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こんにちはこんばんはおはようございます!

2月の初めくらいからずっと投稿してなくてすいません

実は親にスマホ没収されてしまって、ずっと投稿できない状態でした

さっきスマホ見つけてこっそり部屋に持ってきました☆

ちょくちょく投稿したりしなかったりしますので把握よろしくお願いします

自分の小説に出てくる記号意味

記号無し=セリフ ()=キャラが思ってること、考えてること (=音や行動 テキスト=キャラが考えてること、音

例です

寺川 癒月

あー

これはセリフです

寺川 癒月

(あー)

これはそのキャラが思っていること、考えてることです

寺川 癒月

(パッ

これは音や行動です

あー

これは主人公が思っていること、考えてることや音です

2月以前の小説では書いていません

把握よろしくお願いします

では本編どうぞ!

日差しが当たり、眩しくて目が覚める

起き上がって辺りを見渡すと、何か違和感を感じた

寺川 癒月

(俺、でっかいぬいぐるみ抱っこしてなかったっけ…?)

考えてもわからないので顔を洗いに洗面所に行く

冷たい水が顔を洗い流す

寺川 癒月

つっめた…

顔を拭いてリビングへと向かう

寺川 癒月

おは…

リビングに行くと滝長と香奈美さんが話していた

何か秘密の話をしているように感じ、言うのをやめた

悪いことだとわかっていても、影で2人の会話を少し聞いてしまった

滝長 泉

考えさせてくれるかな

荒木 香奈美

うん…!いつでも、いいからね!

滝長 泉

ありがと

会話はそこで終わってしまった

寺川 癒月

(何話してたんだ…?)

俺には関係のないことだと言い聞かせソファに向かった

滝長 泉

あ、おはよう

寺川 癒月

おはよう…

荒木 香奈美

(少し照れてる

香奈美さんは俺たちと離れたところで 嬉しいような恥ずかしいような顔をしていた

荒木 優

おっは☆

滝長 泉

っはよー

滝長 泉

飯作ってくれ

荒木 優

僕は母か

滝長 泉

作ってよお願いおかーさんー

荒木 優

はいはい作りますよ

寺川 癒月

量多くない…?

荒木 優

また作りすぎちった

滝長 泉

お前残ったの全部食え

荒木 優

拷問?

滝長 泉

時間やばくね?

寺川 癒月

寺川 癒月

やばいちょまッ

ガタッゴンッ

焦って立ち上がってる最中に走り出そうとして 見事に転んでしまった

滝長 泉

大丈夫か?

寺川 癒月

元気元気元気元気

滝長 泉

急がなくても車乗せてくから大丈夫だぞ

寺川 癒月

タスカリマス…

滝長 泉

はい着替えましょー

滝長が俺の手首を掴み2階へと引っ張っていった

着いたのはさっき俺と滝長が一緒に寝た部屋だった

滝長 泉

着替えるか

寺川 癒月

う、うん…?

何故同じ部屋なんだ?

少し戸惑ったが各々自分の着替えを持って部屋につくと滝長が話し始めた

滝長 泉

癒月

寺川 癒月

ん?

滝長 泉

…大変失礼なことなんですが

滝長 泉

着替えてるとこ見てていい?

寺川 癒月

…は?

3秒くらい硬直した後、俺はそう言った

何故見たいのだ、見てなんのメリットがある

滝長 泉

冗談だよ笑、ほら着替えてな

滝長はそう言うと部屋から出ていった

寺川 癒月

(ほんとに冗談か?)

疑問を抱きながら着替え始める

着慣れた制服は目を瞑ってても着れる自信がある

着替え終わりリビングに行くと 滝長がいつもよく学校で見かける姿になっていた

さっきまで私服だったからこっちの方が 断然落ち着く

滝長 泉

お、じゃあ行くか

寺川 癒月

うん…

微笑みながら言う滝長に何故か鼓動が少し早くなる

荒木 優

僕達も家に帰るわ

荒木 香奈美

そーだね

滝長 泉

了解

昨日の雨もすっかり止んで、足が地面につくたび ピチャピチャと音がする

荒木 優

お邪魔しましたー

荒木 香奈美

また来るねー!

