ビピピとスマホのアラームが設定した時間になる
窓を閉めカーテンを閉じ外との関係を遮断している僕には朝か夜かなんてわからない
青
僕は汚い部屋の中
その中でも小綺麗なベットの上で目を開き
ゆっくりとアラームを消した
アラームを止めるも段々意識が覚め
この部屋の汚さ
自分の空虚感
この二つを痛い程痛感する
青
青
僕は軽く咳払いをし
ゴミを避けながらパソコンの元えと向かう
パソコンを開き届いているメッセージを見る
「このお話を読み感動しました! ぜひ続きを読みたいですがオアさんの体を第1に考えて欲しいです!!!」
「このお話を読んでリアルで泣きました!! 語彙力が合って凄いですね!」
「このお話で出てくる恋はまさに理想の恋ですよね!!!私もこんな恋をしてみたいです!」
青
これは一つ一つ違う投稿に送られたコメント
僕は数年前から小説をつくり、書き、投稿する
これを繰り返すうちにまぁまぁの人に認知をしてもらっていた
僕は認知をしてもらっていた
いたのだ
なのに
約半年前から投稿を辞めた
いや
話をつくらなくなった
なぜつくらなくなったのかは簡単なこと
勉学が疎かになってしまったから
家庭環境が悪かったから
この2つが合ったからつくる事ができなくなった
大した理由じゃないと思われそうだが凡人である僕からすると一大事だ
だから家を出て大学の負担も自分で負った
…のだが
凡人で何も取り柄のない僕はこの広い世界の道を辿るには数々の試練があった
勉強とバイトを両立し愛想振りまくのは中々に辛いことだ
青
僕は医療系の仕事に就かなければいけない
その為専門学校に通っている
主に精神科医を目指している
自分の心もボロボロなのに…
青
青
あれからレポートを見つけ出し
明日提出のレポートを終わらせ
講義で出てきたものの復習
青
青
青
あっ思い出した今日カフェに行くんじゃん
あ〜…
待ち合わせ時間5分前じゃん…
そんな事を考えているとスマホが震える
彼からの連絡だろう
青
案の定彼からの連絡だった
「はよこいドブス」
久しぶりに聞いたよドブスって…
青
青
桃
青
桃
桃
青
青
青
桃
青
青
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
とまぁそんな会話をしながら彼の前の席に座る
彼は俺がまだ小説を書いてた時からの友人…
いやネッ友か?
彼が俺の小説が好きになってくれたのと同時に僕は彼の雑誌を買い好きになった
それでとんとん拍子に今にいたる
彼は今売れっ子俳優に登り詰めている
それに対し僕はネット界から足を洗い今じゃただの凡人
青
桃
青
青
青
桃
桃
青
青
桃
桃
桃
青
桃
桃
青
青
桃
青
桃
青
桃
青
青
桃
青
青
青
桃
青
桃
青
店員
店員
店員
店員
僕と彼は口をあんぐり開けた
青
桃
青
桃
青
青
桃
青
桃
青
僕は一口メロンソーダを口に含む
口に含め飲み込むが若干口の中がピリピリする
あまりにピリピリするので舌を出した
桃
青
桃
青
桃
青
桃
そして彼はコーヒーを口に含んだ
彼はコーヒーを飲んでいるだけと言うのに絵になるような見た目に少しイラついた
桃
珍しく真面目な表情になる彼に少しビックリする
青
俺はストローを甘噛みしながら聞き返した
桃
青
僕は一瞬の躊躇なく答えた
青
青
彼は毎回この事を聞いてくる
もう小説を書かないのか
それに僕がいつも通り返すといつものふざけ顔に戻る
だが
桃
青
青
桃
桃
青
桃
桃
青
桃
青
桃
桃
青
青
青
桃
桃
桃
桃
桃
青
彼は荷物持って立ち上がり
僕の頭に手を置き
桃
桃
そう言って彼は1歩踏み出してそのまま店を出た
青
青
店を出た
お会計は彼が済ませていたとの事だ
帰っていた時の記憶がない
青
彼に言われた事なんてわかってる
わかってるっ…
でもわかんないよ
どんな道を進めば一人前の小説家になれるかも
普通の大学生になれるのかも
普通の人になれるのかも
青
「ピンポン」
この静かな部屋に音が鳴り響いた
呼び鈴の音
青
俺は玄関に向かった
青
桃
桃
青
桃
桃
桃
青
青
桃
桃
青
桃
青
桃
青
桃
桃
押し切られた…
彼は僕を徐々に押してこの部屋に来た
普通にここまで来る道にゴミは沢山あった
綺麗好きの彼は途中で帰ると思ったんだけど…
青
桃
青
桃
桃
青
青
桃
俺の腕を掴みぶんぶんと上下に揺らす
これ以上揺らされると骨が心配になってくるし…
青
桃
青
桃
部屋掃除を了承して数時間でこの綺麗さを取り戻した
ほぼ彼が片付けたのだが
青
桃
青
桃
青
青
桃
青
桃
彼はふんすっと言う効果音が似合う表情をする
だがそれに僕は唖然とした
桃
青
青
桃
桃
青
桃
青
桃
青
青
青
桃
青
桃
青
桃
桃
桃
青
桃
桃
青
桃
桃
桃
青
桃
俺は彼に肩を捕まれベットに強制的に座らされた
すると彼は近くにある椅子を持ってきて俺の方を向き座った
青
青
桃
青
桃
桃
青
桃
桃
青
桃
桃
桃
桃
桃
青
桃
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
青
俺は気づくと彼の服を両手で強く掴み
大粒の涙を流していた
そうすると彼は僕の頭に手を乗せて
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
桃
青
僕は彼の服をゆっくり離し
膝から崩れ落ちた
その僕に彼は泣き止むまで抱き締めて
優しく頭を撫でてくれた
青
桃
青
桃
俺はあれからすぐにネットに小説を出す訳ではなく
アナログで物語を書き桃君に見せている
桃くんは今ベットに座り僕の書いた小説を読んでいる状態で
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
桃
青
青
桃
桃
青
桃
桃
青
青
桃
青
桃
青
青
桃
桃
彼はベットに大の字で寝そべり
桃
青
青
桃
青
桃
桃くんはベットから立ち背を伸ばして
桃
桃
桃君はにかっとした笑顔を僕に見せたあと
僕に背を向けてこの部屋を出た
青
青
桃君が部屋を出てから数秒してから顔が一気に熱くなる
好きってどういう事?
友情的な意味?
それとも好きな作家さんな意味?
それとも…
ってなに僕考えてんの!?
同棲なのにそんな訳ないじゃん!?
けど桃君のたまにそういう…
ってまてまてまてまて!!!?
青
青
❦ℯꫛᎴ❧
道はつくるもの
コメント
3件
みっさんが作るのどれもまじ好きだなぁぁ(覚えているかい?)