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⚠️アテンション ・🇩🇪×🇫🇷 ・🇫🇷視点 ・監禁・殺害描写有 ・前回に引き続きなんだか🇩🇪が狂ってる。 ・🇬🇧登場多いかも
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🇫🇷フランス
ここに閉じ込められて。 何日が経っただろう。
きっとみんな ジュのこと探してるだろうなぁ…。
昔のことを思い返してみる。 ちょうどジュがここに閉じ込められる前のことだった。
閉じ込められる少し前の日…。
ジュは アルマーニュとブルターニュを連れて レストランへ行ってたんだっけ。
🇩🇪ドイツ
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アルマーニュはブルターニュに対して ぐちぐちと文句を言ってた。 ……。 いつものことだ。
それに対して、 ブルターニュは余裕そうに答える。 あいつはアルマーニュについて、 対して気にしてないんだろうな。 そうとだけ思っていた。
🇬🇧イギリス
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🇩🇪ドイツ
🇬🇧イギリス
🇩🇪ドイツ
🇫🇷フランス
二人の喧嘩が始まりそうだったから 止めた。
……。 こいつら……、 スイッチさえ入れば いつまでも喧嘩するぐらい、 ガチで嫌悪し合ってるからな……。
ここで止めなければ 喧嘩待ったなしだった。
だから二人を止めた。
🇫🇷フランス
……。 あの頃は楽しかったのになぁ…。
🇩🇪ドイツ
アルマーニュが 急にそんなことを言ってきた。
🇫🇷フランス
🇩🇪ドイツ
その時の不穏な笑みには、 この時のジュが気づくわけのないもの だった。
あの時のジュは なんでOKしちゃったんだろ…。
🇫🇷フランス
棍棒で殴られたかのような、 強い衝撃が頭を走った。
………。 この場には ジュとアルマーニュ以外いなかった。
🇫🇷フランス
ジュははっと目が覚めた。
…。 どこだここは。
本当に見たことがない。 こんな薄暗く、狭い部屋なんて。 この部屋はまるで………。
『牢獄』だ…。
🇫🇷フランス
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その場では、 無秩序にメッセージ音が鳴っていた。
…。 近くにスマホがあるのかも。 ジュはそう思った。
しかし、 その希望は一瞬にして 潰えることになる。
🇩🇪ドイツ
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アルマーニュはそう言いながら、 スマホを叩き割った。
破片が四方八方に飛び散っていく。
🇫🇷フランス
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🇩🇪ドイツ
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その言葉を聞いた途端、 ジュは恐怖で足がすくんだ。 こいつはジュの想像以上に狂ってる。 こいつが、ここに連れてきたんだ…。
しかも手足は縛られてて動かせない。
どうしたものか。 ここから逃げたいのに。
🇩🇪ドイツ
アルマーニュはそう笑顔で言った。 その瞳にハイライトなどはなかった。
それからというもの、アルマーニュに 監視される日々が始まった。
風呂場も監視、トイレも監視。 外出した隙に逃げようとしても すぐに捕まった。
その度にアルマーニュは、
🇩🇪ドイツ
そう言っていた。
嗚呼、 こんなやつの側にいたら ジュも狂ってしまいそうだ。
腕があるのに無力。 足があるのに逃げられない。
そんなジュを呪っていた。
あいつの言う通りにすれば、 何も起こらなかった。
そうだったはずなのに……。 この時のジュは知らなかった。
この「牢獄」の 結末を。
🇫🇷フランス
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その言葉を聞いた途端、 アルマーニュは ジュの心臓にナイフで一突き。
ドクドクドクドク。 血が流れていく。
徐々に、徐々に。 意識が遠のいていく。
アルマーニュはこう呟いた。
🇩🇪ドイツ
その瞳は今にも泣きそうであった。
そこから、 痛みはなくなり、 私の体が軽くなっていく。 そんな感覚がしてきた。
アルマーニュはナイフを捨て、 泣き出した。
この日に 名前をつけるなら…。
「血痕×××」 だろう。
嗚呼。 これは、 なんて散々な終わり方だろう。
誰も幸せにならないバッドエンド。
嗚呼。 ジュは選択肢を間違えた。
だから、殺された………。
あの日があった以降も、 アルマーニュは変わらなかった。
いや、前よりも狂ってしまった。
ジュの遺体を、 ジュだと思い込んでる。
………。 ジュはもうそこにいないのに。
🇩🇪ドイツ
……。 この声も聞き飽きた。
当然だが、 遺体となった人間が喋ったり動いたり するわけがない。
なのに、 あいつは「ジュが生きている」と 思い込んでる。
ジュはあの日、死んでいたのに。
🇩🇪ドイツ
臭い…? 嗚呼そうだろうよ。 腐敗臭だよ。 死体が腐っていく時の。 お前はわからないのか。
🇩🇪ドイツ
そうやって ジュの遺体を抱えて風呂場へ行く アルマーニュ。
……。 狂気そのものだった。
遺体と共に生活し、 遺体に話しかけるアルマーニュ。
はっきり言って、 その様子が恐ろしい。
🇩🇪ドイツ
その後にジュにはわからない言語で 愛の言葉を。 多分、ドイツ語だろう。
アルマーニュは一人きりで ケーキを切り出す。
嗚呼。 アルマーニュにとって、なんて 寂しい結婚記念日なのだろうか。
ジュがあいつの恋人のふりを 演じることができていれば。
ジュがまだ生きていれば。
………。 いや、考えたくもない。
あんな狂人との日々など。
🇩🇪ドイツ
そう呟きながら、 あいつはジュに向かって微笑んだ。
魂がなくなり、 人形のようになったジュに。
その後も "自称"「結婚記念パーティ」は 夜明けまで続いた
世界で誰よりも幸せにならない、 いやなれない。
そんな、 孤独な 「結婚記念日」が。
ジュは深く眠ったまま。 あいつは その眠りに気づくことすらできない。
嗚呼。 アルマーニュが生きている限り、 この牢獄は続く。
例え、 ジュがもうとっくに 命を落としていても。
この牢獄は、 永遠だ。
終わり