蒼太
いやー…
蒼太
本当に久しぶりだな…
魅夜
ねー!
魅夜
やっぱり誰も見つけれてないのかなw
魅夜
池が綺麗だな…
と、目を輝かせて池を見る魅夜
やっぱり好き
漢蒼太!
今いい雰囲気だから!!
告白だ!
蒼太
ねぇ…
魅夜
ん?
蒼太
あのさ…俺…
魅夜
うん?
魅夜
改まってどうしたw
蒼太
魅夜のことが…
決意を決めて口を開いた
「好き」
と言おうとしたその瞬間
ガタガタと地面が揺れる
大分揺れている
蒼太
うわっ…!
魅夜
え!?なになになに
魅夜
地震!?
魅夜
地震なの!?
木が倒れてくる
このままじゃ魅夜に当たる
蒼太
魅夜ッ!
魅夜
え?
体が動いた
ドンッ!
という鈍い音と不思議そうに首を傾げる魅夜
俺の頭に激痛が走った
蒼太
い…って
魅夜
蒼太!?
魅夜
あ、ご、ごめんね!!
魅夜
血…が…
俺の様子を見て涙をこぼす魅夜
蒼太
魅夜…
蒼太
泣くなよ!、
蒼太
これぐらい大丈夫だからさ!
魅夜を安心させるために放った言葉
全然大丈夫じゃない
蒼太
ここ海に近いから津波起きたら大変だから逃げよ!
焦って「だから」を大量に発している
正直パニック
頭痛いし魅夜泣いてるし地震収まったけど津波起こるかもしれないし
馬鹿な俺の頭がギュウギュウ詰めになった
魅夜
わかったぁ…
可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い
頭痛くないわ、もう
蒼太
なんか頭痛く無くなったから逃げよっか
魅夜
なんで????
ふと後ろを向くと
ゴミやら木やら大量に中に入っている波があった
これが津波?
俺の想像している津波とはかけ離れている
死ぬ、そう思った
案の定俺は死んだ
魅夜も
好きって伝えたかったな