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キミの知らない僕

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キミの知らない僕

15 - キミの知らない僕 15

♥

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2022年07月26日

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薬がだいぶ抜けてきたのか 身体の火照りなどは 無くなってきた

乾き出した血だけが 生々しく残っていた

どう説明しようか...

そんなことを考えていたら 遠くから足音が聞こえた

膝に腕を付き俯いていた顔を 足音のする方に向いた

JUNGKOOK

ヒョン!!

JUNGKOOK

こんなとこで.....え...

JUNGKOOK

どうしたんですか?💦💦

キミは僕の血を見ると 驚きと動揺の顔を見せた

JIMIN

えぇ..と...ちょっと( ˊᵕˋ ;)💦

JUNGKOOK

病院!!

JUNGKOOK

病院行きましょ!!

そう言うと座っていた 僕をひょいと軽々持ち上げた

JIMIN

え...//ちょっと//

JIMIN

だ...いじょうぶだから💦

キミは焦った様子で 僕の話しは耳に入っていなかった

車に乗せられシートベルトを 締められた

急いで発進しようとするキミに 僕はもう一度話しかけた

JIMIN

グガ聞いて!!

JIMIN

ホントに大丈夫だから!

JIMIN

病院には行かないで💦

やっと聞こえたのか 僕の声に反応した

JUNGKOOK

でも血が...

JIMIN

ほんとに大丈夫だから💦

JIMIN

大事にしたくないんだ💦

JIMIN

だから家に送ってくれる?

JUNGKOOK

....わかりました

JUNGKOOK

じゃあ手当させてください

JIMIN

...わかった

そう言うと 家に向かい車が進んだ

車内には車の走行音だけが 響いていた

家のガレージに着ついた

キミは僕が歩けると言っても 運ぶと聞かないので 僕は渋々キミに抱かれて 運ばれて行った

キミは僕をゆっくりソファに下ろした

JIMIN

あ...ありがとう

JUNGKOOK

そのまま待っててください

JUNGKOOK

すぐ手当します

そう言うとキミは タオルを水で絞り持ってきて 優しく僕の血を拭い傷口を キレイにして消毒してくれた

消毒液で少し痛みを感じ 顔が歪んだ

JUNGKOOK

大丈夫ですか?

JIMIN

大丈夫

JIMIN

少し滲みただけ....

僕達はそれ以上の言葉は交わさず 僕はただ傷を眺めていた

JUNGKOOK

出来ました

JIMIN

ありがとう...

JIMIN

ごめんね....

僕の声に返事は返ってこなかった

数分の沈黙が何時間にも感じた

キミは静かに手を伸ばし 包帯が巻かれた手に優しく触れながら 口火を切った

JUNGKOOK

........この傷何があったんですか?

JUNGKOOK

ヒョンは何を抱えてるんですか?

JIMIN

........

キミの右手が僕の頬に触れ 僕は俯いていた顔を上げると キミと目が合った

キミの目には今にも 溢れてしまいそうな ほど涙が溜まっていた

JUNGKOOK

どうして1人で抱えるんですか...

JUNGKOOK

僕はそんなに頼りないですか...?

涙がキミの頬を伝った

キミが涙を流すのは僕のせい

僕はただキミを 守りたかっただけなのに...

JUNGKOOK

こんなに心も体も傷だらけで...

JUNGKOOK

僕もジミニヒョンの事
守りたい...

JUNGKOOK

だから何があったのか教えてください...

大粒の涙をこぼしながら 声を震わせて言った

僕も堪えられず涙が溢れた

JIMIN

...ごめ...ね...

JIMIN

....グガ

僕は少しづつ話出した

女性の存在

写真を撮られ脅された事

写真を外に出さない代わりに 女性の言いなりに なっていたことを...

JUNGKOOK

僕は大バカじゃないですか...

JUNGKOOK

ヒョンが1人で抱えてたのに
僕は何も知らなかった...

JUNGKOOK

それなのに僕はヒョンに辛くあって...

