-hotoke-
初兎
りうら
悠佑
if
ないこ
-hotoke-
初兎
ないこ
俺達はいわゆる貴族のような ものだった。
ないこ
あら、どうしたの?
ないこ
あら!すごいじゃない!
ないこ
ないこ
ないこ
俺はすごいと 言われながら育ってきた。 だから色んな才能があった。
だけど
ないこ
ないこ
あら、そうなの、
ないこはなんでもできるから 大丈夫よ!
ないこ
そう。能力が一向に開花しなかった
そのせいで
お前の遺伝子の せいだろ!?
ないこに才能がないっていうの!?
ないこ
夜、ずっと親が喧嘩してた
そして俺が9つを迎えたときに
歯車が逆の方角に動き出して しまった。
ないこ、
ないこ
良いことと、悪いこと、どっちから 聞きたい?
ないこ
ないこにね?
「婚約」の話がきたの
ないこ
婚約の意味を知っていた。
きっと俺が知らない人と 結婚させられるのだろう。
人間界では男と女同士でしか 子どもは生まれないが、 妖怪の世界では違う。
男同士でも、女同士でも 子どもは生まれるのだ。
正直いい話ではなかった。
ないこ
わるいことはね、
ギュッ
ないこ
ママ達ね、喧嘩しちゃって、
ママはここを離れなきゃいけないの
ないこ
離婚。きっとそうだろう。
ないこ
ええ、ッ、きっとね、
次の日。 もう産みの母はいなかった。
11さいのとき、 父が再婚した。
明らかに生物を侮辱している 目をしてた。
それからというものの
あらーwごめんなさいねえーw
ないこ
急に踏まれたり、 何かをされるようになった。
時には
ないこ
ええー?いいじゃないのよーw
サワッ(ないこくんの腰を触る)
ないこ
ないこ
!
、、ふーん、
そんなことしていいんだー、
あなたー?
ないこ
この子が急に私のことを 襲おうとしたわー?
は?
本当なのか?ないこ
ないこ
私の言うことを信じて!
ないこ
、、分かった
ないこ
ないこ、お前出ていけ
ないこ
俺は妻を信じる
ないこ
ないこ
、、
ニヤッ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
別にいく宛もなかったし、 死んでしまおう。と決めていた。
このまま死ぬのかなー、
ないこ
俺には飢死がぴったりだ。
今まで何不自由なく生きていたし
飢えで苦しんでいる者達の 気持ちを味わえていいと思う。
ないこ
ないこ
ないこ
生きていたい。
そう思ってしまう。
なんてわがままなんだ。
???
???
誰だろ
いいから一人にさせてよ、
???
???
お姫様抱っこ
ないこ
???
???
ないこ
???
if
これがまろとの出会いだった。
次回 ないふ過去編 君との時間
コメント
3件
まろちゃん優しい! 一コメ!