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星野アクア

なんで逃げ出すのさ

星野 ルビー

私ダンス下手だから

星野 ルビー

っていうかした事ない

星野アクア

あん?

星野アクア

いつも部屋に閉じこもって遊んでたのか?

星野アクア

現代っ子めまぁ俺もダンスやった事ないけどな

星野 ルビー

前世の自分さりなを思い出す

星野 ルビー

まぁだいたいそんな感じ

星野 ルビー

何度か挑戦したけど出来なかった

星野 ルビー

運動は出来る気がしない

星野アクア

これまでの事は知らんけどそれでいいの?

星野アクア

お前の人生これから長いんだぞ

奥のガラスが鏡だと思ってください

星野 ルビー

よたよあたあた

星野 ルビー

おわっ

ステン

星野 アイ

あれ?ダンスの練習?

星野 アイ

じゃあママも一緒にやろーっと

星野 アイ

今度ライブで昔の曲やるから練習しないと

星野 ルビー

(あっこの曲)

星野 ルビー

ママそこの振りちょっと変

星野 ルビー

武道館の時もっと手高かったよ

星野 アイ

あれーもしかして私のライブ映像観たの?

星野 アイ

よく覚えてるねー

星野 ルビー

(当たり前だよ)

星野 ルビー

(ママのライブ映像は何百いや何千回も観た)

星野 ルビー

(振りだって全部覚えてる)

星野 アイ

どんなだっけ

星野 ルビー

ここの時はもっと

こてん

星野 アイ

(ルビーの動き方なんか倒れる準備してるみたい)

星野 ルビー

(だっていつも倒れてばかりで)

星野 ルビー

(受け身とらないと怪我するから)

星野 アイ

転ぶの恐れたらもっと絡んじゃうものなんだよ

星野 アイ

もっと堂々と胸張って立つの

星野 アイ

大丈夫だよ

星野 アイ

ママを信じて

星野 ルビー

(私の人生はその殆どを病室で終えた)

星野 ルビー

(体は不自由で言う事を聞かず立ち上がる事すらままならぬ中で)

星野 ルビー

(ひたすらに憧れ続けた振りだって全部覚えてる)

星野 ルビー

(ママのかっこいい動きは全部脳裏に刻まれてる)

星野 ルビー

(あの光は全部網膜に焼き付いてる)

星野 ルビー

(私の光あんな風に動けたら)

星野 ルビー

(あんな風に自由にもっと)

星野 ルビー

(もっと動けもっと私の身体)

星野 ルビー

(あぁ私も踊っていいんだ)

陰から

星野アクア

ふっうまいじゃんルビーこれならルビーの未来は安泰だな

星野アクア

(こいつ演技も上手いよなダンスのセンス)

星野アクア

(そして母親ゆずりのルックス)

星野アクア

(怖い想像をしてしまった)

星野 アイ

うーんどうしてなんだろ

星野 アイ

四年前からずーっと電話に出てくれない

星野 アイ

やっぱりアレのことで怒っちゃってるのかな

星野 アイ

でも子供達に一回くらい顔見せてあげたいしなぁ

星野 アイ

(仕事は順調フォロワーも100万人を超えた)

星野 アイ

(世間は私を見てくれている)

斉藤 壱護

全く酒がうめぇな

斉藤 壱護

ほれ新居祝いの酒だ飲め飲め

星野 アイ

わー森伊蔵だー

斉藤 ミヤコ

駄目ですよ

斉藤 ミヤコ

アイさんが二十歳になるのは来週もうちょっと我慢して下さい

斉藤 壱護

あーそうだったそうだった

斉藤 壱護

アイが主演のドラマも視聴率上々

斉藤 壱護

B小町全体の仕事もびっちり埋まって

斉藤 壱護

いよいよ来週はドームだ

斉藤 壱護

がははっ

星野 アイ

社長上機嫌だねー

斉藤 壱護

社長はね自分の育てたアイドルをドームに連れてくのが夢だったのよ

斉藤 ミヤコ

社長だけじゃなくて社員皆の夢でもあるけど

星野 アイ

そんなにドームって凄いの?

