ミーンミンミンミン…
コースケ
コースケは照りつける太陽から逃れるように、日陰に飛び込む。
リョータ
優雅に日陰を走っていたリョータが顔を歪める。
コースケ
そう嘆くのも無理ない。
温暖化で年々暑くなる気温。
さらに今日は今年でいちばん暑いと言っても過言ではない。
リョータ
コースケに合わせて自転車を押し始めたリョータが口を開く。
リョータ
コースケ
「ちー」と言うのはリョータの幼なじみだ。
同学年なのに登校日が違うとかあるのか?
リョータ
ははっと笑う顔はどこか寂しそうだ。
コースケ
リョータ
と、口で言いつつも顔が真っ赤になっている。
図星だな、コノヤロー。
コースケ
リョータ
ガララッ…!
コースケ
コースケ
リョータ
ナギサ
ナギサ
コースケ
リョータ
ミナちゃんは俺たちと同じクラスの女子だ。
そのミナちゃんが登校日が今日じゃないって言うことは…。
コースケ
リョータ
ナギサ
ナギサに鼻で笑われたことは無視して帰ることにした。
でも帰る前に違和感に気づいた。
コースケ
ナギサ
ナギサはキッとこっちを睨みつけた。
リョータ
ナギサ
ナギサはちーちゃんと同じクラスなはず…。
リョータ
そうなんだ。
今日は登校日のはずなのに生徒が俺たちとナギサの3人しか居ない。
ナギサ
ガラッ!
3人で頭を悩ませていたら扉が開いた。
カズキ
ヒロ
シホ
異様なメンツに目を見開いた。
バカで有名なカズキ。
学校一の不良と言われてるヒロ。
静かで人見知りなシホ。
絶対に合わないであろう3人が一緒に来たのだ。
コースケ
カズキ
シホ
リョータ
ピーンポーンパーンポーン
リョータの言葉を遮るように校内放送が始まった。
どーも、どーも!皆様お揃いですねぇ〜!
コースケ
教頭じゃない!誰だ…?
機械を使っているから、女なのか、男なのか分からない。
ヒロ
6人でいいんですよ〜?
リョータ
ふふっ…とーちょーき♡
リョータ
あ、あとカメラもどこかにあるからね〜!
ずっと見てるから〜
ヒロ
ドアは開かないよ?
ヒロ
帰ったらつまんないじゃん〜!
ガンッ!
ナギサ
でしょ?だから大人しく僕のゆうこと聞いてー!
コースケ
リョータ
乗り気だね〜コースケくん
コースケ
コースケ
ふふ、面白いね〜コースケくん
リョータ
ナギサ
カズキ
ヒロ
シホ
みんなも賛成かな?
コースケ
コースケ
怖いな〜わかったよ
君たちには
マルバツゲームをしてもらうよ
to be continued…
コメント
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うわぁ…神作きたぁあああああ