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ママ

ニナ、貴方のことをサンってこれから呼ぶわ

サン

何で?ママ?

ママ

貴方は太陽みたいなの。

ママ

私たちの太陽。

サン

それって僕が世界を照らしてるってこと?

サン

僕もヒーローなんだね!

ママ

・・・そうね。

ママ

(そう、貴方はヒーローよ。)

ママ

(世界を照らしてくれる。)

ママ

(だけどね、)

ママ

(世界を照らすことで人々は飢え)

ママ

(干からびることだってあるのよ)

時に太陽が涙を流した時

その涙は翼のあるものにこべりつく。

そして翼のあるものは

泣き、絶望して、鳴く。

ママ

サン?そろそろ皆のことを夢から覚ましてあげましょうか?

ママ

(嗚呼、可哀想に。)

ママ

(貴方は幻覚まで見えているのね、)

ママ

(何故皆を殺めようと思わないの?)

ママ

(貴方をこんなに苦しめたのに。)

ママ

(貴方に新しい名前をあげたのも、)

ママ

(全部私の為って分かってるみたいね。)

ママ

(貴方が醜くて、)

ママ

(まるであの人がこの世からいなくなってしまうときのようで。)

ママ

(それが貴方の本当の気持ちなの、)

ママ

(じゃあきっとあの人もそうだったのね。)

サン

ねえ、レイは、さ

サン

もう夢から覚めちゃったの?

ママ

そうね。

ママ

何処か他の世界に行っちゃったのね。

ママ

きっと。

サン

一緒に他の世界に行くって約束したのに。

ママ

(嗚呼、貴方達そんな約束もしてたのね。)

ここから出て外の世界に行きたかったのね。

でも、夢から覚めたその世界は

冷たくて、帰ってこれない。

幸せになることなんて不可能。

醜いアヒルの子。

鳥籠に入ったまま一生を終えて。

くっつけた羽が太陽で落ちないように。

その羽が絶望の涙で汚れないように。

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