滝長 泉

癒月はこっちの車で

目の前には自分が動くたび光がゆらゆらと 動く黒い車がある

滝長が車に入るのを見て自分も入る

寺川 癒月

おー…

家の車とは違う雰囲気に思わず声がもれる

滝長 泉

では出発

エンジンをかける音がし、車が動き出す

滝長 泉

いつもより早く着くなー…

寺川 癒月

早く着いたって損はない

滝長 泉

そうだな笑

水溜りを引き、車体に水飛沫が飛んでくる

寺川 癒月

俺車に水飛沫が当たるの見るの好きなんだよね

滝長 泉

わかる、永遠に見てられる

寺川 癒月

外を見ているとふと朝、滝長と香奈美さんが話していたのを 思い出し、どうしても知りたくなった

思い切って滝長に聞いた

寺川 癒月

朝、香奈美さんと話してたけど…何話してたの?

本当に聞いてよかったのかと少し後悔したが、滝長の 返事を待つ

滝長 泉

あー、あれは…

やっぱり聞かなければよかった

寺川 癒月

言いたくないならいいけど

目線を感じ滝長の方を見ると滝長が俺と道路を交互に見ながら言った

滝長 泉

結構知りたい?

知りたくないと言ったら嘘になるし、 もしかしたら教えてくれるのではと期待を胸にした

寺川 癒月

まぁ…

滝長 泉

まぁちょうど相談相手になるから教えてもいいか

嬉しいのと同時に相談ということを聞いてなんとなく察した

滝長があの時考えさせてくれるかと聞いていたこと

相談するような会話の内容

香奈美さんと滝長の距離が近いこと

以上のことを考えて、一つの言葉が浮かんだ

"告白"…

まさか告白された?いやでもそんなわけ…

いろんなことが頭の中をぐるぐると駆け巡り 結果、ひとまず滝長の相談内容を聞くことにした

滝長 泉

俺、告白されたんだよね香奈美に…

寺川 癒月

へ、へぇー…

やはりそうだった

声が少し震えた

告白されたなんて信じられなかった

信じたくなかった

自分でも滝長が告白されたことに悲しんでいる自分に驚く

滝長 泉

…ごめん癒月相談するまでもなかったわ

寺川 癒月

え…?

まさかOKするとか?

滝長 泉

断るわ

寺川 癒月

えっ

予想外の返事に驚いた

滝長 泉

はい、学校着いたぞー

寺川 癒月

あ、あぁ

戸惑いながらも車から出る

なんで断るのか、それは聞けなかった

なんだか聞いちゃいけない気がしたからだ

寺川 癒月

(でも気になる…)

寺川 癒月

うーん…

そう唸っていると誰かに肩を叩かれた

寺川 里江

何唸ってるの〜

寺川 癒月

考え事

寺川 里江

恋愛系?

寺川 癒月

…まぁ?

寺川 里江

へぇ〜(ニヤニヤ

妹の里江(りえ)はニヤニヤしながら俺を見る

寺川 癒月

なんだよ

寺川 里江

お兄ちゃんついに好きな人ができたとか〜?

好きな人と聞かれて1番に思いついたのは滝長だった

なんで滝長が思いついたのか、俺が滝長のことが好きだから…?

寺川 癒月

ち、違うし…/

寺川 里江

寺川 里江

反応ガチのやつじゃん

寺川 癒月

はいはいうるさいうるさいじゃあな

寺川 里江

え待ってよー

俺は廊下を走っていった

とにかく誰もいないところに行きたかった

滝長 泉

廊下を走ってはいけませんよー

滝長 泉

癒月君

寺川 癒月

げっ

今滝長に会ったら意識してしまいそうで嫌だ

滝長 泉

げって酷くない?

滝長 泉

…癒月好きな人ができたのか?

寺川 癒月

え、な、なんでッ?

滝長 泉

さっきの会話聞いてた

寺川 癒月

いるなら言えよー…

滝長 泉

で、その人って?

なんだか滝長が怒っているような気がした

何故怒っているのかはわからないけど、言わなきゃいけない気がした

でも俺が滝長のことを本当に好きなのかわからなくて 言うのをやめた

寺川 癒月

…滝長が知ってどうするの

滝長 泉

返答次第でどうするか変わる

もし俺が滝長のことが好きだとしても 絶対叶わない

寺川 癒月

そういえばさっき香奈美さんの告白断るって言ってたけどな、なんでー?

