辛かった。苦しかった。
毎日当たり前のように1歩を進む。
ただ、電車に揺られて... 眠くなって...
同じ学校のあの子は漫画の話をしてる。 ...僕もその漫画、好きだな。
ノリに乗るとかさ、運動とか勉強とか 僕、得意じゃないから。
静かな夜に小説を読んだりするのが 1番好き。
机に書いてある文字。 僕を刺して僕を殺す、そんな文字。
「死ね」とか「帰れ」だとか、 そんな言葉ばかり
水
水
今日もあの子は笑ってる。
僕が中々死ねない理由は、 ただ単に勇気が出ないのと、…
お母さんに申し訳ないだとか、... そんな単純な理由。
水
あの子は今日、風邪を引いた。
日常でほんの一瞬、 「生きててよかった」と思う事が あった。
そんな小さな小さな幸せを もう1回、1回だけ感じたくて。
明日を生きる
これが僕の本音。そう思った。
僕は、どこからやり直せばいいか
どこまで振り返れば、 生きてることが許されるのか。
僕は、ただ、ただ、"あなた"に 愛されたかっただけなんです。
"あの子"のように
毎日男を連れ込み、騙して、 また違う男を連れてくる。
優しいお母さんはもう何処にも居なかった
いや、元から居なかった。
それでも、参観に来てくれる、 頭を撫でてくれる、そんなお母さんが 大好きだった。
僕も期待に応えたかった。
あの子のような「良い子」に
水
水
水
水
水
水
水
水
僕を見てくれる人なんて誰も居なくなった
そんな醜くて真っ暗な僕の話を 君は聞きたいの?
少なくとも僕はまだ、話すつもりは無いよ
僕に期待なんかさせないで。 期待なんかしないで。
僕を見ても無駄なだけ。 早く捨てるなら捨ててしまって。
...そんな僕の本音は秘密。
水
コメント
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めっちゃ上手いです!✨続き楽しみにしてます!✨