悠乃
おはよう!
モブ
おはよう!
あのこの春に気づかないほど鈍くはない。
時効はずのれんもがもたらす季節外れの熱中症。
あーふと香るその髪の甘味に魅せられて そらもうとっくに手遅れです。
もうどっくんどっくんです。
モブ
(可愛いフィンが気に入らない!)
フィン
本当にごめん!ユノちゃん!お詫びにお茶しようよ!
モブ
(悩める睫毛と恋する乙女の瞳が気に入らない!)
フィン
モブくん友達になろう!
モブ
…(友達なんかになりたくない!)
どうして、愛おしいの?それでいて
モブ
どうして、こんなに憎らしいんだ?
青い春にサクフィンが気に入らない!
俺の中の咲かない恋を打ち明けるほど未熟じゃない。
そのすました睫毛の動くとこ見てみたいとは思いますが
あぁ、この熱が伝わってしまうような気がしてその指先に触れることもまだ億劫、億劫です。
二人に交わる思いはない!
ユノの恋する瞳が好きです!
俺の思いは救われない!
友達なんかになりたくないのになぁ
カルパッチョ
おい、雑魚がみてんじゃねぇよ!
あぁ、その唇に二度と忘れぬ「降参」を
モブ
かっこいいカルパッチョが気に入らない!
カルパッチョ
あ?刺すぞ!雑魚が!(ユノを渡してたまるか、雑魚の癖に生意気なくちききやがって)
悩める睫毛と恋する乙女の瞳を
モブ
(俺は見逃さない!)
友達なんかになりたくない
カルパッチョ
さあいくよ、フィン、ゆの、
フィン
う、うん
モブ
(かっこいいカルパッチョが気に入らない!
モブ
(どうにもフィンが気に入らない
どうして、こんなに愛おしいの?
モブ
どうして、こんなに憎らしいんだ?
青い春にサクフィンとカルパッチョが気に入らない!
可愛い、かっこいいカルパッチョフィンの恋を実ってしまえ!
モブはユノのことが好き、でもフィンとカルパッチョが邪魔をしている。 気に入らない!