俺はただ話を変えることしか出来なかった

滝長 泉

え、えっとねー

滝長 泉

もう好きな人がいたんだけど、絶対結ばれないからさ
だからもういっそのことって思ってたんだけど…

滝長 泉

やっぱり諦めない方がいいかなって

寺川 癒月

その好きな人って誰?

滝長 泉

…ここじゃ言えないから…
来て

寺川 癒月

おわッ

滝長が俺の手を引いた

着いたのは誰も通らないような廊下の奥にある空き教室だった

寺川 癒月

で…その人って誰なッ

言っている途中で俺の両手の指の間に滝長の指が入っていった

そのまま俺は壁に背中をつけられた

恋人繋ぎと壁ドンを同時にやられ、パニックになっている俺に 追い討ちをかけるように滝長が言った

滝長 泉

お前。癒月が好き

寺川 癒月

へあッ⁉︎//

一瞬で顔が赤くなり、急いで下を向く

寺川 癒月

(嘘嘘嘘嘘ッ⁉︎//)

心臓の音が大きくなっていく

聞こえるのは心臓の音と微かな呼吸音

滝長 泉

…はぁ

滝長 泉

本当は今すぐにでも襲ってやりたいってのに…

滝長がそう呟くと俺の鼓動はさらに大きくなっていった

滝長 泉

キスくらいなら…

キスしているのを想像するだけで限界だ

滝長 泉

癒月

寺川 癒月

(ビグッ

滝長 泉

顔あげて

ゆっくりと顔をあげると滝長と目が合う

寺川 癒月

(俺今から滝長ときききき、キスするの…⁉︎)

嫌ではない、でも心の準備が整っていない

顔が近くなっていく、俺の鼓動はさらに大きくなっていく

すると目の前がゆらゆらと動いていった

意識がもうろうとする

気づけば俺は気絶していた

目を覚ますと見慣れた風景が目に入った

滝長 泉

おはよ

滝長と目が合うと空き教室でのことを思い出してしまった

寺川 癒月

うぁ…ッ//

滝長 泉

…さっきのごめんな。教師失格だわ…笑

滝長 泉

えっと返事…は別にしなくていいよ

告白の返事、それを聞いて俺はとっさに言ってしまった

寺川 癒月

好きッ

滝長 泉

寺川 癒月

ぁ…

徐々に顔が赤くなっていく

滝長 泉

それ、本当…?

下を向きながら小さく頷く

寺川 癒月

(なんで言っちゃったんだよッッ)

空き教室でのことで自覚してしまった

あの時、俺は嫌じゃなかった というか嬉しかったのだろう

きっとそれ以上のことをされても嬉しくなる

滝長 泉

もう本当ッ…

滝長 泉

やめろよなッ…もっと我慢できなくなるじゃんか…笑

寺川 癒月

…言わない方がよかった…?

滝長 泉

んなわけ

滝長 泉

嬉しいよ。すっごく

滝長 泉

…ダメだぁ。今襲ってい?

寺川 癒月

何言ってんだよッ/

寺川 癒月

…そういうのは俺が卒業したあとに…して、ください…/

寺川 癒月

その…俺が卒業したら、好きに、して、いいと、言うか…//

自分で言って恥ずかしくなる

のちに俺はこれを言ったのをとても後悔するだろう

滝長 泉

あと卒業まで数ヶ月だけど大丈夫?笑俺すぐ襲うぞ?

寺川 癒月

短い方がいいんだよ…長かったら俺、飽きられちゃうかもしれないし…/

滝長 泉

はぁ…もう本当…/

滝長 泉

あ"あ“あ"あぁぁぁ

滝長 泉

可愛い奴めッッ

寺川 癒月

ちょちょちょw髪ッ

 俺の頭を勢いよく撫で続けられる

滝長 泉

さっきのこと、取り消しとか言うなよ。絶対な

寺川 癒月

うん。絶対

滝長 泉

ふっwさ、授業だぞーッ

寺川 癒月

めんどいぃ

滝長 泉

ほら頑張れ頑張れ

静かな保健室でセミの鳴き声が聞こえる

いつもは鬱陶しかった暑さも、肌にくっついた制服も セミの鳴き声も

今なら嫌じゃない

世界中の何よりも好きな人ができたから

今この時が1番__

寺川 癒月

めっちゃ楽しい!

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