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橙くんは、色々な事に多才で 会社でも重宝されていた、と聞いた。 リストラは当たり前のように 対象外だったらしい。
でもある日、 その状況は一変した。
橙くんは、会社帰りの路地裏で 戦いで疲れきって 倒れた青ちゃんを見つけた。
青ちゃんの意識はあるものの 体が言うことを聞かず、 桃くんたちに連絡をすることすら 出来ない状況だったと、 後々聞いた。
その、倒れていた 青ちゃんを見つけて 救急車を呼んだのが 橙くんだった。
救急車が来るまでの間、 橙くんはずっと 青ちゃんに話しかけて 膝の上に 乗せていてくれたらしい。
その姿を見て、青ちゃんは しばらくの間はずっと 橙くんの話をしていた。
なので、もしかしたら 指揮官候補になれるかも… と思い、調べてみた。
正直、上の方が 「 ソイツについて調べろ 」 と、うるさかったのもある。
なので、調べてみた結果が 『 能力を検出した 』 と、AIが言った
能力を検出した時点で こちら側に来ることが 決定したのだ。
その頃はちょうど、 会社内でリストラの人を 決める時期だったから それを利用した。
と言っても、 相手側がかなり渋ったので かなり苦労した。
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