JUNGKOOK

僕最低じゃん...

キミはそう言い頭を抱えていた

JIMIN

グガは何も悪くないよ

JIMIN

僕が隠してたんだ

そう言うとキミは僕を 優しく抱きしめた

JUNGKOOK

ヒョンごめんなさい...

JIMIN

謝らないで

JIMIN

僕が勝手にしたんだ

JUNGKOOK

それでも気付いてあげるべきでした...

キミは抱きしめる手に力が入った

キミはゆっくり身体を 離し問いかけてきた

JUNGKOOK

この傷は...?

JUNGKOOK

その女性にやられたの?

JIMIN

.....

JUNGKOOK

全部知りたいから教えて?

僕は話す事を少し躊躇したが ゆっくりと話した

JIMIN

女性との関係が限界だと思ったから

JIMIN

今日その話をしに行ったんだ...

JIMIN

そしたら気づかない間に
変な薬を入れられてたみたいで....

JIMIN

押し倒されたんだ...

JUNGKOOK

え...

JUNGKOOK

身体は大丈夫なんですか?

JIMIN

...それはもう大丈夫...

JUNGKOOK

ならよかった....

JUNGKOOK

....女性と....したんですか....?

JIMIN

何もしてない....💦

JIMIN

僕その時....無意識にグガを
呼んでたみたいで....

JIMIN

それに女性が怒って....

JIMIN

包丁を向けてきたんだ.....

JIMIN

...だから.....僕....

JIMIN

.....その包丁を...

JIMIN

...握って...そのまま...

JIMIN

...僕も限界だったから...

JIMIN

...女性も一緒に....なかったことに

JIMIN

しよ...うと思っ

言い終わる前に キミはまた僕を抱き寄せた

JUNGKOOK

なんでそんな事考えるんだよ...

JUNGKOOK

僕がどんなにジミニヒョンのことを
必要としてると思ってるんですか....

JUNGKOOK

僕....ジミニヒョンがいない世界なんて
生きられないのに...

JUNGKOOK

もう絶対そんなこと考えないでください

少し怒ったような口調で さっきよりも腕の力を入れて 抱きしめられた

JIMIN

ご...めん...

JIMIN

ごめ..なさ..ぃ....うぅ゛

すべてを話し終え 今まで溜まっていたものが 溢れ出てきた

僕はキミの胸に縋り付き 声を出し涙を流し続けた

キミはそんな僕の頭を 子供をなだめるように 優しく撫で続けた

どれくらい泣いていただろうか

一生分泣いた気がした

JIMIN

ヒック......ヒック....

JUNGKOOK

少し落ち着きましたか?

JIMIN

(。_。`)コク......ヒック

JUNGKOOK

ふふッ....ヒョンw

JUNGKOOK

顔ぐちゃぐちゃですよw

JUNGKOOK

はい、鼻かんでくださいw

涙と鼻水でぐしゃぐしゃに なっていた顔を キミはキレイに拭き取ってくれた

JIMIN

ありがとう...ヒック

キミはまた優しく頭を撫でた

JUNGKOOK

もう1人で抱えないでくださいね

JUNGKOOK

これからは僕が守ります

JUNGKOOK

だから一緒に考えましょ!

JIMIN

ヒック...わかった...

JIMIN

ありがとう....

JUNGKOOK

ジミニヒョン....

JUNGKOOK

改めて僕ともう一度
付き合ってくれますか?

JIMIN

ヒック....え?

JUNGKOOK

もう僕少しもヒョンと
離れたくないです!

JUNGKOOK

だから今すぐ僕のとこに戻ってきて?

キミは腕を広げそう言った

僕はまた目頭が熱くなり 泣き腫らした目から またポロポロと涙が流れた

JUNGKOOK

え?嫌だった?

JIMIN

フルフルフル...

僕は首を全力で振り キミの胸に勢いよく飛びついた

JIMIN

おね゛がぃしま゛す....

