このセカイは、夜が来ない。 そんなセカイに、一筋の光が差し込むとき 彼女は、セカイから消去される。
巴衛
(オレの名は巴衛。とある暗殺組織の幹部だ。)
巴衛
(ついでに、とある諜報員などが集う組織にも所属している。)
巴衛
(…今回は、彼女の情報を集めるのが任務だ。)
璃翼
…幹部、どうかしましたか
巴衛
(…彼女の名は璃翼。そう、任務対象は彼女だ。)
璃翼
早く任務行きますよ…今日も、遂行しないと
淡々とそう告げる璃翼。 そう、彼女はANDROIDだった。
巴衛
あぁ、璃翼!!待ってぇ!!
巴衛
(…一体、オレはどちらの味方に付けばいいのか)
璃翼
あの、何か言いました?
巴衛
あ、いや…行こうか
巴衛
(…あっぶねぇ、オレがyyyに所属してるとでもバレたら…)
璃翼
(…あ、せんせからだ。)
巴衛
…なんだ、『せんせ』って
璃翼
あ、高校の教師です。
璃翼
(…あと、命の恩人ね)
巴衛
へぇ…
せんせ
あぁ~璃翼ぁ!!!
璃翼
せ、せんせっ!?
巴衛
(おう、馴れ馴れしいなぁ)
完全に彼は、璃翼と先生の関係を見抜いていた。
巴衛
(…任務に遅れる)
璃翼
あ、せんせ
せんせ
うん?
璃翼
私、任務行ってくるね!
せんせ
今日も沢山殺めるのかぁ?気を付けなね
璃翼
うん~せんせもきをつけてね!
巴衛
(…なにぃ!?組織xxxについて知っているだと!?)
せんせ
あ、自己紹介忘れてました。
僕は冴希です~宜しくお願いしますニカッ
僕は冴希です~宜しくお願いしますニカッ
巴衛
冴希…かぁ、覚えておくよ
巴衛
(…あれ、諜報員の方の会長で、そんなような名前…)
巴衛
気のせいか
璃翼
???
巴衛
あぁ、何でもない、行こうか
巴衛
……?
巴衛
(モールス信号か、何だ?)
巴衛
(あな、た、を…こ、ろ、す…っ…?)
巴衛
(誰だ、誰からだ…)
巴衛
情報発信源…特定するか