コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
レイは死んだ
レイには多分
僕しかいなかったはずだ、
僕はクズだ
1番悪い
けど
今でもこう考えてしまう
レイと喋ったあの人たちも嫌だ
仲良く、してたくせに
レイが死んだら
薄笑いで
獲物を狙う獣のようだ
あぁ
レイ、君と
透き通った世界で愛し合えていたらな
そして僕は今
レイが死んだ踏切にいる
今でも繰り返す
君を殺した電車の音
セミのうるさい声
僕と不揃いのスカートが
電車の風でなびく
フラッシュバックのような
一瞬の出来事
君は二度と僕と会えない
僕は二度と君に会えない
抜け出した学校から
君が死んだ8月を超えた
9月の初まりのチャイムが聞こえる
夏が終わる、
君を消した夏が、
終わる。
僕はその前に
白い肌の美しい君に
取り憑かれてしまいたい。
哀してるよ
レイ。
電車の音が聞こえる
踏切が閉まったんだ。
目の前にレイがいる。
僕を指さしていた
ああ
これにはなんの意味があるのかな
僕への怒り、悲しみ、憎しみ、
分からない
けど
またあの世で
本物の透明の世界で
君とふたりで
愛し合えたらな
君とお揃いのキーホルダーが
君が死んだ時と同じようになびく
永遠にさようなら
少女レイ
𝑒𝑛𝑑
不審者A
不審者A
不審者A
不審者A
不審者A
不審者A
不審者A
不審者A
不審者A
不審者A
不審者A
不審者A