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nmmn 紫×赫 男性妊娠 キャラ崩壊 オリキャラ 注意
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これらのことに了承していただける方のみ先へ
🄾🄽🄴 🄲🅄🅂🄷🄸🄾🄽
テレビの音声
テレビで放送されていたあの街の イルミネーション
娘
普段なんのワガママも言わない『娘』が言った。
いつも仕事で忙しい俺を慮っている娘がいじらしい
そんな娘の願いを叶えてやりたくて。
しかも今日はクリスマスイブで…
見せてあげたくなった。
俺が愛する人と出会った 街の灯りを。
少しだけ、
ほんの少しだけ見せて、帰ろうと。
浅はかだった。
やはり来るべきではなかったんだ。
赫
俺は何度も娘の名を呼ぶが、
あまりにも多い人混みに巻き込まれ、俺の声は消されてしまう。
赫
るな
娘の声がした。
誰かと一緒にいるようだ。
るな
娘がこちらに気がついき、こちらへ走ってきた。
赫
俺はるなを抱きしめた。
るな
赫
お礼を言おうと俺は視線をあげた。
目の前には…
赫
一番。
この世で一番会っては行けない人に出会ってしまった。
紫
赫
一度絡み合った視線が外せない。
そして、再び思う。
やはり、来なければ良かった。
医師
医師
妊娠検査薬を試してから数週間。
体調が優れない日が続き大学にも しばらく行けていない。
でも俺は現実を受け止めきれる自信がなくて病院へ行けていなかった。
赫
やはり妊娠していた。
医師の言葉を聞いたときの、 崩れ落ちそうな絶望感。
そして、襲って来た焦燥感。
たった一度の交わりで。
たった一度の過ちで。
俺の表情を見た医師は、
医師
と。
その時俺は妊娠初期で。
人工中絶、という選択肢も あるにはあった。
しかし、
医師に渡されたエコー写真。
そこにはもうちゃんとした姿の人がいた。
息もできないほど。
俺は写真にうつる、
まだ見ぬ我が子が。
愛おしくて…
愛おしくて、愛おしくて。
どうしようもないほど愛おしくて。
一人で泣き崩れた。
『中絶』できるはずなかった。
はじめて心の底から愛した彼。
その彼に、はじめて抱かれ宿った命
それがどれほど罪深いことか。
分かりすぎるほどに分かっていても
俺はどうしてもまだ見ぬ我が子に。
どうしても、どうしても、
会いたい、と思ってしまった。
赫
俺はまだ薄い下腹をさすり、
『例えこの子にどんな事があっても絶対に守る。』
『自分の命と引き換えにしても。』
と誓った。
そして同時に、 『彼の人生の邪魔は絶対にしない』
と誓った。
何度も下腹をさすりながら。
コメント
2件
💬 失礼します 🙇🏻♀️ 本当にこの物語 大好き 過ぎます っ ! ♡も 550 くらい押しちゃいました っ🤭 次回も楽しみにしてます!