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文化祭当日
未だに付き合ったという感じがしない
なつくんがこさめに気を使わせないように前と同じ態度をとってくれてるのもあるけど …
まだ 、こさめのことを話せてないから 、、
距離が縮まらないんだと勝手に思ってる
この2日間で話せるといいな 、
それか …
思い出してくれたら 。
なんで 、 こんなに素っ気ない返事をしてしまったのだろう
せっかく 、 さそってくれたのに
こさめはバッグの紐をかたく握った
こさめが教室に入った時にはもう既に準備が終わってるみたいで 、 皆開始時刻を待っているだけだった
MOB
MOB
MOB
MOB
MOB
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各自楽しそうに話しているのを横目に見ながら隅の席に座る
スマホの電源を入れ 、 ロック画面を見つめる
昔母親に撮ってもらったなつくんとのツーショット
これ見たら思い出してくれるかな … なんて淡い期待を抱いてこの間ロック画面にした
なんでこんなにこさめはバカなんだろう
さっきスマホを隠さなければ 、、
気づいて貰えたかもしれないのに 。
そう呟いたなつくんの言葉はまわりの雑音によってこさめの耳に届く前に消されていった