斉藤 ミヤコ

他の箱とは意味合いが違うのよ

斉藤 ミヤコ

専門の会社挟まないと枠すら押さえられないし

斉藤 ミヤコ

大人数の観客を捌けるスタッフの練度や実績ドームに相応しいあーてぃすとか厳重な審査がある

斉藤 ミヤコ

長い時間とスタッフの努力が必要な会場なのお金があればできる場所じゃない

斉藤 ミヤコ

選ばれた一握りのアーティストだけが上れる舞台

斉藤 ミヤコ

ドームは皆の夢なのよ

星野 アイ

へぇー

星野 アイ

(私が売れると皆が喜ぶだから私も嬉しそうにする)

斉藤 壱護

大事な時期だスキャンダルなんて無いように

斉藤 壱護

くれぐれも男の影をチラつかせるなよ

星野 アイ

もちろん

星野 アイ

(私は嘘吐き考えるより先にその場に沿った事を言う)

星野 アイ

(自分でも何が本心で何が嘘なのか分からない)

星野 ルビー

ママー

星野アクア

社長お酒臭っ

星野 アイ

んーよしよし

星野 アイ

(私は昔から何かを愛すのが苦手だ)

星野 アイ

(こんな私は到底アイドルなんて向いて無いと思ってた)

星野 アイ

スカウトって言うから何かと思えば

星野 アイ

アイドル?私が?

星野 アイ

笑っちゃう話だね

星野 アイ

(抹茶ラテの餌に釣られて突然声を掛けて来たおじさんの話を聞いてあげることになったけど)

斉藤 壱護

今うちの事務所で中学生モデル達でユニットを組もうとしてる所だな君ならセンターも狙えると思う

星野 アイ

興味無いです

斉藤 壱護

いや絶対向いてる保証する

星野 アイ

止めといた方がいいと思うよ

星野 アイ

私施設の子だし

星野 アイ

私片親なんだけど小さい頃にお母さん窃盗で捕まっちゃってその間施設に預けられて

星野 アイ

でもお母さん釈放されても迎えに来てくれなかったんだぁ

星野 アイ

(ちょっと脅かせばスカウトさんにお引き取りいただけると思った)

星野 アイ

まぁ良いんだけどね殴られるより施設の方がましに思えるし

星野 アイ

人を愛した記憶も愛された記憶も無いんだ

星野 アイ

そんな人にアイドルなんてできないでしょ

星野 アイ

(私の抱いてるアイドルのイメージって笑顔を振りまいて皆を笑顔にする純粋な存在)

星野 アイ

(嘘吐きで人嫌いの私とは真逆到底向いてないと思ったから)

星野 アイ

こんな私はきっとファンを愛せないしファンからも愛されないよ

斉藤 壱護

良いんじゃねえの

斉藤 壱護

そもそも普通の人間に向いてる仕事じゃないし

斉藤 壱護

そう言う経験も個性じゃん?

星野 アイ

でっでも

星野 アイ

アイドルって皆愛してるぞーとか言うじゃん

星野 アイ

私が言ったら嘘に

斉藤 壱護

嘘で良いんだよ

斉藤 壱護

むしろ客は綺麗な嘘を求めてる嘘を吐けるのも才能だ

斉藤 壱護

良いじゃねえかこいてけこいてけ

星野 アイ

良いの?

星野 アイ

嘘でも愛してるなんて言って良いの?

斉藤 壱護

(おっ良い顔になって来たな)

斉藤 壱護

色々言ってはいるけど本当は君も人を愛したいって思ってるんじゃないか?

斉藤 壱護

やり方がわからないだけでその対象が見つからないだけで

斉藤 壱護

可愛く歌って踊っていればそれだけでファンに対する愛情表現だ

斉藤 壱護

アイドルになれば愛してるなんて言葉は歌詞の中に幾らでも入ってる

斉藤 壱護

それに皆愛してるって言ってる内に嘘が本当になるかもしれん

星野 アイ

(嘘が本当にその言葉を聞いて私はアイドルになる事を決めた)

星野 アイ

(私は誰かを愛したい愛する対象が欲しかった)

星野 アイ

(アイドルになればファンを愛せると思った)

