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主
主
主
主
主
自分の小説に出てくる記号意味
記号無し=セリフ ()=キャラが思ってること、考えてること (=音や行動 テキスト=キャラが考えてること、音
主
寺川 癒月
主
寺川 癒月
主
寺川 癒月
主
あー
主
主
主
主
日差しが当たり、眩しくて目が覚める
起き上がって辺りを見渡すと、何か違和感を感じた
寺川 癒月
考えてもわからないので顔を洗いに洗面所に行く
冷たい水が顔を洗い流す
寺川 癒月
顔を拭いてリビングへと向かう
寺川 癒月
リビングに行くと滝長と香奈美さんが話していた
何か秘密の話をしているように感じ、言うのをやめた
悪いことだとわかっていても、影で2人の会話を少し聞いてしまった
滝長 泉
荒木 香奈美
滝長 泉
会話はそこで終わってしまった
寺川 癒月
俺には関係のないことだと言い聞かせソファに向かった
滝長 泉
寺川 癒月
荒木 香奈美
香奈美さんは俺たちと離れたところで 嬉しいような恥ずかしいような顔をしていた
荒木 優
滝長 泉
滝長 泉
荒木 優
滝長 泉
荒木 優
寺川 癒月
荒木 優
滝長 泉
荒木 優
滝長 泉
寺川 癒月
寺川 癒月
ガタッゴンッ
焦って立ち上がってる最中に走り出そうとして 見事に転んでしまった
滝長 泉
寺川 癒月
滝長 泉
寺川 癒月
滝長 泉
滝長が俺の手首を掴み2階へと引っ張っていった
着いたのはさっき俺と滝長が一緒に寝た部屋だった
滝長 泉
寺川 癒月
何故同じ部屋なんだ?
少し戸惑ったが各々自分の着替えを持って部屋につくと滝長が話し始めた
滝長 泉
寺川 癒月
滝長 泉
滝長 泉
寺川 癒月
3秒くらい硬直した後、俺はそう言った
何故見たいのだ、見てなんのメリットがある
滝長 泉
滝長はそう言うと部屋から出ていった
寺川 癒月
疑問を抱きながら着替え始める
着慣れた制服は目を瞑ってても着れる自信がある
着替え終わりリビングに行くと 滝長がいつもよく学校で見かける姿になっていた
さっきまで私服だったからこっちの方が 断然落ち着く
滝長 泉
寺川 癒月
微笑みながら言う滝長に何故か鼓動が少し早くなる
荒木 優
荒木 香奈美
滝長 泉
昨日の雨もすっかり止んで、足が地面につくたび ピチャピチャと音がする
荒木 優
荒木 香奈美
滝長 泉
目の前には自分が動くたび光がゆらゆらと 動く黒い車がある
滝長が車に入るのを見て自分も入る
寺川 癒月
家の車とは違う雰囲気に思わず声がもれる
滝長 泉
エンジンをかける音がし、車が動き出す
滝長 泉
寺川 癒月
滝長 泉
水溜りを引き、車体に水飛沫が飛んでくる
寺川 癒月
滝長 泉
寺川 癒月
外を見ているとふと朝、滝長と香奈美さんが話していたのを 思い出し、どうしても知りたくなった
思い切って滝長に聞いた
寺川 癒月
本当に聞いてよかったのかと少し後悔したが、滝長の 返事を待つ
滝長 泉
やっぱり聞かなければよかった
寺川 癒月
目線を感じ滝長の方を見ると滝長が俺と道路を交互に見ながら言った
滝長 泉
知りたくないと言ったら嘘になるし、 もしかしたら教えてくれるのではと期待を胸にした
寺川 癒月
滝長 泉
嬉しいのと同時に相談ということを聞いてなんとなく察した
滝長があの時考えさせてくれるかと聞いていたこと
相談するような会話の内容
香奈美さんと滝長の距離が近いこと
以上のことを考えて、一つの言葉が浮かんだ
"告白"…
まさか告白された?いやでもそんなわけ…
いろんなことが頭の中をぐるぐると駆け巡り 結果、ひとまず滝長の相談内容を聞くことにした
滝長 泉
寺川 癒月
やはりそうだった
声が少し震えた
告白されたなんて信じられなかった
信じたくなかった
自分でも滝長が告白されたことに悲しんでいる自分に驚く
滝長 泉
寺川 癒月
まさかOKするとか?
