この作品はいかがでしたか?
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ぁあ、 もう僕駄目なんだ。
何しても、
何を言っても、
僕の言葉は伝わらないんだ
僕は悪いやつで、
頬を叩かれることも
全部当たり前なんだ。
神様が僕に下した仕打ちなんだ。
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何もかもが嫌になった。
がくくんがいなくなって1日。
1日しか ...... 経ってないのに、
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僕は目尻に溜まる涙を拭い、事務所を出た 。
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赤く腫れた頬に触れては顔を顰め、自分の情けさに笑ってしまう。
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事務所で拭った筈の涙が頬を伝う
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また 、
皆と笑い合う日が来るんじゃないかって期待しちゃうんだ 。
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朝でも昼でもないこの時間帯は、1人で居るのに都合が良かった。
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会えないのが分かっていても、願ってしまう。
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すると、誰かが僕の腕を掴む。
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知らない男達。
僕は薄暗いところへと連れていかれる。
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こわい、なに?
だれ?
連れてこられたのは人気が一切ない細い道。
こんな所で何をするんだ、そう思っていると。
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聞いた事のない名前。
まずこいつらなんなんだ?
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mob 2
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さっきまで寂しいって泣いてた奴が急に変なところ連れてこられて、本当についてない 。
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そう言って、僕より何倍も大きい拳を振り上げる。
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逃げる隙もなく、僕は知らない男達に腹を殴られる。
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ばた、と音を立てて僕は後ろに倒れる。
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僕は痛む腹を手で抑えながら、ふらついた足で立ち上がる。
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それからどのくらい時間が経ったのかは分からない。
僕は知らない男達に何度も殴られ、沢山の暴言を吐かれた。
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体が痛い。 口の中に鉄の味が残る。
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僕は血が滲む体を必死に動かして家に帰った。
その日から、事務所に向かう為に外に出ると必ずあいつらに殴られるようになった。
僕の体は傷だらけになっていく。
それでも会うのは事務所のみんなで心配する人など1人もいなかった。
心の傷も体の傷も増えていく一方。
辛い、痛い、寂しい。
がくくんの腕の温もりを思い出す気力もない。
毎晩目が腫れるまで泣いて、心の中で何度も彼の名前を呼んで。
心も体も限界だった。
がくくんに会えなくなって、2週間ほどだった。
僕がソレを始めたのは。
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白色のカッター。
僕の左腕を真っ赤な線で埋め尽くしてくれる。
始めた時は凄く痛かったけど、血が出てくるのを見ると変な達成感があって嬉しかった。
肘当たりに輪ゴムを付けると血の量が多くなるって昔掲示板でみた。
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もう、後戻りは出来なくなったな
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