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翌朝…というか夜。目が覚めるともう日は落ちていた
昨日の楽しさが蘇ってくる。
南
南
南
私は1人で歌舞伎町に行くことにした。
昨日来たばかりだから、トー横への道のりは案外簡単に思えた。
南
昨日とは違い、かいの姿もるあちの姿もない。
らう
元々居たのであろうトー横界隈の男の子が話しかけてきた。
南
らう
…は?
飛び降りた…?
しかも、そんなあっさりと伝える…?
南
らう
そこには「歌舞伎町 男女飛び降り自殺」と書かれた記事があった。16歳くらいの男女。
かい、るあち。
らう
らう
南
南
らう
らう
らう
らう
南
らう
南
死を軽々とそんなに話す人なのか、あるいは本当に歌舞伎町は次々と人が居なくなるのか。
でも、昨日あったばかり、たった1回会った人。少し会話をした人。それでも、忘れられない。
らう
南
らう
それからしばらく、らうと2人でお酒を飲んだ
らうはまだ14歳。とても歌舞伎町に来ては行けない、ましてやお酒なんて……
しかし14歳でこんなにも死を簡単に受け入れることが出来るなんて……
南
らう
南
南
らう
南
私はらうに手を引っ張られ、ホテル街へと向かった
らう
南
らう
南
それ以上深く聞くのはやめておいた
南
らう
南
らう
南
頭がクラクラとする
襲われるかも、など思っていたがその考えがたどり着く前に眠りについてしまった
数時間後
らう
南
南
南
らう
そこには薬の空き瓶が2つと、追加で買ってきたであろうお酒があった
南
南
らう
らう
オーバードーズだ。
先程まで話していたらうではない
別の生き物に変わったみたいだった
らう
南
らう
らう
嫌なことを……
忘れられる……
かいのことも、るあちのことも
考えなくて済む……
南