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ジン

取り敢えず話はこれまでで
ご飯でも食べない?

ジン

今日はこの国に留まっていた方がいい。

ホソク

はい、ありがとうございます…

今出たら、まだ刺客がいる可能性もあるし そう思いながら 会議をしていた部屋を出る

ホソク

え?ジュナっ

ナムジュン

お疲れ様です。

ナムジュン

商談は上手くいったようですね。

ホソク

お疲れ様ですじゃないよ!!

ホソク

体は?大丈夫なの?心配したんだよっ?

ナムジュン

落ち着いてください
大丈夫ですよ。

ホソク

でも矢で撃たれてっ
顔にも傷が……

詰め寄って頬に手を伸ばすと その手を掴んで下げるナムジュナ

ホソク

早く国に戻って医者に診てもらわないと。

ナムジュン

私はホソク様を守るのが仕事ですよ。

ナムジュン

私だけ帰るなんて出来ません。

ホソク

そんなこと今はどうでもっ

ナムジュン

どうでも良くないです。

ナムジュン

ホソク様を死ぬまでお守りするのが私の使命です。

ホソク

顔色も良くないのに 絶対もっと怪我してるのに なんでそうやって ナムジュナは僕ばっか優先するの

グク

ホソク様
僕らは、僕ら護衛は
守るべき相手を優先するのは当たり前のことですから
分かってあげてください…

ナムジュン

同じ立場には
一生なり得ないのですから。

ホソク

それでも……っ
ジュナは大切だもん…

ナムジュン

ははっ
それは大いに嬉しいことです。

ナムジュン

それに、俺は簡単に死ぬ気はありませんよ。

ナムジュン

ホソク様を最後まで守れるのは
俺だけですから。

ホソク

俺……って

俺、なんて 僕の前で使ったことないのに……

ナムジュン

やべ、

グク

ヒョンやっぱり調子悪いですね。

ナムジュン

黙って。

初めてナムジュナの本心が見れた気がした そっか、俺、か それに、黙ってって そんな言葉使うんだ

ホソク

ふふ

ナムジュン

ご機嫌は戻りましたか?

ナムジュン

長い時間馬に乗って、会議をして
疲れましたでしょう。

ナムジュン

夕食を召し上がりに行ってください。

ホソク

うんっ

後ろをいつものように着いてくるナムジュナに 僕は不満よりも 嬉しさが勝って 夕食もいつもより美味しく感じた

ジン

ホソガ、
少し話さない?

部屋を用意してもらって そこでナムジュナに身支度をしてもらって そろそろ寝ようとベッドに寝転がると ジンヒョンがノックをして入ってくる

ナムジュン

私は隣の部屋に居ますので。

ホソク

夜は他の護衛に任せて
ナムジュナもすぐ寝るんだよ。

ホソク

命令だからね。

ナムジュン

分かりましたよ。

ナムジュン

それでは、おやすみなさい。

ホソク

うん。

僕が寝る時はいつも ナムジュナは隣の部屋で いつでも僕を助けられるように寝ているけど そんなの寝た気になるのかなって いつも思ってた でも、それがナムジュナだから 今日くらいは 何も気にせず 休んで欲しい だから命令って形でお願いしたけど あんなに簡単に 分かりました、寝ます って言うと思ってなくて やっぱりナムジュナは かなり傷が深いんじゃないかなと 心配になる

ジン

ホソガは、ナムジュンさんの事が大好きなんだね。

ホソク

え?はい。

ジン

…僕もジョングガが大好きなんだ。

ジン

一応王族だし、僕の弟。

ジン

王になれなくても、一生遊べるお金はあるのに
ジョングガは僕を守ることを選んだ。

ホソク

そうですね。

僕とナムジュナとは違って ジョングガは命令ではなく 自分の意志でジンヒョンを守る道を選んだ

ジン

まあナムジュンさんも
自分の意志でホソガを守ってると思うけどね。

ホソク

そうかな……

ホソク

ジュナは僕の父、
王の命令を守ろうとしてるだけだと思います。

ジン

それだけで動くなら
ここに残ると思う?

ジン

どれだけ命を真っ当しようとしても
死ぬってなったら結局
自分を優先してしまうと思うよ。

ホソク

……

ジン

でもナムジュンさんは
ホソガを何よりも優先してる。

ジン

とても、ホソガを大事にしてるように見えるよ。

ホソク

ジンヒョン……

ジン

僕らは、王子として
立場を弁えないといけない。

ジン

弟が目の前で死のうが
大切な人が殺されようが、

ジン

僕らは僕らのしなきゃいけないことを
真っ当しないといけない。

ジン

残酷だけど
仕方の無いことだ。

ホソク

うん……

ジン

ナムジュンさんのことを心配するのは
全然良いと思うし
僕だってナムジュンさんが心配。

ジン

でもホソガ、

ジン

ナムジュンさんを優先するような態度を見せていると
他の部下や王にも目をつけられてしまうよ。

ホソク

……

ジン

ホソガじゃなくて
ナムジュンさんがね。

ホソク

ジン

ナムジュンさんが大事なのは
物凄く分かるけど、
王子、王は、時に冷酷でないと
足を掬われてしまう。

ホソク

そうですね……

ジン

ごめん。

ジン

偉そうなこと言って…

ホソク

いえ、ありがとうございます。

ホソク

僕も王になるから
しっかりしないと…

取り乱すとしても 僕よりナムジュナを優先させてなんて 言っちゃいけないんだ 優先されるべきは僕なのだから はぁ、立場なんて 上下関係なんて クソ喰らえって感じだ

この作品はいかがでしたか?

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コメント

2

ユーザー

うぅ…辛い…(´;ω;`) でも仕方ない事なのかぁ… この先どうなっちゃうんだろう…!? 2人のこれからが楽しみすぎます! ご自分のペースで頑張ってください( •̀ •́ )୨⚑︎゛

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