能力主義の世界に記憶喪失の主人公が暮らす物語

……

…またか

お前らは暇なのか？

……

…最近

俺を狙っている奴らがいるらしい

恐らく、この前俺と戦ったやつの仲間だろうが

まぁ、どうせすぐに終わるだろう

…ん？

なんで、俺がここにいるのかって

それは…

あかと「大丈夫…大丈夫…」

あかと「落ちつけ…」

あかと「ジンは勝てないと言っていたが」

あかと「俺の能力は強い」

あかと「それを活用して…」

あかと「こいつ…いつの間に…」

あかと「これじゃあ…能力すら使えないじゃないか…」

これは…もう無理だな

……

…ん？

なにか違和感が…

！？

能力が…

使えない！？

？？？「能力と能力は同じ強さの場合、消し合うときがある」

りゅう

お前らに戦いを見られたくなかったが

仕方ない

りゅう「どういうことだ？」

りゅう「能力は消し合うはずじゃ…」

りゅう「本当に、色々出来そうだな…」

りゅう「来る！？」

りゅう「そう思った瞬間、俺は刀を抜く」

りゅう「そして、横一文字に切り裂くが…」

りゅう「あいつは、それを避け…」

りゅう「強烈な蹴りを入れてきた…」

りゅう「これは…手加減は出来ないな…」

りゅう「じゃあ〜…久しぶりには使うか〜…」

覚醒

周りから黄色いオーラが…

りゅう「そして…さらに…」

不害の防技（ふがいのぼうぎ）

りゅう「そうして、あいつは距離を詰めて攻撃してくるが…」

りゅう「そうして、俺は刀を振り下ろす」

りゅう「が、それでも」

封印

りゅう「なんだ！？いきなり体が重く！？」

りゅう「いや、大丈夫だ」

りゅう「不害の防技は、周りからの影響を直接俺自身に起こさない」

りゅうは「だけど…これは…」

りゅう「ということは、もう片目は違うか効果なのか？」

りゅう「まぁ、そう考えて行動するか…」

恐らく、覚醒は自分の身体能力を上げる効果

そして、不害の防技は他からの影響をなくす能力か…

厄介だか、体力切れにすればいい話

………

…そこからは、簡単な話だった

俺は、攻撃を避け、この目を使い、体力切れを狙う

そう、圧倒的に俺が有利すぎる

例え、能力が弱体化されていても、俺にはこの目があるからな

ただ、りゅうの剣技は強い

正直、能力無しでは避けられる気がしない