ニキ
これ、宜しくな
V
…え?
目の前には沢山の書類
ニキ
何その顔、ふざけてんの?
V
ちがッ…
ニキ
はぁ、俺はお前のためにやってやってんのに
ニキ
裏切るのかよ、最低なヤツだな
V
…
ニキ
あ、反抗出来なくて、黙ちゃった?ㅋㅋ
ニキ
だっせㅋㅋ
V
ッ…
ニキ
まぁ、取り敢えずこれ、宜しくな?
V
…はい
ニキ
はい、かしこーい
ニキ
元々そう言えばいいんだよ、ㅋㅋ
V
ごめん、なさいッ
ニキ
ㅋㅋ
🐯 はぁ… また仕事任せられた。
アイツは "ニキ"
僕の先輩で、いつも僕に自分の仕事を押し付けてくる。
🐯 僕も断れるようにならないと‥
なんて考えても反抗できない。 一生このままなのかな?
JIMIN
大丈夫?
JIMIN
テヒョナ
V
うん…ッ
V
僕がしっかりしてないから駄目なだけだし…。
V
ジミナは気にしないで
JIMIN
そ、そう…?
V
うん!
彼はジミン。 僕の同僚の中の1人で親友だ。 唯一なんでも相談出来るジミンにはこの話をしていた。
🐯 ジミンに頼ってばっかり居たらニキも調子に乗るだろうし… 自分で頑張らないと、、、
V
はぁ…
一息付いて、またパソコンを触る
?
この書類担当の方居ますか?
ニキ
テヒョンですよ
?
了解、ありがとう
ニキ
いえッ!
🐯 ん? さっき僕の名前呼んだ?
パッとパソコンから目を離し、顔をあげる。
V
うわッ…!!
?
な、なんですか
V
す、すみません…ッ
🐯 なんでこの人が居るのぉぉぉぉ!? そりゃあ、ニキが優しそうな声で話すわッ!!
僕の目の前に居たのは
JUNGKOOK
別に大丈夫ですけど、
V
ホントに、すみませんッ…
この会社の社長
チョン・ジョングク
僕より若いと言うのにこの会社の社長をやっている。 しかも、超が着くほどのイケメンだ。 噂によると彼女が居るとか…?
JUNGKOOK
いえ、あの、キム・テヒョンさんですか?
V
はッ、はひッ…!!
🐯 わっ、声裏返った…。 最悪🥺
JUNGKOOK
そうですか、
V
あの、僕何か起こしちゃいましたか?
JUNGKOOK
いえ、伝えたいことがあって来ました
V
伝えたい、こと…?
JUNGKOOK
はい
「貴方に僕の秘書になってもらおうと思って…。」
V
僕がですかッ?!
JUNGKOOK
はい
JUNGKOOK
駄目でしたら、大丈夫ですけど…
こちらの様子を伺いながら、寂しそうな顔をする。
またそんな顔も、イケメンで…✨
V
えっと…
JUNGKOOK
駄目でしたら、給料もupしますし…
JUNGKOOK
仕事も今よりは軽いですよッ
V
やりますッ。
JIMIN
速ッ…
JUNGKOOK
ホントですか?
JUNGKOOK
じゃあ、宜しくお願いしますね、キム・テヒョンさん
V
はいッ!
僕はこの時気づかなかったあの周りの目を。