「 なんで 君は そんな 簡単なことが 出来ないんだ 。 」
「 たかが 90 点 で 喜ばないでくれる ? 」
「 おい ! お前が ぶつかった せいで A子 怪我したぞ ! 」
「 ごめん 。 お前とは 友達 やっていけねぇわ 」
「 君は ほんとに 、 何も 成長 しないんだな 」
うるさい ..
うるさい うるさい うるさい .. ッ
お前ら 全員 …
馴
この世 には 、
" 平和民 '' と '' 極悪民 ''
が 存在 する 。
人間は 皆 、 平和民 で 生まれてくるが
性格 など 、 平和民 として 合わなかった 人達 は
即 極悪民 行き だ 。
嗚呼 、 今日も 虐められた ───── .
保健室 の 優しい 先生と 僕 の 2人きりの 静かな 部屋で
大人しく 、 怪我 の 治療 を する 。
馴
保健室の先生
保健室の先生
馴
両親 から 嫌われ 、
一軍達からの 虐め 、
友達 からも 離れられて 、
担任の 先生 にも 、 嫌われた 。
僕が 唯一 、 信頼出来る 人は
保健室の 先生 、 だけなんだ 。
保健室の先生
保健室の先生
馴
保健室の先生
馴
保健室の先生
馴
この '' ダンス '' というのは
正式名称 '' ヘルプダンス '' の 検定 、 みたいな もの
実は 、 極悪民 の中にも 、 特別 扱い されてる 奴 がいる 。
そいつらは 、 街中 に 現れ 平和民 が 身につけている
'' ヒーリングバッヂ ''
を 、 探し 求めている 。
ヒーリングバッヂ とは 、
平和民 の マーク 、 つまり 証明 みたいな もの だ 。
その 、 ヒーリングバッヂ を 守る ものが 、
平和民 の 特別 扱いされている " ピースヒーロー '' だ 。
これは 、 試験に 受かれば 誰でも できるもの 。
今回 僕が 受けたのは 、 その 試験だ 。
ピースヒーロー は 、ヘルプダンス の 舞 を 踊りながら 戦う
そして 昨日 、 僕が 昼食時 に 悪戯 で 腐った 牛乳 を 飲ませられ
腹痛で 休んでいた時に 、 その 試験の 結果 が 発表 された らしい
馴
僕は 、 A4 よりも 一回り大きい 封筒の 封を 破る 。
結果は ────
馴
保健室の先生
馴
保健室の先生
先生 と 僕 は 、 嬉しかったのか
ここが 保健室 だということを 忘れて ハイタッチ を する 。
嗚呼 … 何年 ぶり だろう 。
こんなにも 、 嬉しくて 、 楽しくて
幸せな 時間 だ ─────
保健室の先生
馴
き 、 来てしまった …
僕は 思わず 息を 飲む
毎日 の 事だが 、家に 帰ってくれば
親に 無視 され 、 晩御飯 は 親の 食べ残し 。
でも 、 ほぼ 毎日 完食 するので
毎日 お腹が 鳴ってるばかり だ 。
でも 今日は 違うかも !
この結果 を 見せれば 、
母 が 喜んで 、 これから は 充実した 生活が …… !!
なんて 、 こんな所で 妄想 していても
風邪 を 引くだけ なので 、
1つ 深呼吸 を して 、 家に 入る 。
父 と 母 の 反応は ──── 。
父
父
馴
やっぱ 、 変わらなかった
でも 、 話を 返したのは 何か おかしい …
一体何g ────
その時 、 俺は 耳を 引っ張られた 。
母
馴
いつもより 聞こえる 母の 声
耳を 引っ張られた 事で ジン と くる 痛み
母
母
そして 、 耳を 引っ張られた まま
連れて こられたのは …
母
ここは … ベランダ ?
何で こんな 所に ? 何する気だ 、 ?
馴
勇気を 出して 、 母に 尋ねてみる
母
馴
母さん … 今 なんて 言った ?
僕の名前 … 久しぶりに 呼ばれた けど …
さようなら ? 何の事だ ? 何でそんな事 ?
困惑 している うちに 、
俺は 外へ 放り出される 。
嗚呼 、 しぬんだ 。
この感覚 、 下へ 行ってる 。
最後に もう一度 、 保健室の 先生に 会いたかったな
1度で いいから 、 友達 と 遊んで みたかったな 。
様々な 後悔が ある中でも 、 時間は 止まらず 、 下へ 落ちていく
さようなら 、 先生 さようなら 、 僕 さようなら 、 また 来世でね ──
しんだ … ??
俺 、 しんだよな …
目を開けたら … きっと 、 天国か 地獄 ──────
馴
馴
1515
馴
目の前には 、 知らない人が 俺の事を 抱き抱えてる
きっと 、 僕を 助けてくれた らしい
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馴
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馴
ピースヒーロー って 、 あの !!!
僕は 少し 、 興奮 した 。
こんなに 目を 輝かせたのは 初めてかもしれない 。
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馴
僕は 、 苦笑いで 貴方の 話を 聞いた
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馴
1515
馴
貴方の 言葉に 首を 傾げる
はて 、 この人に 会ったこと あるだろうか 、、
過去の 記憶を 探りながら 、 なんとか 思い出そうとする
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馴
馴
思い出した 、 俺には 兄が いるんだ
5つ 上の 、 僕とは 性格真逆 だったから 苦手 だったけど …
まさか 、こんな所で 再開するとは 、、
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馴
真剣とした 顔を して 、 山の方へ 走る兄を 下から 見ながら
つい 、 かっこいいと 思ってしまった
もしかしたら 、 僕の 憧れは 、
兄貴になるかもしれない ────
コメント
5件
なんで母がベランダから落としたのかが謎だな🤔
アニキ かっけぇ