主
主
主
主
主
主
いふside
今日は、彼氏であるしょにだとのデートの日
そして今、準備を進めとる
いふ
いふ
いふ
せっかくのデートやし、オシャレしようと張り切ってみたけど、 似合ってるかイマイチ自分ではわからん
いふ
ちなみに、今話題の映画を見に行く予定や ミステリー系で、中々に面白いらしい
しょにだが友達におすすめされたらしくて、 俺も気になっとったから見に行くことになったんや
映画を見たらご飯を食べて、軽く買い物する予定や
いふ
いふ
ワクワクしながら玄関に向かう
いふ
いふ
ガチャ
こうして俺は、待ち合わせ場所に向かうんやった───────
いふ
無事待ち合わせ場所についた
まだ約束まで時間があるが、もうしょにだは来とるやろうか?
いふ
辺りを見回して、それらしき人物がいないか探す
初兎
初兎
いふ
いふ
声がした方を向くと、しょにだが手を振っていた
いふ
すぐさま彼の元へ走っていく
いふ
初兎
初兎
いふ
しょにだはいつものことやが、かっこいい
こーゆうさりげない気遣いが嬉しかったりする
いふ
初兎
初兎
いふ
いふ
初兎
いふ
初兎
しょにだに褒めてもらえて良かった
昨日1時間ぐらい悩んだ甲斐があるわ(苦笑)
初兎
いふ
こうして俺たちは、映画館に向かった────────
※映画館の中だと思って下さい
ザワザワ
初兎
いふ
初兎
いふ
初兎
いふ
初兎
初兎
いふ
初兎
初兎
しょにだがフードコーナーに並びに行ったので、 俺も発券コーナーに向かう
いふ
無事発券が終わり、しょにだの元に向かう
いふ
いふ
初兎
初兎
いふ
しょまろ
初兎
いふ
いふ
チケットの番号と席の番号を確認しながら歩いていく
いふ
初兎
たまたま見やすい席が残っとって良かった 内容に集中できそうや
しょまろ
初兎
いふ
話題作だけあって、席がほとんど埋まっとる
若い人から家族連れまでいろんな人がおる
恋愛映画とかやと男二人で見に行くんは目立つけど、 定番系の作品やと友達同士で見に来る人も多いから 変に目立たんくてちょうどいい
しょにだもそれを考えてこの映画にしてくれたんやろう
ブーーーー
そして、映画が始まった
映画の主人公
映画の主人公
この映画は、主人公の探偵が依頼され、 小さな島に船で向かうところから始まっていく
様々な伝説が残っている島で秘密を暴いていく、という物語や
こういう話は定番やけど、最後まで犯人がわからんくて 謎解きシーンで驚くような展開が待っとって好きや
横のしょにだもすっかり見入っとる
初兎
いふ
※ここからは小声で喋ってると思ってください
初兎
いふ
初兎
いふ
いふ
しょにだから貰ったポップコーンを食べ進める
ちゃんと俺に要るか聞いてくれるところに彼の優しさを感じる
映画の主人公
映画の主人公
映画も中盤に差し掛かり、事件が大きく動いていく
これからどうなっていくのかドキドキする
映画の登場人物
映画の主人公
映画の登場人物
映画の主人公
映画の登場人物
映画の主人公
映画の主人公
映画の主人公
映画の主人公
映画の登場人物
映画の登場人物
映画の登場人物
映画の登場人物
映画の登場人物
映画の登場人物
映画の登場人物
映画の登場人物
映画の登場人物
映画の登場人物
犯人は、被害者の男達に陥れられた人物の娘 復讐が目的やったらしい
それと同時に、エンディングが流れ始める
やはり話に聞いた通り面白い話やった 観にきてよかった
〜映画が終わり、電気がついた〜
初兎
いふ
しょまろ
初兎
いふ
初兎
映画館を出て、お互い映画の感想を言い合う
いふ
初兎
しょにだが指差したんは、パスタ屋 中々美味しそうや
いふ
しょまろ
カランコロン
店員さん
店員さん
初兎
店員さん
店員さん
店員さん
しょまろ
しょまろ
店員さん
店員さん
店員さん
初兎
いふ
定番のトマトソースから、オイルパスタまでいろいろある
どれも美味しそうで悩んでまう
初兎
いふ
悩んだ結果、シンプルなトマトソースにすることにした
変わり種選んでもええけど、リスキーやから辞めておく
初兎
いふ
初兎
店員さん
店員さん
店員さん
初兎
初兎
店員さん
初兎
店員さん
店員さん
店員さん
初兎
いふ
初兎
初兎
いふ
お互いの服選ぶなんて、恋人っぽくて憧れとった
しょにだはどんな服選んでくれるんやろうか?
