コメント
1件
乱歩
社長
乱歩
乱歩
社長
乱歩
社長
乱歩
社長
社長
乱歩
社長
乱歩
僕は何故あの時、社長をもっと強く 止めなかったんだろう。
乱歩
社長
乱歩
乱歩
社長
乱歩
社長
社長
社長
乱歩
乱歩
社長
社長
乱歩
社長
社長
乱歩
乱歩
乱歩
それから何時間立ち尽くしただろう。
恐らく今頃、 探偵社の皆は僕を探してる。
でも名探偵の僕がいないから、 時間がかかっているんだろう。
名探偵……もう、そんなの要らない
僕は、名探偵じゃない、
社長を止めれなかった 守れなかった、 救えなかった、
何も出来ない名探偵なんて、 名探偵じゃない……っ
太宰
太宰
乱歩
乱歩
乱歩さんは後ろを背を向けたまま、 問いかけてくる。
太宰
乱歩さんの目線の先を見る
太宰
乱歩
そこをみると割れた眼鏡、 ボロボロになった帽子、 何時もと何かが違う乱歩さん。
乱歩
太宰
乱歩
乱歩さんは社長の上着を持って 立ち上がった
乱歩
口角だけ上がった 引きつった笑顔。
太宰
太宰
乱歩
乱歩
乱歩
太宰
乱歩
あれ……僕、何時もどうやって 話してたっけ
生意気で、……それから…
国木田
国木田
太宰
乱歩
国木田
太宰
国木田
空き部屋。此処は僕のお気に入りの場所
此処を知っているのは 僕と社長だけだった。
僕と社長の……大切な場所。
乱歩
美味しかったはずの駄菓子も、 今や味すらしない。 何も感じない。
美味しいのは分かる。 あんなに好きだったんだから。
乱歩
猛烈な吐き気がした。
乱歩
何とか抑えられたけど、 みんなの前でこうなってしまったら どうしよう。
大丈夫ですか?トイレ行きましょうって 声をかけてくれるのかな。
もう、これ以上僕に優しくしないで、
社長を殺した僕に、 幸せを感じる権利なんかないから
独りぼっちの世界に、 色を与えてくれたのは社長だった。
幼い頃に親をなくして、 それからずっと 自分がなんなのか分からなかった
社長はあの時から10年以上、 ずっと一緒にいた。
社長は母さんのように 叱ってくれて、褒めてくれて、
嬉しかった。 僕を認めてくれる人がいるって。
社長の上衣は暖かい。
血で汚れている所もあったけれど、 洗う気はない。
そもそも洗い方を知らないし、 これだって、社長の形見だ
これを洗えば、社長の形見を ひとつ捨ててしまうみたいな 気がして、
乱歩
僕は社長じゃない。
社長が還って来るまで、 代理としてやるだけ。
僕は、社長が還って来るのを 信じてる。
乱歩
国木田
乱歩
国木田
乱歩
乱歩
国木田
小説。それは、いくら 作り話をしてもいい場所。
それなら、此処で 社長を作ればいい。
かつて僕に優しくしてくれた 社長を。
国木田に貰ったペンと紙を握りしめて 手を動かす。
数時間手が痛くなるまで 書き続けた。
自分で見ても 莫迦らしい内容だと思う。
でも僕はこれで良かった。
例え妄想の中でも、 僕の社長はずっと生きてるんだ。
其れからは 誰かの為の小説を書いてみたいと 思うようになった。
社長が居場所を与えてくれたように、 僕も誰かの生きる理由に なってみたい。
ガチャ
戸を開ける音が 部屋に響いた。
国木田
乱歩
乱歩
国木田
乱歩
何故か寝れない。
何時もは死んだように 眠りにつくのに、寝れない
乱歩
気を紛らわらそうと 紙を手に取る
乱歩
黒くて古びたペン。 でも使えそうだったし、折角だから これで書こう。
乱歩
味を感じないとは故、 頭を使うんだ。 ブドウ糖を取っておこう。
乱歩
僕はスマホの使い方も よく分からないし、パソコンも 文字を打てない。
最悪、調べ物ができるくらいだ
乱歩
乱歩
乱歩
乱歩
乱歩
悩みに悩んだ結果、 社長の名前からとる事にした。
ペンネーム 『hukuzawa____R』
乱歩
そこからは時間を忘れて 黙々と書いていった
乱歩
我ながらいい作品だ。 これで展示しよう。
乱歩
乱歩
乱歩
題名は直感で付けたものだけど、 これも中々いいと思っている。
ピピピッ
社長から貰ったアラームが鳴る。
時間なんて気にせずに 書いていたから、朝になっていることも 気づかなかった。
乱歩
鞄を取り出して、中に 黒色のペンと原稿用紙を詰めて 寮を出る。
乱歩
乱歩
乱歩
自分の書いた作品をそっと 展示場に置く。
自分の書いた物が、 こんな所にあるなんて 少し恥ずかしい。
自分の作品に感想が付くとは 思ってはいないけど、 少し期待してしまう
乱歩
乱歩
そんな事を考えながら 探偵社に足を運ぶ。
乱歩
太宰
国木田
太宰
国木田
乱歩
乱歩
敦
乱歩
一瞬意識を失った。 何時も十分寝てるから、体が 持たないのだろう。
敦
乱歩
乱歩
敦
乱歩
乱歩
敦
敦
敦
敦
乱歩
ピピピッ
38.9
乱歩
敦
敦
国木田
敦
国木田
敦
国木田
乱歩
国木田
乱歩
国木田
乱歩
国木田
乱歩
乱歩
国木田
乱歩
国木田
乱歩
国木田
ガチャ
乱歩
手が震えて文字が書けない。
乱歩
乱歩
ペンを落としてしまった
乱歩
乱歩
乱歩
ぼーっとするしかないなぁと 思っていた時
銃声が聞こえた。
乱歩
乱歩
乱歩
太宰
乱歩
太宰
乱歩
太宰
乱歩
乱歩
太宰
乱歩
乱歩
太宰
乱歩
乱歩
太宰
太宰
乱歩
乱歩
太宰
太宰
乱歩
太宰
乱歩
乱歩
乱歩
乱歩
乱歩
乱歩
通行人
通行人
通行人
通行人
乱歩
乱歩
乱歩
乱歩
乱歩
乱歩
乱歩
『海底の魔術師/Rさん作 この小説は凄いと思います。 プロローグを見た時は何の話をして いるのか分からなかったんですが、 その話がどんな話なのか ストーリーが進む事にわかっていって 最後には全ての言葉の意味が分かる という考察のしがいがある小説でした。こんなに楽しめたのは 久しぶりです。また読みたいです。』
乱歩
乱歩
『僕の生きる意味』