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美咲
お母さん
美咲
明日弁当いるからー！
お母さん
分かった
美咲
お願いします！
お母さん
じぁ美咲の好きな卵焼き入れとくね
美咲
うんありがとー
次の日
美咲
行ってきます！
お母さん
行ってらっしゃい
学校の昼休憩
友達
美咲ー
美咲
ん？
友達
昼ごはん一緒に食べよー
美咲
良いよー
友達
いただきます
美咲
いただきます
弁当箱を開けると
卵焼きの中が煮えてないし
ぐちゃぐちゃだった
美咲
ちょとトイレいってくる
友達
うん。大丈夫？
美咲
うん
私は友達にこんな弁当見せれないとおもってそのまま弁当箱を持って
ゴミ箱に捨てた。
そのあと売店で弁当を買った
美咲
お待たせ
友達
弁当変わってない？笑
美咲
弁当の中おかず入れるの忘れてたけ弁当買ってきた笑
友達
ドジやなー
その日の夕方
お母さん
今日の弁当どうだった？
美咲
ぐちゃぐちゃだったから捨てた
お母さん
ごめんね
美咲
もう二度作んなくて良いから！
お母さん
うん
お母さんは少し泣いていたけど
気にせず
私は部屋に閉じこもった
五年後
お母さんがなくなった
次の日の葬式も終わり
母の部屋の掃除をしていた
すると棚の中から
日記があった
お母さん
一月6日
お母さん
手の震えが止まらなくなる病気と診断された
お母さん
四月8日
お母さん
明日美咲の弁当を作ることになった！
お母さん
好きなおかずたくさん入れとこー！
そこで日記は終わっていた
美咲
ごめんなさい
美咲
あんなこと言わなければ良かった
美咲
本当にごめんね
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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