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⸻翌朝
ぼんやりとした意識のなか、麗央は目を覚ました
喉がほんの少し乾いていて、身体がぽうっと熱を持っている
それはおそらく、昨日の“お酒”と“シャワー上がりの無防備”が原因
(……なんか、ふらふらする……)
重たい毛布をずるりとめくり、少しずつ身体を起こす
頭がじんわりと重くて、視界も霞むけれど、それでも――
(……ひとり、やだ……)
ふらりと立ち上がり、壁に手をつきながら、ゆっくりとリビングへと歩いていく
⸻リビング
すでに朝の支度は始まっていて、キッチンの奥からはコーヒーの香りと、味噌汁の湯気が漂っていた
龍牙
一番最初に気づいたのは龍牙だった
手に持った鍋を置いて、すぐに近づいてくる
龍牙
麗央
麗央は、立ち止まったままぽつりとつぶやいた
すぐに零斗も顔を上げて、眉を寄せる
零斗
麗央
その一言に、全員が沈黙する
零斗
朔矢が椅子を引いて、ぽんぽんと叩いた
朔矢
麗央がゆっくりと近づいてくると、すかさず朔矢が腰を支え、次に蓮がブランケットを持ってきて肩にかける
蓮
蓮が額に手を当てて、短く言う
蓮
零斗
そう言って、零斗がごはんの載った箸を向けてきた
麗央
零斗
麗央
ぱく、と口に入れて、もぐもぐと噛む
麗央
朔矢
朔矢が湯気の立つお椀を持ち直しながら、スプーンを差し出す
朔矢
麗央
頬がほんのり赤くて、目元もうるんでいて――
でも、ひと口ごとに少しずつ元気が戻っていく
零斗
麗央
零斗
零斗が照れ隠しのように笑い、龍牙は静かに薬の袋を取り出す
龍牙
麗央
蓮
麗央
コップを両手で持って、ごくりと飲む
その姿は、4人の胸に何かを刺すように“可愛らしくて”、
だからこそ、全員がその背中を見守るような目になっていた
麗央
朔矢
朔矢が頭をわしゃわしゃと撫でると、
麗央
朔矢
麗央
朔矢
麗央
4人の誰かがふっと笑った
麗央はそのままソファに寄りかかり、零斗の膝に頭を預けると、再びまぶたを閉じた
麗央
零斗
麗央
零斗
耳まで赤くなりながら、零斗はわざとらしく言い返した
⸻その朝は、特別に静かで、あたたかかった
だいふく
だいふく
コメント
18件
ここまできたらもう盛大にやって欲しい((((
(* ̄ii ̄)ハナジブォォォ
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓続き 他の人にも癒しの言葉言ってもらいたいなぁぁぁぁぁ☺️((圧圧 特に朔矢かなー??wwゆな結構色気ある人だぁい好きなんだよね😋 癒しの言葉まってまぁぁぁぁぁす!!!!🫠❤️