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コメント
0件
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これねぇ、確かかれこれ、
、、、23年前くらいの話かな？
母
コン
コン
母
コン
俺らはさ、簡単に言えば人魚のイカ版なのよ
だから人間にばれちゃ行けないし、そのためにはめっちゃ深くまで潜って生活しなきゃなの
だから寝る時とかは深海に沈んで寝るんだ
𓂃◌𓈒𓐍
母
母
コン
母
この生活でも楽しいは楽しいんだけどね
俺気になっちゃったんだよね
禁句の話
村の人
母
村の人
コン
母
村の人
なんか謎だよねー
毎日海の中にある、らせん状の階段の崩れた残骸の欠片に向かってお祈りするんだ
これは外から来たものなんだってさ
コン
母
コン
母
コン
コン
母
小さい時はこう思ってても大きくなると思考がまとまってだんだん疑問に思ってきたんだ
コン
母
コン
村の人
母
村の人
コン
母
村の人
コン
コン
𓂃◌𓈒𓐍
コン
コン
コン
ﾄﾞﾎﾟﾝｯ
コン
目の前に人間と思われる生物が赤い液体を出しながら力無く沈んでいく
コン
その見た目は俺たちとは全然違うもので
足はあるけど俺たちみたいに触手のような足はなくて
コン
鉄の匂いで血液だとわかった赤い液体は人間の頭から流れていて
その液体は俺たちが見た事の無いものだった
なんせ怪我したことがないんだから
みんな怪我をしないように体を作り上げられているから
コン
俺は無言で人間の腕を掴み上げた
コン
コン
まだほのかに暖かいその体は徐々に熱を失って行った
あぁ、なんだこれ気持ち悪い
なんで血が出るんだよ
なんで熱を持っていたんだよ
どうして海に入ってきたんだよ
なぜなぜなぜなぜなぜ
たくさん疑問が浮かんでは回答が見つからないまま時間と赤い血液が流れていく
かなり時が過ぎた頃眼球を見た
その眼球はとても綺麗で海に光の入った時のように透き通ったオーシャンブルーで見とれてしまう
そのまま俺は俺の隠し作業場に人間を沈ませた
眼球をさらに詳しく見ると瞳孔が丸い事がわかった
俺らの目は横に線が入っているような感じだからどういう構造なのか気になってしょうがなかった
そのあとは時間を気にせずにこいつの体をちぎって断面を見て少し食って味を確かめ腹の構造を見た
人間についての知識が増えたことに快感を覚えながら外を知りたいという衝動に駆られた
そう思いながらぐちゃぐちゃに形の亡くなったものを置いて戻った
戻る途中ふと思った
コン
コン
コン
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