滝長 泉
寺川 癒月
予想外の返事に驚いた
滝長 泉
寺川 癒月
戸惑いながらも車から出る
なんで断るのか、それは聞けなかった
なんだか聞いちゃいけない気がしたからだ
寺川 癒月
寺川 癒月
そう唸っていると誰かに肩を叩かれた
寺川 里江
寺川 癒月
寺川 里江
寺川 癒月
寺川 里江
妹の里江(りえ)はニヤニヤしながら俺を見る
寺川 癒月
寺川 里江
好きな人と聞かれて1番に思いついたのは滝長だった
なんで滝長が思いついたのか、俺が滝長のことが好きだから…?
寺川 癒月
寺川 里江
寺川 里江
寺川 癒月
寺川 里江
俺は廊下を走っていった
とにかく誰もいないところに行きたかった
滝長 泉
滝長 泉
寺川 癒月
今滝長に会ったら意識してしまいそうで嫌だ
滝長 泉
滝長 泉
寺川 癒月
滝長 泉
寺川 癒月
滝長 泉
なんだか滝長が怒っているような気がした
何故怒っているのかはわからないけど、言わなきゃいけない気がした
でも俺が滝長のことを本当に好きなのかわからなくて 言うのをやめた
寺川 癒月
滝長 泉
もし俺が滝長のことが好きだとしても 絶対叶わない
寺川 癒月
俺はただ話を変えることしか出来なかった
滝長 泉
滝長 泉
滝長 泉
寺川 癒月
滝長 泉
寺川 癒月
滝長が俺の手を引いた
着いたのは誰も通らないような廊下の奥にある空き教室だった
寺川 癒月
言っている途中で俺の両手の指の間に滝長の指が入っていった
そのまま俺は壁に背中をつけられた
恋人繋ぎと壁ドンを同時にやられ、パニックになっている俺に 追い討ちをかけるように滝長が言った
滝長 泉
寺川 癒月
一瞬で顔が赤くなり、急いで下を向く
寺川 癒月
心臓の音が大きくなっていく
聞こえるのは心臓の音と微かな呼吸音
滝長 泉
滝長 泉
滝長がそう呟くと俺の鼓動はさらに大きくなっていった
滝長 泉
キスしているのを想像するだけで限界だ
滝長 泉
寺川 癒月
滝長 泉
ゆっくりと顔をあげると滝長と目が合う
寺川 癒月
嫌ではない、でも心の準備が整っていない
顔が近くなっていく、俺の鼓動はさらに大きくなっていく
すると目の前がゆらゆらと動いていった
意識がもうろうとする
気づけば俺は気絶していた
目を覚ますと見慣れた風景が目に入った
滝長 泉
滝長と目が合うと空き教室でのことを思い出してしまった
寺川 癒月
滝長 泉
滝長 泉
告白の返事、それを聞いて俺はとっさに言ってしまった
寺川 癒月
滝長 泉
寺川 癒月
徐々に顔が赤くなっていく
滝長 泉
下を向きながら小さく頷く
寺川 癒月
空き教室でのことで自覚してしまった
あの時、俺は嫌じゃなかった というか嬉しかったのだろう
きっとそれ以上のことをされても嬉しくなる
滝長 泉
滝長 泉
寺川 癒月
滝長 泉
滝長 泉
滝長 泉
寺川 癒月
寺川 癒月
寺川 癒月
自分で言って恥ずかしくなる
のちに俺はこれを言ったのをとても後悔するだろう
滝長 泉
寺川 癒月
滝長 泉
滝長 泉
滝長 泉
寺川 癒月
俺の頭を勢いよく撫で続けられる
滝長 泉
寺川 癒月
滝長 泉
寺川 癒月
滝長 泉
静かな保健室でセミの鳴き声が聞こえる
いつもは鬱陶しかった暑さも、肌にくっついた制服も セミの鳴き声も
今なら嫌じゃない
世界中の何よりも好きな人ができたから
今この時が1番__
寺川 癒月