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2人は近くの公園に到着
松下先輩
あのさ、菜穂ちゃ…
菜穂
松下先輩、何か飲みます？
菜穂
私、買ってきますよ！
松下先輩
あ、あぁ、ありがとう…
菜穂
はい！そこの自販機で買ってきます！
菜穂
ちょっとまっててくださいね
松下先輩
うん。
自販機の前で
菜穂
(うわー、どーしよ…)
菜穂
(今から振られるんだろうなぁ。)
菜穂
(仕方ないか…現実だし…)
先輩の元へ戻る
菜穂
どうぞ
松下先輩
ありがとう
菜穂
…
松下先輩
…
松下先輩
俺さ
菜穂
はい。
菜穂
(うゎ、来るよ。)
松下先輩
その
松下先輩
…
菜穂
なんですか？
菜穂
(早く振って…)
松下先輩
その、
松下先輩
振られたんだよね
菜穂
え、先輩告ったんですか！？
松下先輩
まぁ、うん
菜穂
そーだったんですね…
松下先輩
…
松下先輩
いやー、ごめんね？
松下先輩
急に変なこと言って
菜穂
全然、大丈夫ですよ
松下先輩
ありがとう。でね？
菜穂
はい
松下先輩
この間、菜穂ちゃんが言ってくれたことあったじゃん
菜穂
…別に、気にしなくていいですよ！笑笑
松下先輩
いや、そういう訳にはいかないよ。
松下先輩
でも、菜穂ちゃんも分かってるかも知れないけど
菜穂
わかってます。
菜穂
だから、大丈夫です。
松下先輩
うん、ごめんね
松下先輩
菜穂ちゃんの気持ちはほんとに嬉しい。
松下先輩
でも、その気持ちを聞いても気持ちが揺らぐ自分はいなくて
松下先輩
やっぱ、俺あいつのことが好きなんだ。
菜穂
はい、わかってます
松下先輩
うん。だから、応援して欲しい。菜穂ちゃんとはこのままの関係で。
菜穂
…
菜穂
全然！いいですよ！
菜穂
振られるとか、情けないです！笑笑
菜穂
これからも頑張ってくださいね！
松下先輩
うん
松下先輩
ありがとう！
菜穂
はい！
菜穂
(辛い…)
菜穂
じゃあ行きますね！
松下先輩
おう！ありがとう
菜穂
(送ってくれなくなった)
菜穂
…はい！笑笑
菜穂
じゃ！さよなら！
松下先輩
おう！
溢れる涙を見せることのないように、1度も振り向かず まっすぐと家へ帰った
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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