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プルルルル

綾上 燭

『優雅!お前、大丈…』

修羅魏 優雅

今……ど…こだ……?

綾上 燭

『お前、今にも死にそうな息してるけど……
大丈夫なんか?』

修羅魏 優雅

俺はいい………から……今どこ…

綾上 燭

『に、庭……』

修羅魏 優雅

(庭…)

優雅は空間の入口を開くと壊れ物を扱うようにルルを空間の外へ出した

ロート・ハウター

『る、ルル!!!
怪我だらけで………だ、大丈夫……?!』

修羅魏 優雅

怪我が……い…ちばん酷い……回復、させてあげて……くれ……

会話が一通り終わるとアスカは電話を切りスマホを優雅に返した

修羅魏 優雅

すまん…たす…かっ……た…

修羅魏 アスカ

優兄…さっきより辛そうだけど
大丈夫…?

優雅はさっきよりも荒い息で顔色も悪く辛そうだった

修羅魏 優雅

おう…大丈…

優雅は「大丈夫」と答えようとしたが突然ことばが止まった

修羅魏 アスカ

ゆ、優兄…?

優雅は顔を歪めながら自分の胸を抑えた

修羅魏 優雅

(痛い…胸が…っ
さっきのバーチャル化の反動…
ここまで来るのか…)

修羅魏 優雅

(使いこなせない力は…使わない方がいい…
でもサイキックとして任務に着くからには能力は必ず使わざるを得ない…)

修羅魏 優雅

(いつまでたっても使いこなせない…
やっぱ俺には…)

修羅魏 優雅

クソ…痛てぇ…

修羅魏 アスカ

優兄、大丈夫…?

修羅魏 アスカ

(優兄無理すると口悪くなるからな…)

修羅魏 優雅

俺は…大丈夫…
アスカは…?

修羅魏 アスカ

無傷だよ…優兄、ほんとに無理しないでね…?

修羅魏 優雅

してない…

修羅魏 優雅

(…ダメだ…痛みで意識…が…)

優雅はそのまま気を失った

修羅魏 アスカ

…!
優兄!

柊 莉桜

(優雅…)

柊 莉桜

アスカ!こっち頼む

修羅魏 アスカ

で、でも…優兄が…

柊 莉桜

気絶してるだけだ
まずはこっちを優先

修羅魏 アスカ

…分かりました

アスカは優雅を被害が及ばない場所まで移動させ莉桜たちの元へ向かった

朱希

おせぇぞアスカ
ブラコン

修羅魏 アスカ

ごめんなさい〜!
ブラコン言わないでください!
ブラコンじゃないです!

修羅魏 アスカ

…それより、状況はどんな感じですか?

アスカはガラリと雰囲気を変えて尋ねた

朱希

(優雅のことで頭にきてんのか…
まじこいつよく分かんねぇ…)

ディザイア

あまり敵の能力などはわかってないのよね…
わかるってことは見えない攻撃をしてくること

ディザイア

あぁでも、何故かノエルについている血のおかげで本体が見えなくなることはなくなったわ

修羅魏 アスカ

…なるほど…血液は…タールかな……

柊 莉桜

確かに、可能性は高いな

ルル

タールはこいつの能力把握してるのかなぁ〜…

柊 莉桜

あいつなら把握してそうだが…
今どこにいるかわからないからな…

修羅魏 アスカ

…とりあえず斬ってみます

アスカは鎌を勢い良く振るった

ノエルはそれを避けるとアスカの背後に回るがアスカはすぐそれに対応した

アスカの鎌はノエルの胴体を斬った

修羅魏 アスカ

…!

確かにノエルの体を斬ったはずだがノエルは無傷だった

修羅魏 アスカ

なんで…!

ディザイア

優雅と同じような感じかしら……

柊 莉桜

厄介だな…
優雅のバーチャル化のようにこいつも
体力消耗が激しければいいんだが…

朱希

んー…
そうだといいんだけど全く消耗してるようには
見えねぇんだよなぁ…

修羅魏 アスカ

…めんどくさいなぁ……

修羅魏 アスカ

でも…その分………

修羅魏 アスカ

殺し甲斐が…ありそうだねぇ

アスカの言葉と表情にその場の空気がピリついた

ルル

サイコパスアスカ登場だねぇ〜

だが、その空気はルルのその言葉ですぐに元に戻った

朱希

空気読めよ…

修羅魏 アスカ

ルルは相変わらずだね〜
それじゃあ魂霊ちゃん…いくよ…

アスカの掛け声に魂達が「キュー!」と返事をした

そのまま魂達はノエルに向かっていった

柊 莉桜

…よし、私達も行くぞ…

ディザイア

そうね

朱希

おう!

ルル

頑張るよ〜

30分後

朱希

くそっ…全然攻撃当たんねぇ…

朱希がそう呟いた時だった

ドシャッ!

柊 莉桜

…!

修羅魏 アスカ

…え

アスカたち全員がノエルを見つめた

突然ノエルは血を吹き出しながら倒れたのだ

グリム・リーパー

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