テラーノベル
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赫
待ってッ…嫌、
そんなことないッ…
バシャバシャッバシャッ
一目散に駆け出した。
もしかしてと、
俺は大事だったはずの傘に目もくれず、兄のもとへ走った。
赫
兄だってそこまで体格はいい方じゃなくて、細身体型だった。
だから、もしぶつかってしまっているのなら____
赫
兄の頭の後ろからは "赤い液体" がじんわりと地面に広がっていた。
赫
目元が濡れた。
でも、それは涙なのか
それとも雨が顔にかかったのかよく分からなくて、
ずっと放心状態だった。
<ぁ____じゃッな____
救急____か…>
赫
ザー
赫
<大丈夫ッ僕? 今、救急車呼んでるからねッ (焦
赫
見た方向には、焦った様子でスマホを見みて当ててる女の人で、
赫
ザーザー
赫
お母さんとお父さんはスーパーの所にさっき居たっ
その時、ようやく辺りを見渡すことに意識が向いた。
ザー
赫
バシャッ
赫
スーパーの入口に大きなトラックが突っ込んでいるかのように見えた
赫
赫
ありえない、よッ
ねッ? お母さんッお父さんッ
頭によぎってはこびり付いて離れてくれない最悪な展開。
小さい俺でも、その時のことは全てを理解したかのような状態で
嫌でもそう思いたくなかった。
赫
…冷たい。
仰向けになっている兄の肌を触り、
これはきっと雨のせいで冷えたのだと自分に言い聞かせた。
赫
🚨ピーポーピーポー
<通りまーすッ!!
ガタッガタ ( 運
赫
赫
兄が車の中に運ばれるのを見て、
「大切なものが奪われる」
という感覚に陥り、
俺は必死に運ばれる兄を取り戻そうとした。
*☂︎*̣̩⋆̩ザー
<ご家族…なんだね、辛い思いしたよね
赫
<…一緒に乗ろうか。
赫
<…
赫
あぁ、もう…ダメなんだ。
ザーザー
そして俺は1人になった。
救急車の中で何も言えず、ただ寝ている兄を見ていた。
そして、この短時間で一気に家族を失ってしまったことが精神に来て
救急車の中で過呼吸になった。
赫
赫
ザー
赫
赫
その時も、雨は止まないで俺を地獄に落とそうと降り続ける。
赫
赫
赫
櫻
赫
櫻
茈
赫
赫
翆
赫
茈
櫻
赫
翆
翆
翆
赫
あの事故は雨が降っていた
そう考えるようになってから雨が嫌いになり、恐怖になった。
茈
赫
雨の音や匂い、
あの時を思い出してしまうため、避けるように。
櫻
赫
少しでも水に触れるだけでも鼓動が速くなって呼吸がしずらくなる
翆
茈
赫
櫻
櫻
櫻
赫
翆
赫
櫻
茈
赫
翆
赫
赫
茈
赫
あの後、トラックの運転手からは謝罪もお金もしてくれた。
悪意はないと心の底からわかった。
櫻
茈
赫
櫻
茈
赫
翆
翆
赫
赫
赫
赫
翆
赫
赫
誰も言葉を返さなかった。
こんなことを言われても迷惑になるだけだなんて十分わかっていた、
だけど、
メンバーの前だと押し殺していた気持ちが全て出てきてしまう。
赫
赫
「大嫌い」
そう言おうとした瞬間、
暖かくて優しい感覚が俺を包んだ。
赫
櫻
赫
ぼふっ ◌𓈒𓋪
櫻
櫻は俺を胸にぎゅっと押し付けて頭を優しく撫でてくれた。
赫
赫
櫻
赫
櫻には
子供の頃、母に抱きしめられた時と同じ安心感があり、
櫻
優しく甘い声に俺は全てを委ねてしまうのだった。
赫
翆
翆
赫
櫻
櫻
赫
茈
茈
赫
翆
赫
翆
その温もりに、赫は少しだけ目を閉じる。
外では雲の切れ間から、光が刺し始めていた。
茈
茈
赫
櫻
櫻
その言葉に赫は小さく笑った。
赫
ガララララ…🪟
赫
櫻
茈
茈
茈
翆
茈
赫
そんなに…良いのか、?
赫
茈
茈
赫
茈
茈がそう言って赫をベットから起き上がらせ窓の外を見させた。
赫
茈
翆
櫻
翆
翆
赫
窓の外の世界には、
雨上がりの街が広がっていた。
光を反射してキラキラと輝く道路。
赫
茈
茈は安堵したかのように微笑んで、
翆
翆は俺を安心させるためか、手を握ってくれて、
櫻
櫻は子供のような笑顔を見せてくれている。
赫
俺はもう一人じゃない。
赫
隣に仲間達がいる。
赫は小さく息を吸い、空を見上げた
赫
赫
櫻
茈
翆
これからトラウマを上手く克服出来るかなんて分からない、
でも、少しでも雨になれることができるのなら
俺は頑張りたい。
赫
赫
茈
櫻
翆
赫
赫
コメント
5件

ヤバい泣くてかすでに泣いてます
え、、、何この作品??? 最高すぎじゃね???まじ感動した.ᐟ.ᐟ なっちゃんの過去にそんなことがあったのか.ᐟ.ᐟ後みんな優しすぎ.ᐟ.ᐟ普通に今泣きそう𐤔𐤔 今回も最高な作品ありがとうございました.ᐟ.ᐟ1000♡押しときますね.ᐟ.ᐟ