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注意 ・この物語はBL作品です。 (オリジナル) ・少し際どいシーンがあります。 そこまででは無いですが。

カップル?

わぁ〜、このクリスマスケーキめっちゃ可愛いね!

カップル?

じゃあ買ってくか。
すいません、これ2つください。

カップル?

えっ!!
……あっ、ありがとう///

カップル?

大袈裟だよw

万知

……ありがとうございました〜。

…なんだあの無害そうなカップル。

カップルの片割れ

あっ、あの…男の人ってどんなのがいいと思いますか?

万知

……彼氏さんですか?

カップルの片割れ

はっ、はい……///

万知

あ〜、それなら、、

カップルの片割れ




ありがとうございました!

なんだあの可愛い彼女……。

……クリスマスは嫌いだ。 今来た客達だけじゃない。 行き交う人達皆が少なくても二人でいるし 家族連れよりもカップルの方が目に付く。

……分かってたはずなのに。 あ〜!!こんなならクリスマスにバイトなんて入れなきゃ良かった……。

絶対リア充

あの。

万知

はい、どちらに致しますか?

うわ、めっちゃイケメン…。 絶対リア充じゃん。 ……いやもう仕方ない。 自分が望んでこのバイトを選んだんだ。 スマイルスマイル…

絶対リア充

あっ、いや、えっと……。

万知

あっ、彼女さんにですか?それなら…

……笑顔が持たないっ

絶対リア充

いや、そ、そうじゃなくて、その……!!

くそっ、このリア充!! はよ選んで帰れよ!! イチャイチャしてろよ!!

絶対リア充

この後一緒にお茶でもどうですかっ……!!!!

万知

かしこまりました…

やっっと注文言った……よし後は包装…… …ん?

万知

……

絶対リア充

やっ、やった……!!

えっ、ちょっ? 今何て…

絶対リア充

まっ、まさかOKして貰えるなんて……!

万知

まっ、えっ、はっ!?

絶対リア充

じゃっ、じゃあ俺、万知さんがバイト終わるまで向かいのカフェで待ってるんで!

万知

ちょっと!!



…………、


っなんで俺の名前知って…!?

万知

……。

リア充…?

あっ、万知さん!

万知

…お、遅れてすいません。

いや何謝ってんだ俺!? 呼ばれたのはこっちだし、何ならこいつ無視して帰ったって良かったのに。

リア充…?

なっ、謝るのはこっちです!
…正直、来てくれないと思ってました…。

万知

あの……ほんと俺が忘れてるだけなら悪いんですけど…あなた誰なんですか?

リア充…?

あっ…。俺、夜っていいます。
白神 夜です。

万知

誰だ…… 知り合いにそんなやついないし… そもそもこんなイケメンなら忘れるはずないよな……。

万知

それと、どうして俺の名前を……?

それは、その…

ひっ、一目惚れ……で

万知

……はい?

前に万知さんがバイトしてたカフェに行った時、初めて見て…そこから…。
あっ、名前も。
ネームプレートと、あと呼ばれてるの聞いて。

万知

、、、。。

先月潰れたカフェのことか。 …そりゃ覚えてねーよ! よかった、ヤバいやつじゃなかった! …違う違うそこじゃない

万知

お前が、俺を…すっ、好きっ……?

そうです。

万知

それは…その

恋愛感情です。

万知

っ……!!

はっ!?なんでドキドキ!? しっかりしろ俺! 惑わされるな! イケメンとはいえ、相手はお、…男だぞ!!?

……ははっ、万知さん



もしかしてドキドキ…してます?
嬉しいな…振られると思ってたのに。

万知

はっ!お前初対面に対する
態度じゃないだろ!!

万知さんこそ。

万知

なっ!!


…………、帰る。

…ダメだぁ!! 退散退散! 逃げるが勝ちだ…… く〜っ、俺…いつからそんな趣味持ったんだ? いくらずっと彼女がいないからって 欲求不満も度が過ぎるだろ、、。

っ、ちょっと万知さん!

…まぁ急に色々言ったのは俺の方ですし、それは仕方ないですけど…
ズルくないですか。

万知

電車間に合わないから!
手、離せ!

……電車?


もう終電ないのに?

万知

……え

万知

……。

……。

あ、あの、ゆっくりしてもらって
構わないので。

万知

……おぉ。

あの後、タクシーで帰るには少し 財力の足りない俺は、 成り行きで。あくまで成り行きで、 お、俺の事を好きなやつの家に来た。

…万知さんってゲイなんですか?

万知

…違う。
違うつもり……。

さっきの妙に早かった鼓動が気の所為なら 俺はゲイじゃない。 でももし、気の所為じゃ…なかったら?

…つもり…

ですか。

万知

なに…んむっ……!?

…っ、どうです?

万知

どっ…どうって

キス……された。 今、こいつに、キスをされた。 体が熱い。頬が熱い。 心臓がドクドクドクドク鳴ってる。

……顔…真っ赤

万知

〜っ!!

ドサッ

万知

ちょっ!
何しようとしてっ……ぁっ…!?

わざとでしょ。
…そんな反応でノンケとか。

万知

やっ、やめっ…

万知

……はっ…

夢じゃなかった。 俺は昨日アイツに襲われたんだ。

んん……
あれ、万知さん起きてたんですね…

俺がフリーズしていると、隣で寝ていたのが起きた。

万知

お前……

…夜。

万知

は?

名前。
夜って呼んで欲しい。

万知

……。
大体、俺ら付き合ってる訳でもないのに。

じゃあ付き合ってください。
一日でこんなに進展したんだし。

万知

そんな軽い…

……俺、万知さんが思ってるより
万知さんのこと好きです。

一目惚れだったけど、
たった一日でもっと好きになった…
万知さんの為になら死ねる。

万知

そっ、そんな大袈裟な!

……俺じゃ…だめなの

万知

〜っ…!!

はぁ、可愛いな。

昨日も可愛かったし
ツンツンしててもすぐ赤くなるし……

万知

それはっ!

それは?

万知

おっ、お前が……その、、

俺が……何?

万知

……///

また照れた。
…チュッ……

万知

んっ…

俺と、付き合ってください。

万知

…………分かったよ、、

もう、どうにでもなれ……

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