芝音
雫
ゆうき
芝音
芝音さんは、近づかないでオーラがとても大きな人でした。
芝音
正直なところ、運動も勉強もそこまで得意ではない。
それに、話しかけられてる様子もない。
1人を好む人なのかなって最初は思ってました。
私は友達というか話せる人もいましたし、自分から声かけることもそんなになくて…
でも、印象が変わったのは私が困った時でした。
部活やら委員会で遅く帰った時。
雫
A
B
雫
いかにも下心丸出しの男性2名が私に掴んでかかりました。
こういう時に上手く断れないのはなんででしょうね…?
芝音
小さくも響く低めの声。
聞いたことはそんなにありませんでしたが、怒っているように感じました。
B
芝音
触れようと伸びてくる手を、平手打ちでパチンと1発。
A
煽ってくる男性に、芝音さんは嘲笑って
芝音
A
芝音
芝音
A
芝音
口元をニヤつかせ、獣のような目で睨む芝音さんの手は震えてました。
私の為に無理してる。
話したこともないのに、それだけがわかりました。
バキッ
目の前に揺れて落ちる、淡い茶色の黒髪。
崩れ落ちるのを見て、殴られたのだとすぐに察した。
B
芝音
A
B
芝音
威嚇して睨む芝音さんに容赦なく掴んで持ち上げる男性。
まだ口答えし続け、何をされようともがく芝音さんをみて、印象はガラッと変わりました。
動けなかった私は何度でも願いました。
お願い、連れてかないでって。
でも、助け出さなければ意味が無い。
でも、その願いに答えるように現れたのは──
ゆうき
主
芝音
主
芝音
主
主
コメント
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良い作品✨