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「おそ松の鈍感さ」

第2話 - 「貴方の温もり」

156

2022年04月07日

#おそ松さん！

#BL

おそ松推し

チョロ松

何なの…。

チョロ松

(…期待させるだけさせて、僕だけドキドキしてたとか。)

チョロ松

ははっ……、ほんと馬鹿みたい。

チョロ松

もう、おそ松兄さんと居るの嫌だな。((ﾎﾞｿｯ

チョロ松

(僕が僕じゃないみたいだ。)

チョロ松

雨降ってるし…最悪…。((ﾎﾞｿｯ

ﾄﾞｻｯ…((座り込む。

チョロ松

あーぁ…。

チョロ松

おそ松兄さんに会いたいなぁ…。((ﾎﾞｿｯ

チョロ松

って…何言ってんだろ。

チョロ松

大っ嫌いなのに…。

チョロ松

(上手くいかない…。)

チョロ松

(素直になれない自分にも腹が立つ…。)

チョロ松

(…もう嫌だ、消えてしまいたい。)

チョロ松

寒い……。((ﾎﾞｿｯ

チョロ松

(…そう言えば前もこんな事あったっけ…。)

チョロ松

(こんなちっぽけな事で、僕が勝手に怒って、その時も丁度雨が降ってたっけ？)

チョロ松

(…僕が心細い時にいつも隣に居てくれて、肩を貸してくれて…。)

チョロ松

(…凄く心地良かったな。)

チョロ松

(…もう、おそ松兄さんに愛想つかされちゃったかな。)

おそ松

…もー、探したぞ。

チョロ松

…おそ松兄さん。

おそ松

お前びしょ濡れだなー…。

おそ松

ずっとここに居たのか？

チョロ松

…もう良いでしょ？

チョロ松

ほっといてよ。

おそ松

ほっとける訳無いだろ。

おそ松

いきなり電車から飛び出して行くし。

おそ松

ほら、皆待ってるから。

おそ松

行くぞ。

チョロ松

………。

チョロ松

何でいつも居なくなった時、僕を探してくれるの？

おそ松

……え？

チョロ松

いつも僕が泣いてる時に肩貸してくれて…。

チョロ松

抱き締めてくれて。

チョロ松

何でそこまでしてくれるの？

おそ松

………。

チョロ松

僕に愛想つかさないの？

おそ松

んなこれくらいの事でつかす訳無いだろ？

おそ松

俺が何の為にチョロ松と付き合ったんだよってなるだろ。

おそ松

それに、チョロ松の事はちゃんと好きだよ。

おそ松

俺は言うより行動で示すからさ。

おそ松

一人で抱え込まなくていい。

おそ松

俺に甘えてもいいよ。

チョロ松

……っそっか！

チョロ松

兄さん、ありがとう。

チョロ松

行こっか。

おそ松

うん。

チョロ松

(…焦らなくて良いんだ。)

チョロ松

(僕達なりのペースで、ゆっくり歩いていけば。)

チョロ松

ありがとう、兄さん。

おそ松

いいっていいって。

おそ松

ごめーん！

おそ松

遅れたわ……。

トド松

もー、兄さん達遅いよー。

カラ松

随分遅かったじゃないか！

カラ松

どうしたんだ？

おそ松

……いや、俺がうっかりして降りる駅間違えちゃってさー…。

トド松

はあ！？

トド松

何してんの兄さん！

トド松

馬鹿じゃないの！？

おそ松

いやぁー、ほんとそうだよなぁ。

チョロ松

(…何で嘘なんか。)

チョロ松

(もしかして、僕の事庇ってくれてる？)

チョロ松

(…兄さん。)

一松

チョロ松兄さん、ボーッとしてないで行くよ。

十四松

ほら、兄さんっ！

十四松

早く早くー！

チョロ松

あ、あぁ、うん。

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