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リリエン

三十二日目!

お題:ゴールデンパール

リリエン

ゴールデンパールの石言葉は

リリエン

「豊かさ」「上品」「母性」です!

登場人物

白♀

元侍女の桃の正妻。最近桃の行動に疑問を持ち、愛されているか不安になっている。

白の夫。最近なぜか出かけることが増えている。

赤♀

桃の妹。青の正妻。小さな娘がいる。

赤の夫。桃のライバル。

桃の友人の陰陽師。

黒♀

水に仕える式神。

リリエン

この作品は31日目の「秋のお姫様」の

リリエン

一年後の世界線となります

リリエン

こちらはnmmn作品となります

リリエン

苦手な方は見ないことをお勧めします

リリエン

またご本人様達とは一切関係ございません

リリエン

自作発言 パクリ 無断転載はNGとなります

リリエン

それではどぞ!

~桃の屋敷 白の部屋~

白♀

・・・はぁ

赤♀

どうかしたの?初兎ちゃん

白♀

いや・・なかなかできんなって思って・・

赤♀

まぁこればっかりは授かりものだからね

白♀

そう・・なんやけど・・

赤♀

大丈夫だよ!

赤♀

むしろできた後が大変だよ?

赤♀

乳母に見てもらっているとはいえ

赤♀

日中はほとんど目が離せないし

白♀

夜はまろちゃんの相手やもんな~

赤♀

初兎ちゃん?!///

白♀

愛されていてうらやましいわ~

赤♀

そ、そういう初兎ちゃんだって!//

赤♀

ないくんに愛されているんじゃないの?!//

白♀

まぁ、そうやな・・

赤♀

ってかそろそろ夏かな

白♀

せやな

赤♀

初兎ちゃんの手、ひんやりしていて気持ちいいよね~

赤♀

夏の日は普通にうらやましいなぁ

白♀

冬は寒くて仕方ないけどなw

赤♀

でもいいじゃん!本当に羨ましい!

白♀

りうちゃんは手温かいよなぁ

赤♀

ないくんもそうだよ!

赤♀

うちの家系は温かいみたい

白♀

へー、そうなんや

赤♀

そろそろりうら部屋に戻るね!

白♀

次は娘ちゃんとおいでや~♪

赤♀

え?!いいの?!

白♀

ええよ!

赤♀

じゃあ次はお邪魔するね!

白♀

うん、おいでや~♪

白♀

・・・子供、ええなぁ

~その夜~

白♀

・・・

白♀

(今日も・・来ない・・)

白♀

(これで何夜目やろ?)

白♀

・・・飽きられたんかなぁ

白♀

(そうよなぁ、一年経って子もできひんし)

白♀

(もともと身分も釣り合ってへんし)

白♀

(どっかの綺麗で身分の高い方と)

白♀

(結婚して、通っていてもおかしないなぁ)

ぐ~・・

白♀

・・・お腹減った

白♀

はぁ、なんか最近すぐに腹減るなぁ

白♀

もう寝よ・・

~翌朝~

侍女

北の方様、朝食です

北の方とは、正妻を表す言葉です

白♀

あ、うん、ありがとうな♪

侍女

いえいえ

侍女

北の方様って好き嫌いありませんよね

白♀

急にどうしたん?

侍女

いえ、なんとなく思いまして

白♀

まぁな・・・ん

侍女

どうかしましたか?

白♀

ごめ・・ちょっと・・

侍女

お口に合いませんでした?

白♀

いや・・匂いが強くて・・

侍女

あら・・

侍女

食べられそうなものだけ食べてくださいね

白♀

うん、そうするわ

白♀

ごめん、ありがとうな

侍女

北の方様の体調が一番ですから!

白♀

・・・疲れたなぁ

白♀

特にすることもないし・・

白♀

暇やなぁ・・なんか読もうかな・・

キラッ

白♀

ん?今・・

白♀

鏡光らんかっt?!

白♀

え・・ここどこや・・

白♀?

こんにちは

白♀

え?・・うち?

白♀?

