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読んでくださりありがとうございます。

彼らが巻き込まれる数奇な運命

共に体験して頂ければ これ幸いと思います。

それでは…また

〜出会い〜

卓也

俺は与那城卓也(よなしろたくや)
捜査一課で刑事をしている

卓也

俺はある事件を追うために、とんでもない提案を上の指示から達せられた

卓也

それは…女死刑囚と手を組み事件の真相を追い求めて欲しいというものだった…

数時間前…

上司

卓也、お前を呼んだのは他でもない

上司

例の海外のテロ組織が日本に来ているとのことだ

上司

その事件について、調査をしてもらいたいのだ

卓也

例の海外テロ組織…ですか

卓也

ついにこの俺にも、白羽の矢がたったわけですね

卓也

【極彩連合】

卓也

それが奴らが名乗っている組織名…

上司

構成員はゆうに1万を超えるともいわれている大規模組織だ

上司

奴らは要人暗殺、施設爆破やサイバーテロなど、どんな汚れ仕事でもこなすともいわれている

卓也

いずれにせよ、穏やかではないってことですよね

上司

しかし、幹部が多国籍で固められていることや構成員の多くは中国出身者であること以外はナゾが多い組織だ

上司

頼めるか?

卓也

了解しました

卓也

ここに入ったはなから腹はくくってますから

上司

ありがとう

上司

それと、1つ条件があってな

卓也

条件?なんでしょう?

上司

先日、死刑宣告を受けた女囚人、五稜湊月(ごりょうみつき)を知ってるか?

卓也

ええ、もちろん

卓也

家族や友人を自らの手にかけ、約3ヶ月の逃亡の末捕まったやつですね

上司

そうだ

上司

その女囚人と共に、事件を調査して欲しいのだよ

卓也

…!?

卓也

ほ、本気で言ってるんですか!?

上司

ああ、上からのお達しだ

上司

なんでも、そいつが組織の鍵を握っているらしいのでね

卓也

……

卓也

…わかりました

卓也

(なんてことだ…死刑囚とともに行動するなんて…)

卓也

了解しました

上司

頼んだよ

こうして卓也は女囚人・五稜湊月の元へと向かった

〜刑務所〜

刑務官

お、お疲れ様です!

卓也

ああ、おつかれ

卓也

話は聞いてると思うけど、
ちょっと邪魔するよ

刑務官

はい、こちらです

卓也は刑務所の奥へと進んだ

卓也

(結構デカい鉄の扉だな…)

卓也

(すごく警備が厳重だ)

刑務官

刑事殿、囚人はとても危険です

刑務官

どうか、お気をつけて

卓也

ああ、ご忠告どうも

卓也は、女囚人のいる檻の前に立った

湊月

…………

湊月

……………!

卓也

(この子が女死刑囚…?)

卓也

(見るからに、とても若そうだ…)

湊月

………………君、だれ?

卓也

…!

卓也

俺は捜査一課で刑事をやっている与那城卓也(よなしろたくや)ってものだ

卓也

少し話がしたいことがあって
お前に会いに来た

湊月

………この僕に話したいこと…?

卓也

ああ、単刀直入に言おう

卓也

俺に協力しろ、五稜湊月

湊月

……………協力?

湊月

……なんで刑事の君と?

卓也

例の海外テロ組織の事件の調査に
俺とお前が選ばれた

卓也

上からの命令だ、拒否権は無い

湊月

…………
例の海外テロ組織…?

湊月

そんな………
まさか………ね

卓也

死刑囚のお前と協力するにあたり

卓也

いくつか言っておかなければ
いけないルールがある

卓也

俺の命令は絶対に従え

卓也

他の人や俺に危害を
くわえようとした場合は

卓也

俺が処刑してやる

湊月

……………へぇ

湊月

………君は、
事件解決のために、
何を犠牲にできる……?

卓也

……

卓也

………全てだ

卓也

…………俺にはもう失うものは無い

卓也

事件解決のために、なんだってしてやる

湊月

………ふぅん

湊月

……………面白いな、君…

卓也

…?

湊月

…………きみならば……

湊月

………僕の無念も………

湊月

クスクスクスクス………

卓也

…なんのことだ

湊月

……別に?

湊月

…いいよ、協力してやるよ

湊月

与那城卓也、と言ったか

湊月

僕の名前は、
五稜湊月(ごりょうみつき)

湊月

これからよろしくね、刑事くん♪

卓也

気安く呼ぶな

卓也

あくまでビジネスパートナーだ

卓也

そこを忘れるなよ

湊月

ヒヒッ♪

湊月

はいはい、わかったよー

卓也

全く…

卓也

(この先、俺は
大丈夫なのだろうか…)

〜第2話へ続く〜

【oil and water】~男性刑事と女囚人の数奇な恋〜

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