星野 アイ

(心の底から愛してるって言ってみたくて愛してるって嘘を振り撒いてきた)

星野 アイ

ルビーアクア

星野 アイ

(母親になれば子供を愛せると思った)

星野 アイ

(私はまだ子供達に愛してるって言った事がない)

星野 アイ

(その言葉を口にした時もしそへが嘘だと気付いてしまったらそう思うと怖いから)

星野 アイ

(だから私は今日も嘘を吐く)

星野 アイ

(嘘が本当になる事を信じて)

星野 アイ

(今日のドーム公演が終わったら言うんだ心の底から愛してるって)

だけどこの判断は間違えだったもっと早くに言っておけば何百回、何千回、何万回も私は後悔した

ピーンポーン

星野 アイ

ん?

星野 アイ

社長かな?

星野 ルビー

ママァ私も行く

星野 アイ

そうだねえルビーは甘えん坊だもんね

ガチャッ

星野 アイ

ん?

星野 ルビー

ん?

斉藤 壱護

ほら行くぞアイ

斉藤 壱護

二回ほどリハーサルをするから出るぞ

星野 アイ

あっ社長

星野 アイ

はーい

斉藤 壱護

ルビー多分10分後にミヤコが来るからそれまでお利口にお留守番しておけよ

ルビーの頭を撫でる

星野 アイ

アクアもルビーもお利口にしててね

星野アクア

うーんうん(寝ぼけてる)

星野 ルビー

うんママ大好き

星野 アイ

じゃあまたドーム公演で会おうねぇ

星野アクア

うんニパー

星野 ルビー

うんニコ–

星野 アイ

うーんやっぱり私の子供は可愛い

もしかするとこの時の判断が駄目だったのかもしれないもしこの時に連れて行っていればこんなにも苦しむことも後悔することも無かったのに

ガチャン

星野 ルビー

はぁー楽しみだねアクア

星野アクア

そうだなルビー

ピーンポーン

星野 ルビー

あれ?ミヤコさんかな

星野アクア

アイが出てそんなに経ってないけどまぁ大丈夫かな

私はこの時のもっともっと冷静でいればあんな惨劇は起きなかったのに

星野 ルビー

はーい

星野アクア

(ん?本当にミヤコさんなのか?ミヤコさんなら鍵を持ってるはず)

星野アクア

ルビーまっ

星野 ルビー

ん?

下の鍵は無情にもガチャンと音を立ててしまう

次の瞬間

高階 秀善

ふーん本当にここがアイの家なの?

伏星 流御亜

あぁ合ってるはずだ

伏星 流御亜

いるなら扉を壊して入るいなければ諦めるしかないか

その音は聞こえてしまう

ガチャン

伏星 流御亜

ん居るやれ

高階 秀善

はいよふん

思いっきしドアを蹴るが一発では壊れない

高階 秀善

なっ硬いなこの扉

伏星 流御亜

ちっ俺は動画を撮りながら殺す声はもう出すな

高階 秀善

ドゴン

星野アクア

っつ

星野アクア

ルビー急いで警察と119に電話をしろ

星野 ルビー

うっうん

ルビーはリビングに戻り電話をする

それはとてもとても冷たい空気が部屋に入るそれよりも早く壊れる音が広がる

伏星 流御亜

(見つけたァァァァァァァァ)

星野アクア

っく

星野アクア

まずっ

相手は凶器ナイフを持っている

星野アクア

ガッ

アクアの体に冷たい銀線が入る

星野アクア

ゴフッ

伏星 流御亜

(ちっアイはいねぇのか)

伏星 流御亜

(なら餓鬼だ)

星野アクア

っぐっやめっ

伏星 流御亜

(黙れ)

もう一撃がアクアの体に刺さる

星野アクア

がっぁ

パリーン

ガラス製の扉は蹴り飛ばされたアクアの体で粉砕する

星野アクア

うっ

星野 ルビー

お兄ちゃん

星野アクア

るっ・・び・・に・・・げっろ

伏星 流御亜

ニター

ルビーに向かって走る

星野 ルビー

ひっ

星野アクア

っやめろーっ

アクアは限界のはずの体を動かし狂人を止める

伏星 流御亜

(まずい警察に連絡されてるなこれここにつくのに5分か猶予は意外とあるな)

