかなくなってきた。

それに後輩達も十分に育って俺の役割もなくなっていった。

俺は本当に警察を続けていて良いのだろうか。

もう俺はいらないのではないか。

青井らだお

…もう、辞めようかな…

日付がまた変わった頃。俺は退職届を署長室の机に置いていた。

青井らだお

…もう、引き返せないよね。

警察で持っていた銃も、手錠も、アーマーも。全て持ち出してしまっていた。

青井らだお

…好きに生きてみようかな

成瀬視点

成瀬力二

おはようございま〜す…

まだ無線で挨拶はせず皆の机を漁って回った。

強いて言うなら、悪戯だ。面白いものがあったらそれをネタに遊べるしで一石二鳥だ。

成瀬力二

ん〜案外無いな〜…流石に職場だし無いか。

成瀬力二

…ん?署長の机…なんか置いて…?

見慣れない封筒が置いてある。ふと気になって封筒を掴んだ。

成瀬力二

退職…届…!?は…?

その封筒に書かれていたのは『退職届』の3文字。

体験の居ない今、誰かが闇堕ちしたとしか考えられない。

そして妙に見た事のある筆跡。それ以上は考えたくないのに中身は見てみたくて。

成瀬力二

「俺が居なくても警察は回ると思います。後輩達は十分に育ちましたし、みんな優秀です。
ヘリは俺以外にも優秀な人は沢山居ます。
俺は俺自身が警察で必要か分からなくなりました。俺は俺が必要とされる場所を探しに行きます。
今までありがとうございました。」…!?

名は書いていない。いや、書いていなくても分かってしまう。

いつもならこの時間帯は出勤しているこの街で1,2を争うヘリのプロで俺の師匠。

成瀬力二

…ッ、なんで…なんで誰にも言わずに行っちゃうんすか…!

その封筒を元通りに机に置き直し、自分の机を漁った。

青井らだお

…案外、落ち着かないな…

警察の時は仕事ばかりでご飯や眠る時以外で大して休んでいないからだろうか。

体がソワソワしてなんとも言えない不安感を覚える。

青井らだお

…レギオンは、行けないよな。

白市民は勿論、警官も来るしギャングの人達も来る。

警官やギャング達に会いたくない俺にとっては行きたくのない場所。

適当な建物の間の路地裏をのんびりと歩いて回る。

青井らだお

…銃声、聞こえるな…

銃声が近くでなり続けているが未だに警官は来ていないようで。

サイレンが聞こえないので何かあったんだろう。分からないけど。

青井らだお

…何しよ。

???

犯罪でもするの?

青井らだお

ッ…へ?

耳元で聞きなれたイケボが聞こえる。

成瀬力二

らだお先輩、なんで誰にも言わずに警察辞めちゃうんすか。

青井らだお

成瀬…なんでここに、

俺が1番会いたくなかった内の1人、成瀬が拗ねたような表情で見つめてくる。

そして俺が問うと当たり前だと言うように笑った。

成瀬力二

そりゃあらだお先輩追い掛けてきたに決まってるじゃないすか!

青井らだお

俺…を…?

俺を追い掛けたと言って笑う成瀬はいつもと変わらない笑顔で。

成瀬力二

俺が警察を続けてた理由分かります?

青井らだお

………分からない。

言われて考える。成瀬は確かに性格上ギャングに向いているけれど。

それでも警察を続けた理由なんて知らない。

成瀬力二

この街を犯罪から守りたい…ってのも嘘じゃないですけど。

成瀬力二

本当はらだお先輩がいたからっすよ。

青井らだお

俺がいたから…?

成瀬力二

俺はギャングもやりたいですけどいざ闇堕ちするとなったら…

成瀬力二

らだお先輩が堕ちた時って決めてるんすよ。

そう言うと成瀬は俺に近寄ってきた。

成瀬力二

退職届、俺も出してきたんで。…一緒に堕ちますよ、俺は。

青井らだお

…成瀬は、それでいいの?

成瀬力二

?何がっすか?

嬉しそうにする成瀬に確認するとキョトンとして小首を傾げた。

青井らだお

わざわざ退職届を一緒に出してくるなんて…それで後悔はないの?って

成瀬力二

ありませんよ!俺が好きでらだお先輩について行ってるだけなんで!

ニコニコと満面の笑みを浮かべて引っ付いてくる。

子供のように抱きついて来る様子は可愛らしいとは思う。

成瀬力二

何処までもついて行きますよ、先輩

猫マンゴー視点

猫マンゴー

あれ、ラダオと成瀬居なイ…

いつも通り出勤してStateをチラ見すると何故からだおと成瀬がいなかった。

猫マンゴー

ナんか置いテないかな…

2人の机を探して何か手がかりがないか調べた。

猫マンゴー

あレ…?机が綺麗になっテる…

いつもあった書類の山はもうどこにもなくてライトが置いてあるだけになっていた。

猫マンゴー

どウいうこト…?

跳風兎凪

楽しんでいただけましたでしょうか。

跳風兎凪

VCR1からストグラを動画で追っていたのですが…

跳風兎凪

VCR2の2日目かららっだぁさんの配信を見続けておりました。

跳風兎凪

院長時代から闇堕ちを妄想していて、VCR2はとても有意義な時間となりました。

跳風兎凪

だからこそストグラで書かせていただいております。

跳風兎凪

既に完成された闇堕ちからのギャングボスまでの道のりは手を出すべきではないと判断しました。

跳風兎凪

ストグラは夢の街だからこそ沢山の世界線があります。

跳風兎凪

いつか本当にそうなることを夢見ながら執筆させていただきました。

跳風兎凪

現占ツク民兼pixiv民兼プリ小説民というなんともてんこ盛りな民ではございますが。

跳風兎凪

会話文より心の声の方が多めなのは圧倒的に占ツク民の歴が長いからなのでこれはこれでいいんじゃないでしょうか。

跳風兎凪

それでは僕はここでお暇させていただきます。

跳風兎凪

青井さんを迎えに行って来ますのでこの話はここで終了です。

跳風兎凪

それでは次の話でお会いしましょう。
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