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黒瀬零士
成れの…果て
夜叉
黒瀬、貴様はここから
夜叉
速く出なければ行けない
夜叉
出来ぬと、貴様も奴らみたく妖になってしまう
黒瀬零士
まじか、
夜叉
だが、ここに来た方法では戻ることは出来るまい
黒瀬零士
え、
黒瀬零士
じゃあ、どうすれば
夜叉
現世と境界を行き来できる扉が存在する
夜叉
それを、見つける他ない
黒瀬零士
扉か、
夜叉
扉はどこかの壁にくっついておる
夜叉
呪われる前に速く見つけい
黒瀬零士
分かった、
夜叉
妖の足止めは任せろ
黒瀬零士
頼むぜ！夜叉
夜叉
念の為、"これ"を持って行け
黒瀬零士
これは？
夜叉
わしの妖力が入った御札だ
夜叉
何かあったら使え
黒瀬零士
あざっす
黒瀬零士
言っても、どこにあんだよ
黒瀬零士
扉、扉
黒瀬零士
ねぇし
黒瀬零士
学校…あるか？
黒瀬零士
どこか、
黒瀬零士
！？
黒瀬零士
あれは
黒瀬零士
あった
学校の裏の壁にある扉を見つけることに、成功した
黒瀬零士
ここを開ければ
次の瞬間
『行かせぬ』
黒瀬零士
！
『その先には、行かせぬ』
黒瀬零士
何だ、こいつ
突如、目の前に一体の妖が立ちはだかる
黒瀬零士
喋んのかよ、この妖
『のぅ、命ある者よ』
『何故、この死後の世界に』
黒瀬零士
しらねぇな
黒瀬零士
早く現世に戻りたいんでね
黒瀬零士
そこ、どいてくんねぇか？
『無理な話だ』
黒瀬零士
そっか、所詮妖、
黒瀬零士
成仏できない成れの果て
ﾌﾞｩﾝ
黒瀬零士
！
ﾎﾞｺﾞｫｫﾝ!!
黒瀬零士
ｶﾞﾊｯ
『貴様も我らと同じ成れの果てにしてやろうか』
黒瀬零士
("これ"使うか、)
黒瀬零士
夜叉の御札
御札『妖気電』
ﾋﾞﾘﾋﾞﾘﾋﾞﾘ‼︎
『ふん、こんな妖力痛くも痒くも無いわ』
黒瀬零士
、そうかよ
『喰らえ』
ﾌﾞｩﾝ
ﾄﾞｺﾞｫｫﾝ!!!
黒瀬零士
ｶﾞﾊｯ!
黒瀬零士
(くそ、こんな飛ぶか)
黒瀬零士
(やべ、意識…が)
黒瀬零士
(ﾊﾞﾀ
『いい気味だ、』
『次は、祓い屋の番だ』
夜叉
違うね、
夜叉
次は貴様だ
『！？』
夜叉
妖刃、
ｽﾞﾊﾞﾊﾞﾊﾞ
『ｶﾞﾊｯ！』
『何だ、その刃は』
夜叉
これ？
夜叉
これは、わしの妖力と御札の力を存分に使った
夜叉
わしの武器だ
夜叉
さぁ、行こうか、
その瞬間
ﾊﾞﾁｺｫｫﾝ!!
『！？』
夜叉
！？
夜叉
なんだ、この妖力は、
『空気が、重い』
夜叉
この妖力…この気配、まさか
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