伏星 流御亜

(っくそっがっこのクソ餓鬼がぁぁぁ)

伏星 流御亜

星野アクア

っつ

アクアにナイフが走る

星野アクア

くっ

ドスッドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドス

狂人は4分間の間アクアを刺し続けた

星野アクア

(あっだめだ)

星野 ルビー

お兄ちゃんやめてっ

ルビーは逃たいが奴の位置が悪すぎる

星野 ルビー

どう逃げれば

伏星 流御亜

はぁはぁ(今何分だ4分も経ってるのかまずいな怒りに身を任せすぎた)

伏星 流御亜

(死ねっ)

星野 ルビー

星野アクア

ふぅふぅ

アクアは限界の先の極限の力を使い足を掴んだが無情にも

伏星 流御亜

ズバッ

星野 ルビー

かあっ

ルビーは切られるだが想定よりもはるかに浅い

伏星 流御亜

(まずい逃げるのは30秒あれば行けるがあと20秒でどう女を殺す)

伏星 流御亜

(いやあれは多分助からない体が小さいからなならこっちを本気で殺す)

伏星 流御亜

(死ねっこのくそガキが)

星野アクア

相手は床ごとアクアを抉り切る

星野アクア

あっ

アクアの体は上下で分断された

ウーーーーッ

伏星 流御亜

(っ警察かならこのポケットカメラを置いておくか俺は絶対に写っていない)

星野アクア

星野 ルビー

かっあ

ガチャッ

星野アクア

るっびっ

アクアはまだ動くそしてルビーの手を掴む

星野アクア

ルビー(どうせ無理なんだなら喋ろう)

星野 ルビー

あっくはぁ

星野アクア

るびっだ・・い・じょ・・う・・ぶ・・だ

星野 ルビー

喋っ

星野アクア

る・・びこ・・そ・・しゃ・・べるな

星野アクア

こん・・かいの・・・は・・んにん・はた・・ぶん・・ふた・・り・・だ

星野 ルビー

なん・・で・・わか・・るの

星野アクア

そ・・れは・・ヤツに・・けら・・れて・・・わかっ・・た・・やつ・・のけり・・・じゃ・・に・・はつ・・で・・・と・・びらを・・こ・・わせない

星野アクア

る・・び・・は・・死ぬ・・なよ

星野 ルビー

どう・・・して・・さいご・・みたい・・な・・こと・・いう・・の

星野アクア

だい・・・じょう・・ぶ・・だ・・おれ・・は・・た・・ぶん・・・しばらく・・・ねる・・こと・・にな・・・る・・だから・・おれよ・・り

星野アクア

け・・いしょ・・うな・・るびー・・に・・いいた・・・いんだ

星野 ルビー

わか・・・った・・から・・死な・・ないで

星野アクア

アイ・・・に・・ふく・・・しゅう・を・・しな・・・いで・・ほ・・しい・・・のと・・・あいしてるって

星野アクア

言っ・・てほ・・し・・い

星野アクア

る・・びの・・・ぜん・・せ・・の・なま・・・えを・・・おしえ・・てほし・・い

星野 ルビー

さ・・・りな・・わたし・・の・・ぜんせ・・は・・て・・んど・・うじ・・さりな

星野アクア

っニコッ

最後に微笑を浮かべる

星野アクア

(あっあこれでもう悔いはないな多分ルビーいやさりなお姉ちゃんは助かるな)

星野 ルビー

う・・そ・・いや・・だよっ

星野アクア

ガクッ

最後にアクアは眠るようにそして全てを諦めるような顔で意識が無くなるそして

アクアは血の池の上で死んだ

雨宮ゴロー

うーんあれ?

雨宮ゴロー

俺は死んだはずじゃって事はこれは逆行てやつか?

