今回も最初を端折るよ☆※注意書きは前編で! それではれっつごー!
それから、医者に詳しく教えて貰った。
「散在流星症候群」という病気の事。
……ほとけが、消えてしまった事。
医者
医者
いふ
医者
いふ
医者
医者
医者
迷信。でも、それだけが希望だった。
いふ
その日から、俺は夜に空を眺める様になった。
いふ
いふ
今日も、流れ星は現れない。
現れても、全然違う色。
いふ
せめて、なんで俺だけがほとけの事を 覚えているのかだけでも。
それだけでも、知りたかった。
…それから1年。ほとけがいない活動は なんだか味気なくて、ずっと何かが足りないような。 そんな気がしていた。
メンバーも時々、「何かが足りない」 と呟いていた。
今日は流星群。でも、余り期待はしていない。 迷信だし、そもそもあり得ないからだ。
それでもベランダで空を見つめてしまうのは、きっと、それだけほとけの存在が大きかったからだろう。
手の中に収まっている星を見てみると、 替わらず星は輝き続けていた。
いふ
いふ
そう言っても、星が現れる様子はない。
諦めて、ベランダから戻ろうとした時、 ほんのり小さく光る、翠色の星が目に入る。
いふ
その星は俺を誘うように流れ始めた。
急いで俺は願いを唱える。
もう一度、ほとけにメンバーと 一緒に会いたい。
いふ
これが正解かは分からない。 けれど、きっと叶う。そんな気がした。
目を開くと、そこは広がる海で、 俺は此処が夢だと秒で自覚した。
ほとけ
……そして、そこには、ほとけがいた。
ないこ
りうら
しょう
ゆうすけ
それと同時に聞こえる後ろの騒がしい声。
ほとけ
いふ
ほとけ
様子を見るに、絶対に分かっていないが、 まぁ、別にそれは重要な事ではないからいいか。
ゆうすけ
しょう
ないこ
ほとけ
ないこ
そうか、こいつ等は忘れているのか。 …、いや、夢の中ですら?そんな訳あるか??
ここは俺の空想世界のはずでー…
ほとけ
いふ
ほとけ
うん。分からん…けど、 まぁいいか。おん。問題ない(?)
りうら
しょう
しょう
ほとけ
意気揚々とこいつは挨拶をする。
ないこ
ないこ
まぁ、忘れているのであれば、 この反応も仕方ないっちゃ仕方ないだろう。
そう思っていると、いきなりほとけは 意味分からんことを言い出した。
ほとけ
ゆうすけ
ほとけ
しょう
ほとけ
りうら
ほとけ
しょう
え、そんな思い出し方ある? 嘘やろ?初めて聞いたんやけど。
ないこ
ゆうすけ
りうら
ないこ
しょう
それで思い出せるのが意味分からんが、 一々気にしてたらキリがないので一旦放置する。
ほとけ
ゆうすけ
ほとけ
よくないやろおい。
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
いふ
こんな会話が、また出来るとは思っていなかった。
ほとけ
ないこ
りうら
ほとけ
ほとけ
ほとけ
いきなり真面目そうな雰囲気になり 場が静かになる。
ほとけ
ほとけ
ほとけ
輝くような笑顔で、ほとけはそう言った。
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
……「願いが叶う」って、そういう事か。
いふ
いふ
そう言うと、ほとけは驚いたような顔をして、 そのまま微笑んで、一言、こう言った。
ほとけ
ほとけ
ほとけ
瞬間、視界が眩しくなる。
最後に見えたほとけの顔は、泣きそうで、 でも、とても綺麗だった。
湖風が俺等の間を通り抜けるように優しく吹いていた。
そして次に目を開くとそこは家の天井で。
でも、俺は満足だった。
ラ○ンの通知がほとけの話でうまって いたからである。
ほとけに会えた。 メンバーも会えた。
それだけで、俺には十分。
いふ
意気揚々と朝の準備をする。
そして、家を出る為にドアを開いた先で 俺は世にも珍しい光景を見ることになる。
いふ
キツネ
後々、これがほとけだと知る迄そう長くは無かったが、 それはまた別のお話。
「散在流星症候群」
流れ星の様な病気
そして、奇跡をも起こせる。 美しくも儚い奇病。
その代償は記憶だが、 使い方次第では、変えられるかも知れない。
未来をも。
長くてすみません!! お疲れ様でした!終わりです!!
主
コメント
1件