コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
赤
青
青の部屋の天井から、急に振ってきた赤は、青と正面から衝突した。
青
赤
赤
赤
青
赤
青
青
青
赤
赤
青
赤
青
赤
青
青
青
青
赤
次の瞬間、ふわりと柔らかい声が部屋の中に響いた。
「二人とも落ち着くなの〜!」
白の声である。
青
青
「白にとっては、ついさっきなの〜」
「下界と神界の時間の流れは、違うなの〜」
「ん」
黒の声がした。
青
赤
青
「カラーヒューマンを増やすなの〜!」
赤
青
赤
「喧嘩は駄目なの〜! 仲良シするなの〜!」
青
青
「セ〇クスするなの〜!」
「ん」
黒の声がした。
青
赤
「白はもう寝るから、バイバイなの〜!」
青
青
青
赤
青
青
青は膝から崩れ落ちて涙した。
流石に赤もその様子に同情を禁じ得なかった。項垂れる青の背中を擦ろうとして、バシッ!と手首を捕まれた勢いで、赤は青に押し倒された。
赤
青
青は、泣きながら笑った。その表情は、一種の狂気に満ちていた。瞳の奥には様々な表情が渦巻き、仄暗い闇を湛えていた。 赤は、本能的な恐怖を覚える。
青
不意に、青の声がピタリと止まり無表情に変わった。彼の瞳が、じっと赤を見つめている。
赤
青
青は、無表情でブツブツと念仏のように同じ言葉を繰り返している。 しかし、瞳の奥には不安と焦りが覗いていた。
赤
青
青の瞳が、少しだけ正気の色を取り戻した。
赤
赤
青
赤
青
赤
青は、じっと赤を見つめる。赤もじっと青を見つめ返した。 しばらくして、青は根負けしたように、けれども少し安心したように目線を反らした。 青はため息をつきながら、小さく口許を緩めーーポツリと言葉をこぼす。
青
青
赤は、握手の手を青へ向けた。 青はしばし戸惑っていたものの、まもなく遠慮がちに手を伸ばしーーその手を、しっかりと赤が握った。 青もそれに応えるように、同等の強さで握り返した。
赤
青
青は、赤に向かって嬉しそうに微笑んだ。
赤は、驚いた。先程までの張り詰めたような表情と真逆ーーとても優しい表情をしていたからだ。