雨宮ゴロー

おっアレは懐か

雨宮ゴロー

ん?体が思うように動かなん?あれ勝手に動いて

雨宮ゴロー

あっもしかしてこれは走馬灯か

雨宮ゴロー

この時間でこの年齢という事は

雨宮ゴロー

初めてあの病院に行く三ヶ月ほど前か

雨宮ゴロー

ヒッやめっ

高階 秀善

黙って死んでくれぇ

高階 秀善

まぁ本気で殺す気はないが

高階 秀善

死ぬほど痛い目を見てもらう

雨宮ゴロー

ヒッグ

高階 秀善

悪いのは君さ俺の視界に入って来てんだ

高階 秀善

おまえ家族いないんだよな?

高階 秀善

なら遠慮はいらねえな

雨宮ゴロー

ゴフッ

ビチャビチャ

雨宮ゴロー

ヒューヒュー

星海 星人

君大丈夫かい?

雨宮ゴロー

(この出会いは僕の人生を580度回転するほど大きな出来事だった)

雨宮ゴロー

はぁはぁ

星海 星人

大丈夫かい?痛くない?

雨宮ゴロー

うん

星海 星人

君腕の骨折れてたよ

星海 星人

君親は?

雨宮ゴロー

居ない

星海 星人

そうなんだ実は僕もなんだ

雨宮ゴロー

それで何で僕を助けたの?

星海 星人

そりゃーねぇ医療従事者として当たり前のことだからね

雨宮ゴロー

当たり前だからやるんだ

星海 星人

何を言ってるんだい?

星海 星人

仮に医者じゃなくても助けてたよ

雨宮ゴロー

ふーん

星海 星人

でも大丈夫だよ不安に思わないで今日から君を引き取ってあげる

雨宮ゴロー

大人は信用できない

星海 星人

でもたまにここに顔を出すぐらいでも構わないよ

星海 星人

ご飯を作ってくれる機械ぐらいの考えでも良いからさ

星海 星人

君を愛してあげたいんだ愛は巡り巡って帰ってくるからね

雨宮ゴロー

愛ね

星海 星人

おっと今日はもう行かないと

雨宮ゴロー

どこに行くの?

星海 星人

そりゃあ医療従事者だから病院に

雨宮ゴロー

そうなんだ

星海 星人

まぁ取り敢えず冷蔵庫に食べ物入ってるから適当に取り出して食べてね

雨宮ゴロー

冷蔵庫?何だそれ

星海 星人

え嘘でしょ知らないの?

星海 星人

まぁそれは後々説明するから取り敢えず

冷蔵庫から弁当を取り出して渡す

雨宮ゴロー

これは?

星海 星人

取り敢えずこれ食べておいて

雨宮ゴロー

うん

雨宮ゴロー

(何だろうこの気持ち)

今思うと本当に出会えて良かったと思う

三ヶ月後

星海 星人

うーんどうしよう

星海 星人

どうやったらさりなちゃんを元気づけられるのかな

雨宮ゴロー

大丈夫?

星海 星人

あーゴローか

星海 星人

いやー女の子を元気付けたくてね

雨宮ゴロー

そうなんだなら僕が行けば良いんじゃない?

星海 星人

うーんまぁそうかぁ

星海 星人

そうだねなら病院いこっか

雨宮ゴロー

うん

雨宮ゴロー

はぁさりなおお姉ちゃんすごく良い子だったなぁ

雨宮ゴロー

これからはそこそこな頻度でお見舞いでも行ってみようかな

雨宮ゴロー

愛は巡り巡って帰ってくるって言ってたしねアイを持って接しよう

星野アクア

ん?あれ?

星野アクア

すごくざっくりとした走馬灯?だったなぁ

星野アクア

ここは天国かな?

星野アクア

いや地獄かな?

星野アクア

ん?アレはアイとルビーとミヤコさんと社長

斉藤 ミヤコ

何で扉が壊れっ

救急隊員

はやく退いてください急患です

斉藤 ミヤコ

ルビーさんなんで

斉藤 ミヤコ

うっ

その先は地獄というのすら生ぬるい現状だった床は血まみれドアは壊れていた

斉藤 ミヤコ

いっ急いでアイさんに電話を

斉藤 壱護

おっ良いぞアイその動き

星野 アイ

はーいありがとうございます社長

プルルルル

斉藤 壱護

ん?誰だミヤコか

斉藤 壱護

おおどうしたミヤコ

斉藤 壱護

はぁ?

