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ゆるやかに(そうだと思い込みたい)時は過ぎ私《わたくし》とユリウスは16歳になった。 私《わたくし》の容姿はと言うと・・・髪と瞳の色は変わりなく、身長は152cmとかなり低いのになぜか胸が大きいと言うアンバランスな身体に成長しました。 いや・・・まだ成長期だから身長伸びるはず・・・。 160cmは欲しいもの。 だってこの世界って皆身長高めな感じですもの。 私《わたくし》もきっと伸びるはずよ(思い込みたいだけ)
メル
となんだか嬉しそうな顔をするメル 全然嬉しくないわよ私《わたくし》は・・・。
カレン
この国は16歳になると「エルナルド学園」と言う王族、貴族が通う学園に入学するのだ。 基本的には王族か貴族しか通えない学園だけど平民でも学園に通えるだけの財力があれば通える。 けれど学園のほとんどが王族、貴族ばっかりなのである。 だからもちろんのことユリウスも当たり前にいる・・・と言うか学園がある日は毎回王族の超豪華な馬車でユリウスが送り迎えしてくれると言う私《わたくし》としては、あまり嬉しくない状況なのである。 ちなみにユリウスに自分で行けるからと丁重にお断りしたが素敵な笑顔で一秒で却下されました・・・はい。 今よりもユリウスと長い時間関わる事になると思うだけで憂鬱になりそうよ・・・。 私《わたくし》は耐えられるのかしら?
そして翌日・・・。 さぁ今日は学園の入学式。 気合入れて行くわよ! ファイトよ私《わたくし》!! さて、そろそろ制服に着替えなきゃ。 そして制服を手に取りふと思う。 ・・・。うん可愛い。可愛いんだけど制服にこの可愛さ必要なのかしら? 制服はワンピースでスカート丈は膝下まで色は紺。ここまでは普通よね。 胸元リボンは大きめで自分の瞳の色(私《わたくし》の場合ピンク)、そして腰にも同じ色のリボンがある。こちらも大きいリボンになっている。 はっきり言おう。こんなにリボンいらないし胸元リボンだけでいいと思う!腰にリボンいらないって。しかも無駄に大きいし!これじゃまるで自分の瞳の色を見せびらかしながら歩いてる感じがして恥ずかしい・・・。 靴もロリータな靴で全体的に厚底だし。(8cm位かな) まぁ私《わたくし》背が低いから厚底ちょっぴり嬉しかったりするんだけど靴の色が自分の髪の色でゴールドな訳で・・・。 嫌ぁ〜〜靴がゴールドって恥ずかしすぎるんですけど!! そう心の中で叫んでいるとメルがやって来た。
メル
なぜにユリウスが出てきますの?
カレン
メル
カレン
急になに言い出すのよ。 それじゃあまるで私《わたくし》がユリウスのこと好きみたいじゃない。 ・・・うん・・・それは確実にないわね。 あんな腹黒王子は私《わたくし》のタイプではないし。
ユリウス
ん?
ユリウス
心配そうな顔なユリウスが目の前にいた。 いつの間に来たのかしら? ユリウスは顔だけは超絶美形だから至近距離で見つめられると目のやり場に困るのよね・・・。
カレン
と満面の笑みで応える。
ユリウス
カレン
ユリウス
ユリウスったらどうしたのかしら? すごく顔が赤いんだけど・・・。
カレン
ユリウス
とこれまたキラキラスマイルで言われる。
カレン
朝から無駄にキラキラスマイル撒き散らしすぎよユリウス。 私《わたくし》に心配されるのが、そんなに嬉しいのかしら? 私《わたくし》にはよくわからないけど・・・。
ユリウス
カレン
ユリウス
リード
ユリウス
・・・あのーお二人さん空気が凍ってますけど大丈夫ですかー? 何でリードとユリウスは毎回会うと敵対心剥き出しなのか理解出来ないんだけど・・・。
リード
とリードが時計を確認しながら言った。
カレン
リード
メル
カレン
そしてユリウスにエスコートされ豪華な馬車に乗った。
ユリウス
とユリウスは溜め息をつきながら言った。
カレン
ユリウス
馬車に揺られること20分・・・。学園に到着! またまたユリウスにエスコートされ馬車から降りた瞬間
モブ女子
と甲高い女子達の悲鳴が聞こえた。