青井らだお
青井らだお
青井らだお
青井らだお
青井らだお
青井らだお
青井らだお
青井らだお
青井らだお
青井らだお
暗闇の中1人ため息を吐く。
最近、俺の唯一の取り柄であるヘリさえも上手くいかなくなってきた。
それに後輩達も十分に育って俺の役割もなくなっていった。
俺は本当に警察を続けていて良いのだろうか。
もう俺はいらないのではないか。
青井らだお
日付がまた変わった頃。俺は退職届を署長室の机に置いていた。
青井らだお
警察で持っていた銃も、手錠も、アーマーも。全て持ち出してしまっていた。
青井らだお
成瀬視点
成瀬力二
まだ無線で挨拶はせず皆の机を漁って回った。
強いて言うなら、悪戯だ。面白いものがあったらそれをネタに遊べるしで一石二鳥だ。
成瀬力二
成瀬力二
見慣れない封筒が置いてある。ふと気になって封筒を掴んだ。
成瀬力二
その封筒に書かれていたのは『退職届』の3文字。
体験の居ない今、誰かが闇堕ちしたとしか考えられない。
そして妙に見た事のある筆跡。それ以上は考えたくないのに中身は見てみたくて。
成瀬力二
ヘリは俺以外にも優秀な人は沢山居ます。
俺は俺自身が警察で必要か分からなくなりました。俺は俺が必要とされる場所を探しに行きます。
今までありがとうございました。」…!?
名は書いていない。いや、書いていなくても分かってしまう。
いつもならこの時間帯は出勤しているこの街で1,2を争うヘリのプロで俺の師匠。
成瀬力二
その封筒を元通りに机に置き直し、自分の机を漁った。
青井らだお
警察の時は仕事ばかりでご飯や眠る時以外で大して休んでいないからだろうか。
体がソワソワしてなんとも言えない不安感を覚える。
青井らだお
白市民は勿論、警官も来るしギャングの人達も来る。
警官やギャング達に会いたくない俺にとっては行きたくのない場所。
適当な建物の間の路地裏をのんびりと歩いて回る。
青井らだお
銃声が近くでなり続けているが未だに警官は来ていないようで。
サイレンが聞こえないので何かあったんだろう。分からないけど。
青井らだお
???
青井らだお
耳元で聞きなれたイケボが聞こえる。
成瀬力二
青井らだお
俺が1番会いたくなかった内の1人、成瀬が拗ねたような表情で見つめてくる。
そして俺が問うと当たり前だと言うように笑った。
成瀬力二
青井らだお
俺を追い掛けたと言って笑う成瀬はいつもと変わらない笑顔で。
成瀬力二
青井らだお
言われて考える。成瀬は確かに性格上ギャングに向いているけれど。
それでも警察を続けた理由なんて知らない。
成瀬力二
成瀬力二
青井らだお
成瀬力二
成瀬力二
そう言うと成瀬は俺に近寄ってきた。
成瀬力二
青井らだお
成瀬力二
嬉しそうにする成瀬に確認するとキョトンとして小首を傾げた。
青井らだお
成瀬力二
ニコニコと満面の笑みを浮かべて引っ付いてくる。
子供のように抱きついて来る様子は可愛らしいとは思う。
成瀬力二
猫マンゴー視点
猫マンゴー
いつも通り出勤してStateをチラ見すると何故からだおと成瀬がいなかった。
猫マンゴー
2人の机を探して何か手がかりがないか調べた。
猫マンゴー
いつもあった書類の山はもうどこにもなくてライトが置いてあるだけになっていた。
猫マンゴー
跳風兎凪
跳風兎凪
跳風兎凪
跳風兎凪
跳風兎凪
跳風兎凪
跳風兎凪
跳風兎凪
跳風兎凪
跳風兎凪
跳風兎凪
跳風兎凪
跳風兎凪