僕は、今井なおきり。
社会人になって1年目。
毎日、仕事仕事仕事。
なおきり
(癒しが欲しい…)
ある日、僕は暗い中近場の公園で一休みしていた。
なおきり
(あと10分くらいしたら家戻るかぁ…)
なおきり
(ん?)
みゃあ?
そこには、汚れた猫がいた。
なおきり
(猫ちゃんだ、可愛い〜)
なおきり
こっちおいで、!
なおきり
(飼い主がいないなら飼ってもいいかな…?)
…!
シャァーッ
猫は、僕に気付き威嚇した。
なおきり
大丈夫だよ〜…
なおきり
怖くないよ〜ニコッ
なおきり
(なんかあげれるものないかな…)
なおきり
(あ、ポケットにササミ入ってた)(なんで?)
なおきり
ほら、ご飯だよ〜、
…シャァーッ
なおきり
…だめかぁ…
なおきり
こうなったら、近づくしかッ…
ビクッ
シャァーッ!
ガプッ
なおきり
ッ…ごめんね、怖がらせちゃって、
なおきり
ほら、おいで。
指から血が出ている…
…みゃぁ、
ペロ
猫は僕に心を許したのか、傷がついたところを舐めてくれた。
なおきり
…ふふ、
なおきり
うち、来ます?
…みゃあ?
なおきり
よいしょっと…
みゃ、みゃ!
なおきり
怖がらなくていいよ。
なおきり
家、行こっか、!
猫は汚れていたので、猫の体を洗うことにした。
みゃ、みゃ?
なおきり
大丈夫だよ、ただの水だから。
シャァァァァ
ビクッ
バタバタ
なおきり
やっぱ猫水苦手だよねぇ…
シャァーッ
ゴテンッ
なおきり
あ、猫ちゃん危なッ…!
なおきり
ギュッ
チュ
なおきり
ん…
なおきり
(なんか今口に当たったような…)
なおきり
猫ちゃん、大丈夫…
…痛っ…
主人、ちゃんとしてくれよ…
もう、
なおきり
ん?
なおきり
んん?
…?
え、何この体。
人間の…!
なおきり
えっと、君…
なおきり
猫ちゃん、ですか、?
……
なんでここに男の子が…!?