斉藤 壱護

お前今何言ってんのかわかってんのか

斉藤 壱護

そんな冗談つまらねえぞ

斉藤 壱護

斉藤 壱護

アイはこれからドームだどっちを選ぶかはアイ次第だだが

斉藤 壱護

アイがいなければドームは破綻するぞ

星野 アイ

ん?社長?どうしたの?

斉藤 壱護

あっああアイか

斉藤 壱護

取り敢えずミヤコからだ

星野 アイ

はい社長から変わってアイです

星野 アイ

えっルビーが?

星野 アイ

ドーム近くの病院に搬送された

星野 アイ

アクアはアクアは大丈夫なんですか?

星野 アイ

えっ

星野 アイ

まだ見てない?

星野 アイ

ならすぐに行きます

星野 アイ

社長

斉藤 壱護

嗚呼行ってこいだが20分で戻ってこい

星野 アイ

なんで

斉藤 壱護

今回のドームは観客からすればどんな事があっても開催しなければならないからだ

斉藤 壱護

失敗すればとんでもないことになる

斉藤 壱護

取り敢えずタクシーはもうすでに来る

星野 アイ

3分後

星野 アイ

はぁはぁ

星野 アイ

アクア

斉藤 ミヤコ

あっああアイポロポロ

星野 アイ

ミヤコさんどうして泣いてそんな事

星野 アイ

えっあっアクア?

星野アクア

・・・・・・

そこには明らかに生気のないアクアが倒れていた

星野 アイ

あっあぁ

星野 アイ

アクアっ

血まみれのアクアを抱く

星野 アイ

っ嘘っアクアねぇ嘘だよねぇ

アクアだったものに温度はない下半身は少し遠くにあった

星野 アイ

っボロボロ

大量の涙を流す

星野 アイ

ミヤコさんルビーは

斉藤 ミヤコ

今さっき病院に向かったところよポロポロ

星野 アイ

アクアごめんねこんなに痛いのに助けてあげられなくて

星野 アイ

っルビー

星野 アイ

これは?

小型のカメラのようなものが置いてある

気がつくとそれをなぜか再生していた

星野 アイ

っうっ

アイはその動画を全て見て胃の中のものを全て吐き出した

斉藤 ミヤコ

アイッボロボロ

ミヤコさんはアイの背中をさする

星野 アイ

ミヤコさん実はアクアはねミヤコさんをお母さんだと思うぐらいにミヤコさんが好きだったんですゥゥゥ

斉藤 ミヤコ

っポロポロ

星野 アイ

ごめんねアクアもう行かないとルビーのところに行くね

星野 アイ

(ルビーとアクアの為にドームを成功させる天国にいるアクアにも届くように)

骸と特等席のチケットを置きルビーの元へ向かう

星野 アイ

ミヤコさんアクアのことをお願いします

斉藤 ミヤコ

アイわかったわアクアはしっかり私が見ておくわポロポロ

星野 アイ

はぁはぁ

星野 アイ

ルビー

もうすでに20分以上経過していた

星野 アイ

ごめんねもう行かなきゃ

ルビー用の特等席のチケットを置く

もうすでにドーム公演は始まっていた

B小町メンバー

はぁはぁえっとしっ視線は

観客

おいどうなってんだ

観客

おかしいだろ

観客

アイがいないなら金返せぇ

観客

アイを出せー

観客

こんな素人同然のステージを見るために金を払ったわけじゃねぇぞ

バッ

星野 アイ

ごめんねーみんなー

観客

うおーー

観客

アイだー

観客

本物だー

観客

すげー可愛い

斉藤 壱護

なっあっアイが来ただけで一気にB小町の士気が上がった

数時間後

斉藤 壱護

すげーアイがやりきったぞ

斉藤 壱護

うちのアイが見ろアイが

斉藤 ミヤコ

斉藤 壱護

どうしたミヤコアイがこんな馬鹿でかいステージを成功させたんだぞ

斉藤 壱護

なんでそんな顔をしてんだミヤコお前らがここにいるって事はアクアとルビーは無事助かったんだろ?

