すーぐ新しい連載 始めたくなっちゃう⊂( ᴖ ̫ᴖ )⊃
青黄の入れ替わりと 同時並行
これも青黄です すみません 最近青黄の沼に……へへ🥺
これはたぶん お久しぶりの ハッピーエンドです
夜中の薄暗い街で 君は泣いていた
僕はちょうど仕事終わりで 家に向かっている途中だった
青
…えっと、
青
どうしたの?
黄
うぅ…(グスッ
青
おーい?
黄
あ…僕、ですか…?
青
うん、
黄
なんでもないんです…
黄
すみません、
黄
こんなところで
良い年した男が…
良い年した男が…
黄
みっともないですよね、
青
いや、別に
青
そんなことは良いんだけど…
青
話聞こうか?
僕は人見知りだし
初対面の人と話すのは苦手だ
はじめましてで 信頼出来る人なんて居ない
でも今の僕は もうボロボロで
誰でもいいから 話を聞いて欲しくて
抱きしめて欲しかった
温もりが欲しかった
黄
…あの、
黄
ぎゅってしてくれませんか
青
え、?
君は目を見開いて 驚いていた
自分でも こんな言葉が無意識に 口から出てくるなんて びっくりした
それでも君は優しくて 初対面の僕を 抱きしめてくれた
青
(ぎゅっ
黄
うわぁぁぁん…(ぽろぽろ
僕より身長の低い 君の胸に顔を押し当てて 僕は泣いていた
そのまま どれだけの時間が経ったか 分からない
君は僕が泣き止んで 息を整えるまで ずっと待ってくれた
青
大丈夫?
黄
はい…、
青
何かあったなら聞くけど
黄
…その、
黄
彼女が浮気してたんです
黄
僕の友達と
青
えっ、?
黄
もう別れてきたので
黄
彼女というか
元カノですけどね…
元カノですけどね…
青
…そっか、
君は根掘り葉掘り 聞いてくることは無かった
その代わり 全く別のことを聞いてきた
青
今は一人暮らし?
黄
はい、
黄
アパートで
青
僕のうち泊まらない?
黄
へ…っ、?
青
こんなボロボロになった子
1人にできない
1人にできない
黄
いや…大丈夫ですよ、
青
僕がダメだから
連れて帰る
連れて帰る
半ば強引に 君は僕を家に連れ去った
黄
お邪魔します…
青
いらっしゃい
黄
綺麗な家ですね…
青
そう?
青
台所とかめっちゃ汚いから
見ないでね笑
見ないでね笑
黄
んふ…笑
青
あ、そういえば
青
名前は?
黄
あ…、
黄
るぅと、です
青
るぅとくん?
黄
はい、
青
僕ころん
黄
ころん…
黄
ころん…くん…、ころくん…
黄
ころちゃん…ころちゃん!!
青
なにそれ、
青
まぁいいけど笑
青
るぅとくんは学生さん?
黄
…一応?
青
どゆこと、笑
黄
専門学生…
黄
なんですけど、
青
うん?
黄
彼女…いや、元カノ…
黄
元カノが拘束してくる
タイプだったから
タイプだったから
黄
ずっと行けなくて…
青
え…
黄
単位がダメで
強制退学です…
強制退学です…
青
拘束って…、
黄
僕もおかしいって思って
別れようとは思ってた
別れようとは思ってた
黄
でも僕は臆病だから
黄
こんなの別れなきゃダメって
分かってたはずなのに
分かってたはずなのに
黄
離れるのが怖くて
黄
最後まで振られるのを待ってた
青
……
黄
浮気も何となく気付いてて
黄
定期的に他の男の人の
良い香水の匂いがするから
良い香水の匂いがするから
黄
でもそれが僕の友達だとは
思いもしなかった…
思いもしなかった…
青
家族は…?
青
心配されない?
黄
僕のことを心配してくれる
優しい家族なんていません
優しい家族なんていません
黄
僕の人生そんなもんです
黄
…そんなもん……、
青
ねぇ
青
ここで一緒に住まない?
黄
え?
青
るぅとくんのこと
青
もうこれ以上
放っておけない
放っておけない