ピピピッ
◯◯
ん‥、
あぁ、朝がきちゃった。
また比べられる。
だるい体を無理矢理起こす
◯◯
お母さん、おはよう。
母
‥ん
侑
おはよーさん!
治
はよーさん
母
あら!おはよう!
全く違う対応
もう慣れた。
はやめに家を出る
◯◯
行ってきます。
母
うん。
◯◯
‥、
母は私に冷たい
家ではいつも母に比べられる
比べられたくないから
高校生になったら家を出るつもり
あ!あの子と宮くん達が三つ子なんだって!
え!そうなの?
でも‥なんか‥笑
ブスじゃない?
確かに美人だけど‥宮くん達と比べると‥ちょっとね‥、笑
学校でも比べられる
バレーもそこまでできないんでしょ?
やめて
宮くん達とは比べものになんないね、笑
嫌だ
はやくあの家から‥
この場所から‥
逃げたい
おーい!侑ー!
侑
なんやー!
治ー!
写真撮ろうぜー!
私はひとり。
母も
母
もう卒業なのね‥笑
父も
父
次は高校やな
私に興味がない
高校でも比べられるなんてやだ。
だから私は宮城にいる親戚のおばさんの家に行った
◯◯
おじゃまします‥。
親戚
いらっしゃい!
親戚
さ!座って座って!お茶を出すわ!
◯◯
ありがとうございます‥。
親戚
はい!どうぞ!
◯◯
どうも‥
親戚
それで?どうして宮城に来たの?
これから一緒に住む人だし‥言ってもいいかな。
◯◯
私‥今まで比べられて‥
親戚
あー‥治くんと侑くん?
◯◯
はい‥、
親戚
そっか‥可哀想に‥、
は‥?
この人の目をみれば分かる
同情されてる。
気持ち悪い。
私は同情されることが嫌い。
そんな目で私を見ないでよ。
親戚
明日から高校‥頑張ってね!
◯◯
‥はい、。
ここが青葉城西‥
ここでは比べられないよね‥?
はい!見てくれてありがとうございます🤗
ちなみに今回は過去編です!
次回からは◯◯ちゃん二年生です。