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俺の名は
ルトサーロココ
産みの親は俺が生まれた時には
天国にいた
だから俺は
育ての親の
樫村正の元で育った
彼は国が認める国内有数の
脳科学者だ
俺は小さい時から
一度も外に出たことはない
与えられたのは
充分な食糧と
何不自由ない生活と
小さな中庭だ
樫村正から聞いたのは
俺の両親は外国人で
こんな名前だということ
それから俺は
人の心の声が
聞こえてしまう人間だということ
ただひとり
樫村正を除いては
コンコンッ
樫村正
ルトサーロココ
樫村正
樫村正
樫村正
ルトサーロココ
俺は世の中でいう 働く年齢のようだ
俺の仕事は樫村正が 家に呼んできた人の 心の声を聞き 樫村正に伝えること
それだけだった
面接部屋
面接部屋 樫村正がそう呼ぶ部屋だ
俺の部屋の隣にある
ここで人の話を聞くだけの仕事
義務教育が受けられていない俺は 読み書きが出来ない
ただ樫村正が言うには コミュニケーション能力だけは
普通にあるそうだ いや、普通以上らしい
コンコンッ
女性A
ルトサーロココ
女性A
女性A
ルトサーロココ
女性A
女性A
ルトサーロココ
俺はカウンセリング というものをしているらしい
ただ心の声が聞こえることは 樫村正と2人だけの秘密
もちろん相談者も 俺にそんな力があるとは知らない
女性A
女性A
女性A
ルトサーロココ
女性A
この注意事項は たくさんの人と面談する中で
樫村正と2人で決めたものだった
人の心が聞こえてしまうから 確かに人の倍は疲れてしまう
それからもうひとつ 相談者は大抵嘘をつく
そのために 時間制限を設けた
ルトサーロココ
ルトサーロココ
女性A
女性A
女性A
ルトサーロココ
女性A
女性A
ルトサーロココ
ルトサーロココ
女性A
女性A
女性A
ピピピピピッ
ルトサーロココ
ルトサーロココ
ルトサーロココ
ルトサーロココ
女性A
女性A
女性A
女性A
ルトサーロココ
女性A
女性A
ルトサーロココ
ルトサーロココ
ルトサーロココ
ルトサーロココ
ルトサーロココ
女性A
女性A
女性A
ルトサーロココ
ルトサーロココ
ルトサーロココ
ルトサーロココ
女性A
女性A
ピピピピピッ
ルトサーロココ
女性A
樫村正
カチャ
樫村正
ルトサーロココ
樫村正
ルトサーロココ
ルトサーロココ
ルトサーロココ
樫村正
カチャ
樫村正と俺が 出した考えには
人は自分の心にも 嘘をつく
その結果 分かっているはずの 自分の心が分からなくなる
問題や課題に直面した時
その答えは 自分の心に必ずある
心の声に 正直でいて欲しい
この世の中に悩みが消えないのは 皆少しだけ そのサポートが足りないから
きっとあなたのところにも ルトサーロココはいます
というよりも あなた自身が ルトサーロココなのかも しれませんね
さて! お気づきの方もいると思います
『ルトサーロココ』
後ろから読んでみてください
あとがき 最後までありがとうございました。 ルトサーロココの話には 謎をたくさん残しました。 また時間があれば 続きを書こうと思っております。 評価やコメントを頂けると幸いです。
コメント
4件
ほんとは分かっていても何かしら理由を付けて無理やり自分に嘘をついてしまう事ってありますよね。 正直な気持ちの後押しをしてくれるルトサーロココの存在は大きいですね!
心を読まれるのは怖いですが、自分の理解者がいてくれるのはとても心強いと思いました。