黄
青ちゃんが眠った後、そっと唇を指でなぞる
そのままキスをしてしまいそうなくらいに顔を近づける
黄
黄
青ちゃんに出会ってから何度『愛してる』と伝えただろうか
何度、『愛してる』を伝えられただろうか
綺麗な横顔をまだ少しだけ眺めていたい
赤いその唇に少しだけ口付けていたい
ピンクの頬に少しだけ触れていたい
あたたかいその手に少しだけ撫でられていたい
青
黄
黄
罪悪感を覚える
寝起きの潤いのある瞳には僕の姿が映っているだろうか
ちゃんと僕のことみててくれているんだろうか
青
黄ちゃん。そんな呼び方をされたのは久々だった
胸の内側が熱くなるのが感じられた
青
そうベッドへ誘われる
黄
ベッドの中は君の体温や匂い。
全てがなくなってしまいそうだった
手を伸ばせば君に触れることができる。けれどそんな勇気は無かった
青
黄
まるで心を見透かされてるかのようだった
ずっと昔からそう言って欲しかった
青
僕のことを冷やかしているようにも、甘やかしているようにも聞こえるその声はとてもいとおしかった
僕には到底受け取りきれないくらいの愛だった
黄
あー可愛くない。自分でもそう思う
普通のカノジョなら何と答えるのが正解なのだろう
青
君はこんな僕でも愛してくれる
僕もそんな君をずっと『愛していたい』
コメント
6件
あ、次垢これです
好き
めっちゃ好き