センスのいいしょにだのことやから、いい服選んでくれそうや
店員さん
店員さん
初兎
店員さん
いふ
店員さん
店員さん
初兎
いふ
しょまろ
いふ
食べた瞬間広がるトマトの酸味と旨味が細めの麺とよく絡み、 絶妙なハーモニーを醸し出しとる
大きめに切られた具材もいいアクセントになっとる
いふ
初兎
初兎
いふ
初兎
いふ
初兎
二人で軽く会話をしながらパスタを食べ進める
デートと言うんに気がついたらメンバーの話になっとるんは俺ららしいけど、 ホンマはもっと恋人っぽい会話したいな、なんて思った
でも、そんな関係が心地良かったりもする
しょまろ
初兎
いふ
初兎
初兎
いふ
初兎
いふ
いふ
外に出ると、お昼時だけあって賑わっとる
最近は活動が忙しくて中々時間がとれんかったから、 こうやってデートするんも一ヶ月ぶりぐらいや
会議とかで会うことはあるけど、流石にメンバーの前では イチャついたりできへんから、楽しみにしとった
初兎
初兎
初兎
いふ
いふ
初兎
初兎
いふ
初兎
初兎
いふ
撫でられるのなんて久しぶりで、思わず照れてまう
久しぶりのしょにだの優しい手に、自然と頬が緩む
初兎
いふ
やって来たのはオシャレな洋服屋
いろんなジャンルの服が置いてあって、価格も高すぎんくてちょうどええ
初兎
いふ
初兎
いふ
しょにだが持っていたのは秋っぽいカーキのシャツ
シンプルやけど、ゆったりとしとって着やすそうや
いふ
初兎
初兎
いふ
初兎
俺が指差したんは、チェスターコート
こういうデザイン、しょにだが好きって言っとったんを思い出したんや
初兎
初兎
いふ
いふ
初兎
いふ
初兎
自分で言っといてあれやが、恥ずかしいこと言った気がする
しょにだが心なしか顔赤いもん…
いふ
初兎
いふ
突然冷静になって真顔で言われるもんやから、俺は固まった
初兎
いふ
しょにだはよく俺にかわいいと言ってくる
しょにだよりも歳が上で、身長も高い俺がかわいいなんて理解できへん
いふ
初兎
いふ
いふ
初兎
初兎
しょにだが後ろから追いかけてくるが、知らんふりして服を見ていく
いふ
初兎
初兎
いふ
初兎
初兎
いふ
初兎
初兎
初兎
いふ
こうして俺たちは、 お互いの服を選びながら買い物をした────────
初兎
いふ
俺たちの両手は今日買った服の袋でいっぱいや
初兎
いふ
これでもう解散になると思うと、寂しくなった
やけど、そんなこと言ったてどうにもならんことはわかっとったから、 自分の気持ちに気付かんフリをした
しょまろ
しょまろ
時間の流れは早く、分かれ道が近づいとった
この時間がずっと続けばいいのに、、、
なんて叶いもせんことを願ってみる
けど、現実は残酷で夕日が俺らを照らしとる
いふ
初兎
二人の間に沈黙が流れる
ゆったりとしたその時間は、不思議と気まずくなかった
いふ
初兎
気恥ずかしいが、言わないと後悔すると思ったため、 自分の気持ちに素直になることにした
いふ
初兎
しょにだは俺に優しく微笑みかける
初兎
いふ
今日やって帰ったらやることがあるはずやのに、 俺のことを優先してくれるしょにだ
彼からの愛が伝わってきて、少し照れくさくなった
初兎
いふ
初兎
俺が行くと言った瞬間、 顔がパッと明るくなるしょにだ
その様子からホンマに嬉しいことが伝わってくる
初兎
初兎
いふ
いふ
いふ
俺は、とびっきりの笑顔でしょにだの手を握り返した
初兎
その時のしょにだの顔は、 夕日のせいか赤く染まっとった─────────
〜終〜
コメント
3件
はぁ、…ほのぼのも尊い…()