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景色も、
記憶も 、
思いでも、
君のことも
いままでのこと、
ぜーんぶ真っ白
episode 1 真っ白
目が覚めると真っ白な部屋
ピッピッとリズムよく俺の心臓の音であろう機械音がすぐ横から聞こえてくる。 きっと此処は病院なのだろう、
何気に天井向けて手を伸ばす
ズキッと痛みが走る 思えば体に何か巻かれているような感じがする 全身包帯ぐるぐるまきなことに気づいた
目線を横にずらす カーテンが不自然に大きく空いている すぐそばに壁があり、窓の隙間から、冷たい風が通りすぎている どうやら一番端にあるベッドらしい
窓からは、外の景色が見える 雪がやむ気配のないごとくに降り続けている 外の世界はまさに雪景色と言ったものか
窓に写る、赤髪で、頭に包帯を巻いた高身長の男の人
これが俺なのだろうか
そういえば、何も知らない、覚えていない 分からない、思い出せない
頭の中は、真っ白だった
俺の言葉に反応するように、 チラリとカーテンの開いたところから顔を出す見知らぬ男の子
この病院の患者さんなのかな、とか思いながら声をかける
どこか、困ったようなショックを受けたような顔でその場で固まる男の子、
優しい言ったつもりだったけど… ちょっと失礼だったかな?
シャッーー
カーテンが勢いよく開く
パチリと目と目が合う
いきなり入ってきた青髪の大人な雰囲気をした男性と、高身長の黄緑色の髪をした男性が、 俺のことを、驚いた様子でまじまじと見てくる
背中をバシバシ叩いてくる… 骨が痛い…
なんだろう、てか誰なんだろうこの人たち
さっきの男の子と同じ反応だ
記憶ない感じ?
高身長の方の男性が、落ち着いた声で話す
きっと、そうなのだろう
sv.
なるほど、だから親しげだったのか
sv.
no.
no.
sv.
no.
no.
sv.
no.
会ったときから思ってたけど、なおきりさんっていう人独特だな…
クセ強…
no.
sv.
no.
no.
はにかむように笑うなおきりさん つられて、俺も少し微笑む
no.
no.
no.
少し、目線を横に反らした後に呟く
no.
no.
sv.
どういう意味なのだろう
no.
sv.
ベッドのすぐそばにある棚を指差すなおきりさん 引き出しが3つと写真立てらしきものが飾ってある
no.
no.
ぱたっと写真立てらしきものを倒すなおきりさん 後ろ姿で顔は見えないが、随分険しい顔をしている気がする
sv.
sv.
no.
sv.
お兄さんであろう人は手に持っていたビニール袋を、 投げるようにベッドに置いた
なんだったんだろ なにやら随分慌てた様子だったな
俺に見せちゃいけないものだったのかな… え、もしかして卑猥なやつ? いや、あの雰囲気から違う気がする
はは、これって俺にとっては都合いいのかな…w
ごめん、じゃぱぱ
一瞬でいなくなった子
さっきより子供っぽくなってる…?
いきなりの態度の変わりに思わず驚く
あーこれまキレてるなー やっぱ子供…
バンッ
窓が勢いよく開く
さっきの表情とは、まるでちがう、 どこか切なそうで、嬉しそうな…表現に困る笑顔だった
気まずいほどの沈黙… ここで、その表情について尋ねるべきなのだろうか
さっきと違い、満面の笑みで話す君に安心感を覚える でも、「高校生」この言葉がふいに引っかかる なんで俺のことが高校生ってわかったのだろう 自分でさえ何歳かどうかも分からないのに 身長とか声か…?
言う前に開けてるじゃん…と呆れる
無邪気な笑顔でコーラを俺の前に差し出すゆあんくん
あー記憶ないこと言ってないな
また言葉を遮ってくるゆあんくん
さっき会ったばっかなのに
あーなんでこんなに知らない男の子と仲良くなってんだろ…
目を細めるゆあんくん
花びらをなぞるように触った後、薔薇を手に取るゆあんくん
指と指の間から血が垂れている なぜ薔薇をそんなに強く握りしめるのだろうか
薔薇を花瓶に戻すゆあんくん
ガチャ
あーそういや呼ぶっていってたな
また…!
大丈夫、
俺たちにはまだ、次が残されてる
大丈夫…大丈夫
真っ白に戻っただけだから…
うぇーい ここまで読んでいたき、ありがとうございました! なんか、かくのへたですねごめんなさい 次回こそはもっと面白いのを…… ちなみになおきりさんの一番のお気に入りのお花が青い薔薇なのは、ウエハースで一番好きな花がかいてあったからです!w 前回もいいね、コメントありがとうございました! 今回から次回を出すのいいね制にさせてもらいます_(._.)_ 時間がなかなかとれないので、いいねがいくのを待ちながらぼちぼち書いていきます! これでいかなかったら終わり…w いいね、コメントよろしくお願いします😭✨ 考察なんかもお待ちしてます♡
花言葉も調べてみたら少しはヒントになるかも…?
NEXT…♡300
追記…やっぱり100に変更時