斉藤 ミヤコ

っいえ助かってません

斉藤 壱護

は?スン

真顔になる壱護

斉藤 壱護

はあ?アイはガキが死んだ状態であんなことをやってたのか?

斉藤 ミヤコ

いえルビーさんはギリギリですが助かりましたがアクアさんは私が来た時にはもうすでに

斉藤 壱護

嘘だろそんなコンディションであんなことをやったのか?

斉藤 壱護

ミヤコ後でアイの状態をいやアイが死ぬのを止めるぞ

斉藤 ミヤコ

はい、

ドーム公演終わり1時間が経った時

星野 アイ

っう

斉藤 ミヤコ

アイさん

ビニール袋を出す

胃の中の物を全て吐き出す

星野 アイ

ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

斉藤 ミヤコ

アイ自分をそんなに責めないで

星野 アイ

っぅっ

ミヤコさんの胸に顔を埋めて子供のように泣く

星野 アイ

あっああっアクアが何でアクアがぁ

ボロボロと大粒の涙を流しながら嗚咽をこぼす

星野 アイ

ルビーだって何にも悪くないのに

斉藤 ミヤコ

アイあなたは何も悪くない悪いのは襲った人たちだけ

1時間以上ミヤコさんの胸の中で泣き続けた

ミヤコさんはその間頭を撫で続けた

星野 アイ

スースー

斉藤 ミヤコ

泣き疲れちゃったのね

斉藤 壱護

ミヤコアクアは取り敢えず霊安室にいる

斉藤 ミヤコ

ええ

斉藤 壱護

ルビーは明日まで手術に時間がかかる

星野 アイ

あっアクア

星野アクア

あっアイ

星野 アイ

アクアどうしたの?

星野アクア

ねぇアイ

星野 アイ

アクアごめんね変な夢見てて

星野アクア

なんで

星野 アイ

あっアクア?

先ほどまで生気のあった目は虚な目に変わっていた

星野アクア

助けてくれなかったの?

星野 アイ

あっあぁ

星野アクア

あんなに痛かったのに

星野 アイ

いやっ

星野アクア

苦しかったのになんでアイが生きてるの?

星野 アイ

ごっごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

星野アクア

あっあぁ謝ってももう遅いんだよ?

星野 アイ

あっああ

星野アクア

アイのせいなのになんでアイが生きてて

星野 アイ

あっあっ

星野アクア

僕が死ななくちゃならないの?

星野 アイ

いやっいやーーーーーー

星野アクア

ねぇアイが僕の代わりになってよ

アクアが首を締め上げる

星野 アイ

ひゅっかっあっ

バッ

星野 アイ

はぁはぁ

星野 アイ

しっ死ななくちゃ

ダッダッダッ

星野 アイ

はぁはぁあったぁ

目の星が輝く

星野 アイ

はぁはぁ

包丁を持ち首に当てて切ろうとする

斉藤 壱護

アイ何やってんだ

斉藤 ミヤコ

アイ

斉藤 ミヤコ

あなたは何にも悪くないのそしてアクアはそんなこと絶対に望んでないわ

星野 アイ

星野 アイ

あっアクアがアクアがくっ首を絞めて

星野 アイ

わっ私がしっ死ねばアクアに許してもらえ

斉藤 ミヤコ

アイ

パチン

星野 アイ

えっ

斉藤 ミヤコ

アイあなたが死んでもルビーが絶望の淵からどん底に落ちるだけなのよ

斉藤 ミヤコ

あなたは絶対にアクアの分まで生きなさい

斉藤 ミヤコ

アクアはあなたが死ぬのを望んでいるわけがないのよ

斉藤 ミヤコ

これで死ねばアクアは本気で怒るわよ

星野 アイ

ごっごめんなさい

泣いて泣いて泣いた

それを社長たちは全て聞いてくれた

星野 アイ

(アクアを殺した犯人は絶対に許さない)

災王魔

はぁ仕事が多すぎる

災王魔

ん?あぁ終わったのか

災王魔

白刃神吉かな?

災王魔

じゃー次回

災王魔

目覚めと復讐の開始最悪のタイミングでの再会

災王魔

だな

災王魔

じゃーな

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