BLACKBIRD
彼は、愛しい妹たちを、力のかぎり抱きしめた。
BLACKBIRD
彼はその、群青の瞳を、涙でいっぱいにしながら、何度も繰り返しそう言った。
ホタル
アオリ
やがて、2人を離すと、彼は、泣き崩れた。長く垂らした髪が、濡れてぐしゃぐしゃになるまで。心の中にあった虚しさが、ようやく消え去った気がした。彼は、2人の手によって抱え起こされると、涙を拭いて、
BLACKBIRD
と、誰にも明かさぬ胸の内を、束の間、戯言のように繰り返した。 そして2人になだめられながら、ようやく落ち着いた.....
アオリ
ホタル
しばらくして、彼は、自分がここに来た目的を伝え、
BLACKBIRD
と、尋ねた。
アオリ
ホタル
BLACKBIRD
ホタル
BLACKBIRD
司令
彼は冷静に聞いた。先程までとはまるで態度が違ったが、それが彼の特徴である。すると、妹たちが答えるよりも先に、彼はその答えを知ることとなる。 足音がして、振り向くと、そこには、特殊な装備を着た、だが顔立ちは一見普通な若者が現れた。
BLACKBIRD
ホタル
3号
BLACKBIRD
ホタル
BLACKBIRD
ホタル
3号
BLACKBIRD
ホタル
丁重にホタルは断る。無論、冗談と知ってのことだが。
どす黒かった彼の心の中に、一筋の光が灯った瞬間だった。
テーマ曲:Sister Shadow(Roddy Frame) https://www.youtube.com/watch?v=7W4hm8jlci4&list=RD7W4hm8jlci4&start_radio=1