そうやで~♪

白♀

(髪色がちょっと黄色っぽいけど)

白♀

(めっちゃそっくりや)

白♀

(鏡写し、みたい・・)

白♀?

なんか悩み事あるん?

白♀

え?

白♀?

さっき溜息ついとったから

白♀

え?!なんで知ってるん?!

白♀?

うちは、初兎

白♀?

君の鏡の中の姿や

白♀

鏡・・?

白♀?

なぁ、なんか悩んでるんやろ?

白♀?

大変やなぁ、可哀そうになぁ

白♀

え・・・

白♀?

だから、うちが代わってあげるわ

白♀

は?

白♀?

・・・ふふっ

白♀

え・・・

白♀

な、なんで・・

白♀

なんでいつもの部屋に・・あの子が・・

『代わってあげるわ』

白♀

まさか・・入れ替わった・・・

白♀

い、嫌や・・

白♀

出して!出してや!

白♀?

嫌♪

白♀?

うちが代わりに生きてあげる

白♀?

ええやん、そこにおったら

白♀?

もう悩まんくてええんよ?

白♀

そんなん、頼んでなi

『おーい、初兎ちゃーん!』

白♀

ないちゃんの・・声?

白♀?

ないちゃん?どうしたん?

白♀?

珍しいな、こんな昼間から

ちょっと仕事が早く終わったんだ♪

白♀?

そうなん?!

白♀?

じゃあ一緒に夕餉も食べようや!

白♀?

それでそれで夜は・・

あ、ごめん・・

夜はまた出かけなくちゃいけないんだ・・

白♀?

えー、残念・・

白♀?

じゃあじゃあそれまでは

白♀?

一緒にいようや!

うん♪いいよ♪

白♀

やめて!やめてぇ!

白♀

うちの姿で、ないちゃんに近づかんで!

白♀

嫌や・・いや・・

白♀

やめて・・お願い・・

初兎ちゃん最近どうだった?

白♀?

ないちゃんがおらんくて寂しかった!

え//

白♀?

ずっと放っておくなんてひどない?

あ、それはごめん・・

白♀?

今日はいっぱい構ってな?

うん・・あれ?

白♀?

急に手握ってどうしたん?

ん?いや・・なんでもない!

白♀?

そう?

~夕餉~

白♀?

ほんまよう食べるなぁw

だって美味しいじゃん?

白♀?

まぁそうやな・・うわ・・

ん?どうかしたの?

白♀?

ないちゃん、これあげる

?・・酢の物?

苦手だったっけ?

白♀?

うん、知らんかったん?

・・・そういえばそうだったかも

白♀?

やろー?

じゃあ行ってくるね!

白♀?

うん、行ってらっしゃい!

白♀?

気いつけてな!

うん!

従者

あの・・・

従者

なぜ出てきたんです?

従者

もう探し物は見つかりましたよね?

・・・

いむを呼んできて、今すぐ

白♀

うっうぅ・・

白♀?

・・・調子はどう?

白♀

白♀

・・・許さへん

白♀?

ふふっw

白♀?

好きなだけ言ってええよ

白♀?

今はうちが本物やから♪

白♀

・・・ないちゃんに近づかんで

白♀?

え?

白♀

ないちゃんに近づかんで!

白♀

うちはどうなってもええ!

白♀

ここにずっと居たっていい!

白♀

でもないちゃんの傍にいるのは許さへん!

白♀?

・・・なんで?

白♀

・・・うちは、ないちゃんの

白♀

正妻、やから

白♀?

・・・よっぽど好きなんやなぁ

白♀

白♀?

・・・その言葉が欲しかったんよ

白♀

え?

白♀?

何するん?!

大人しくしとけ

黒♀

ほとけ、黒や、こいつ

・・・ないちゃん、やっぱり偽物みたい

・・そっか

白♀?

・・・気づいていたん?!

初兎ちゃんは好き嫌いなんてない

それに手を握ったとき、温かった

初兎ちゃんはひんやりしているはずなのに

白♀?

・・・人の体温は温かいって聞いたから

白♀?

