宇宙の果てには何があるんやろな
真っ暗な天井に向かって手を伸ばすその横顔は、
事後の熱だけでない恍惚とした光を帯びていた。
輝いているその目の奥が
もうずっと笑っていないことなど とうに気づいていたから。
その首筋に顔を埋めて呟く
いふ
どこにも行かせない
俺のそばにいろ
なんて
ありきたりだけど。
いふ
俺のそばでしか生きられんのやから
触れている冷たい体から力が抜ける
頬を伝って温かいものが流れてくる
口の傍を伝うそれを舐め取った。
俺のそばで横たわる人の目から、熱が消えることはない。
いふ
(どこにも行かせない)
いふ
(あんたは、俺のそばでしかいきれんのやから…)
届かない言葉を胸の内で繰り返す。
生温い涙は、
敗北の味がした。