龍斗
愛菜
龍斗
愛菜
愛菜
別れてくれ。
思わぬ一言に私の思考は停止した。
愛菜
何も考えられないのに
何も言いたくないのに
なかったことにしたいのに
言葉が勝手に溢れてくる。
愛菜
愛菜
龍斗
`
心が何かに押しつぶされるように痛い
愛菜
愛菜
龍斗
愛菜
愛菜
私の愛しの人は
1度も振り返らないで去って行った。
遡ること2年前
私が中学二年生の時だった。
私の愛しの人ーーーー
池崎龍斗は1つ上で
中学3年生だ。
出会ったのはグループlime
クラスの男子が悪ふざけで部活の先輩を招待したのがきっかけだった。
話がよく合う私たちが仲良くなるのにそう時間はかからない。
私が龍斗の事を好きになるのも時間の問題だった。
愛菜
龍斗
龍斗
愛菜
龍斗
龍斗
龍斗が私の名前を呼ぶ。
それだけで顔が真っ赤になってゆく
龍斗
愛菜
愛菜
龍斗
愛菜
龍斗
愛菜
龍斗
愛菜
休日には2人で遊びに行ったりした。
周りからはもう付き合ってるの?
とか言われていたけれど、付き合ってはいなかった。
龍斗
愛菜
龍斗
愛菜
龍斗
愛菜
愛菜
龍斗
愛菜
愛菜
月雫
月雫
愛菜
愛菜
愛菜
愛菜
月雫
月雫
愛菜
月雫
月雫
月雫
愛菜
愛菜
愛菜
愛菜
月雫は私の親友だ。
ずっとずっと一緒に居る。
そんな月雫とあんな形で関係が終わるなんて
今の私は思いもしなかった。
月雫
月雫
愛菜
月雫
愛菜
月雫
そう、私は先輩の事が好きだった。
いつ好きになったかは分からなかったけれど
それでも
私は好きだった。
祭り当日
カランコロン
カランコロン
龍斗が顔をあげる
愛菜
龍斗
愛菜
龍斗
愛菜
龍斗
龍斗
愛菜
愛菜
水色の生地に大きなひまわりが着いているかわいい浴衣だ。
髪はアップで纏められている。
龍斗
愛菜
ガヤガヤガヤガヤ
お祭り独特の雰囲気が漂う
そんな中私は決心する
愛菜
龍斗
愛菜
龍斗
龍斗
龍斗
龍斗
愛菜
愛菜
龍斗
愛菜
愛菜
龍斗
愛菜
どくりどくり
私の胸が高鳴っている
ぎゅっと目を瞑る
怖くて、震えて、緊張して
そんな状態の私は
誰かの視線に気づくことはできなかった
続く
コメント
8件
今からでもオケだよ!どうせ参加人数少ないし……赤ずきんは特別に…♡
みかん ありがとぉおおおおお
しろくま🍓 ありがとう!! しろ🍓コンってもう終わっちゃったよね…?参加するって言ってたのに参加出来なくてごめん…(´;ω;`)