キミは優しく僕を 抱きしめてくれた

JUNGKOOK

もう絶対離れてあげません

JUNGKOOK

ってか離しません!

JIMIN

コクコク.....

キミは僕の頬に手を当て 親指で僕の涙を拭った

JUNGKOOK

もう泣かないで

JIMIN

....コクコク

JUNGKOOK

ジミニヒョン...

JIMIN

JUNGKOOK

キスしていい?

JIMIN

ッ!///

キミは僕の答えを聞く前に 僕の唇を奪った

JUNGKOOK

答え聞くの待てなかった‎(´-ᴗ-⸝⸝ก)

キミは可愛くおどけて見せた

JIMIN

ばか///

JUNGKOOK

ねぇ!もう1回!!

JUNGKOOK

次はヒョンからして♡

JUNGKOOK

はい!ん!

キミは目を瞑り唇を突き出した

JIMIN

......!///

JUNGKOOK

まだですか?

JUNGKOOK

はーやくー!!

JIMIN

わ...かったよ///

JUNGKOOK

ん!!

僕は恥ずかしくて 顔を真っ赤にしながら ゆっくりとキミに近づいた

あと少しで唇が触れる ところまで近づくと...

キミは僕の頭を掴み 一気にその距離を無くした

JIMIN

んッ///

キミはさっきの触れるだけの キスとは違い何度も何度も 角度を変え僕の唇に唇を重ねた

JIMIN

んっ..ん..プハ...///

JUNGKOOK

やっぱり待てませんでした(*'-')

JUNGKOOK

ヒョン大好きです

JIMIN

僕もグガが大好きだよ//

JUNGKOOK

なんだか久しぶりで照れますね//

JIMIN

うん///

僕達は笑いあった

僕の選んできた道は 間違いだったのかもしれない

僕がキミを守りたいと 思っていたように キミも僕を守りたいと 思ってくれていた

僕はもう一度キミにキスをした

JUNGKOOK

ッ....!///

JIMIN

グガ今までごめんね...

JIMIN

愛してるよ....///

JUNGKOOK

不意打ちはずるいですよ///

JUNGKOOK

もう1回言ってください!!

JIMIN

今日はもうおしまい///

JUNGKOOK

えぇぇぇー!

キミは拗ねていた

そんな君が愛おしいかった

JUNGKOOK

じゃあそろそろ帰りますね!

JIMIN

えっあ...うん...

JUNGKOOK

明日はオフなんで
ゆっくり休んでください( ¨̮ )

キミは優しく笑うと 僕の頭をぐしゃぐしゃと 撫でて玄関に向かった

僕は玄関までキミを追いかけた

キミが靴を履こうとしたとき 僕は我慢出来ず キミの服の裾を掴んだ

JUNGKOOK

JIMIN

帰っちゃうの....?

JUNGKOOK

そんな顔で見ないでくださいよ

JUNGKOOK

僕今日は泊まれないです💦💦

JIMIN

...そっか...💦

JIMIN

わがまま言ってごめんね💦

僕は持っていた裾を 急いで離した

JUNGKOOK

あぁ゛〜 そうじゃなくて💦

キミは困った様に 自分の髪をぐしゃぐしゃと乱した

JUNGKOOK

僕今日泊まったら
我慢出来ない....💦

JIMIN

JUNGKOOK

ヒョンの事抱き潰しちゃうかも....

JIMIN

ッ....///

JUNGKOOK

今日はヒョンにゆっくり
休んでほしいんです💦

JUNGKOOK

だから今日は帰ります💦

JIMIN

......いいよ...///

JUNGKOOK

え?

JIMIN

我慢しなくていいから一緒に居て..////

僕はキミの袖を握って甘えた

JUNGKOOK

ッ///

JUNGKOOK

後悔しないでくださいよ///

to be continued...

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コメント

10

ユーザー

初コメ失礼します 続き楽しみに待ってます!!

ユーザー

続きみたいです!!!!!!

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