辰
え、今…なんて?
??
え?いやだから
??
綺麗だって
綺麗、?誰が…?
私?
私なんかが?
辰
目腐ってんじゃないの…
咄嗟にそう口走ってしまった
ヤバい、
こんなよく分からない人に挑発するような事言ったら…
確実に殴られる
…そう思っていると
??
くっ、くふふ
男は突然笑いだした
??
アッハッハッハッハッ!
辰
な、なによ
すると男は腹を抱えながら乱れた髪の間から私を見据えた
??
やっぱキミ、面白いわぁ
何やら妖艶な笑みを浮かべると、手当てすると言って私の腕を掴んできた
でも…
痛く無かった
逆に、男の手当ては涙が出そうなほど優しかった
辰
でも、手枷は外してくれないのね
皮肉を込めてそう言うと、男は包帯を巻く手を止め、律儀に私の目を見つめてきた
??
だってそうしたら逃げるやろ?
辰
…うん
??
…ふ、否定せんのやな
確実に逃げない訳無いから素直に答えると、男はクシャッと笑って応えた
…普通に笑えるんだ