てっきりあの子もそうやと思ったんやけどな

白♀?

なんや、そのまんまでよかったんか

何より、全然似てないから

白♀?

え?

顔は似てるけど

初兎ちゃんは優しく笑って話してくれる

所作の一つ一つに上品さがある

君には、ない

白♀?

・・・

白♀?

・・・大好きなんやなぁ

白♀?

(似たもの同士、お似合いやん)

・・・初兎ちゃんはどこ?

白♀?

どこやろうなぁ?w

黒♀

・・・

姉貴、抑えてね?

黒♀

・・・すまん、無理や

え?!

白♀?

んぐっ?!

何飲ませたの?!

黒♀

酢?!

白♀?

あ、あぁああああ!

お、おい・・大丈夫なんか?

ちょっ、溶け・・

白♀?

・・・

黒♀

・・・妖気はなくなったわ

ちょっと姉貴!?

まだ本物の居場所もわかんないのに・・

黒♀

安心し、もう分かっとる

え?!どこ?!

黒♀

その鏡の中や

『初兎ちゃん!』

白♀

・・・ないちゃん?

初兎ちゃん!初兎ちゃん!

なんで鏡の中に・・

ほんまにいるんか?

姉貴の妖気感知能力はほぼ正しいから

多分、そうだと思う

多分、鏡の中と入れ替わっちゃったんだ・・

じゃ、じゃあどうなるの?!

黒♀

・・・方法はあるで

ほんと?!

うん、ある・・けど・・

けど?

・・・ちょっとないちゃんが

恥ずかしい思いをする・・かも・・

別にいい!

初兎ちゃんを助けられるなら!

・・・じゃあ説明するね

白♀

どうにかして出られんかな・・

白♀

どっかに出口があったり・・

『初兎ちゃん』

白♀

ないちゃん?

『最近、訪れられなくてごめんね』

白♀

・・・

『不安にさせちゃったし、寂しかったと思う』

白♀

・・・うん

『実はね、贈り物を探していたんだ』

白♀

贈り物・・?

『もうすぐ、俺が初兎ちゃんに初めて文を送って』

『二年くらいになるから』

白♀

え?!もうそんな経つん?!

『でも本当にごめん』

『大好きだから、早く』

『早く帰ってきて』

白♀

・・・

白♀

そんなん・・

白♀

当たり前やろ!

・・・

・・・

黒♀

・・・成功、やな

しょう・・ちゃん・・

白♀

え、あれ・・?

よかった、よかった・・!

僕たち、一回退出しよっか

黒♀

せやな

え、見てたい・・

黒♀

邪魔したらあかんやろ、行くで

はぁい・・

白♀

ごめん、心配かけて・・

ううん、いいんだ

謝らなきゃいけないのは俺のほう

白♀

え・・・

いきなり来なくなって不安だったろうし

とても、怖かったと思う

白♀

・・・うん

・・そう、だよね

でもね、俺が好きなのは初兎ちゃんだけだよ

白♀

・・・

信じられなくてもいい

俺が一生かけて、証明する

白♀

・・・ほんま?

ん、ほんと

白♀

・・・違えたら許さんから

うん!

あ、あとこれ・・

白♀

ん・・これ・・?

金色の真珠!

なんか母性がどうのこうのあるらしくて

白♀

・・・!

白♀

そっか、そっか!

白♀

ありがとな、ないちゃん!

喜んでくれたならよかった!

白♀

ん?あれ・・ここ溶けてる?

え?!なんで?!

買ったときは綺麗だったのに!

白♀

なんかあったんかもな

うう・・

白♀

でも大事にする!

白♀

ほんまありがとう!

翌日、白の懐妊が発覚し

屋敷が喜びに包まれたのは言うまでもない

リリエン

おかえりなさいませー!

リリエン

金色の真珠は酸性に弱いらしいです

リリエン

酢とかでも溶けてしまうそうですよ!

リリエン

・・・意味、伝わりましたかね?

リリエン

ここまで読んでくださりありがとうございました!

リリエン

また331タップお疲れさまでした!

100日お話を書く(前編)

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